「グリーン・マイル」
スティーヴン・キング著、白石朗訳
今年、録画してあった映画
『グリーン・マイル』
を観てとても感動しました。
これまでトム・ハンクスは敬遠していましたが、
好きになりました。
原作はどうなんだろうと読みました。
本小説は毎月1冊、半年刊行され
楽しめるようになっていました。
幸いにも県立図書館に文庫本が6冊あり、
1冊ずつ読めました。
『グリーン・マイル 1 ふたりの少女の死』
『グリーン・マイル 2 死刑囚と鼠』
『グリーン・マイル 3 コーフィの手」
『グリーン・マイル 4 ドラクロアの悲惨な死』
『グリーン・マイル 5 夜の果てへの旅』
『グリーン・マイル 6 闇の彼方へ』
物語は、主人公の看守長ポール・エッジコムが
老人ホームで過去を振り返って
手記を書いている形式をとっています。
1932年の死刑囚の執行部門の話です。
死刑の際、死刑囚は
通称グリーン・マイル
という緑色のリノリウムで
塗られた通路を歩いて行かされます。
各巻の内容は省き、
総合的なレビューを書きます。
死刑囚の黒人ジョン・コーフィは、
ポールの病気を治すなどの奇跡を起こします。
5巻では、
ジョンと仲間たちがコーフィを密かに連れ出し、
所長ハル・ムーアーズの家に連れて行き、
妻メリンダを回復させます。
連れて行く間のポールの気持ちの変化、
特に葛藤が緊張感あふれていて、
まるで自分の身にも及ぶ感じで生々しかったです。
コーフィは実は無実ですが、
世界に暴力が止まらない様子を嘆いていて、
「早く行ってしまいたい」
と願う様子がとても印象的でした。
最終巻(6巻)の
コーフィの嘆きのところは、
泣いてしまい、
なかなか読み進められませんでした。
映画ではあまり長く描かれていなかったのが、
コーフィの代わりを引き受けたかのような
ポールのとても長い
「グリーン・マイル」
でした。
この映画で印象的な鼠も
同じような生をたどります。
生と死をテーマとして、
主人公を除く全員の死、
主人公・鼠のなかなか終わらない生が
描かれていました。
もちろん著者のことですから、
囚人、看守、老人ホームの職員
の狂気の行動や言動がちりばめられていました。
『グリーン・マイル 5 夜の果てへの旅』
『グリーン・マイル 6 闇の彼方へ』
の2冊はとても味わい深く、
持っていて読み返したいです。
(ただし廃版)



















