たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。
食事で摂ったたんぱく質は、消化されてアミノ酸、あるいはアミノ酸が2~3個結合しているだけの低分子物質(ジペプチド、トリペプチド)になってはじめて吸収されます。
その一部は遊離アミノ酸として存在し、遊離アミノ酸は体内で一定量がプールされています(アミノ酸プール)。
身体を構成するたんぱく質は、常にスクラップ・アンド・ビルド(壊されては作り直す 、“分解と合成”)を繰り返しており、アミノ酸はその材料として新たなたんぱく質合成に使われています。
たんぱく質の摂取は、
- 筋肉の合成に必要➔その38:筋肉は裏切らない
- 腸管を刺激してPYY、GLP-1を出す➔食欲を抑える、血糖値上昇を抑える
なので、ダイエットにも有効になります。
1日に体重×1.0gのたんぱく質摂取が目標です(最低限確保しよう!)。
例: 50kgの方なら、50×1.0=50g
運動をする人はそれ以上に摂りましょう!
追記:たんぱく質を取り過ぎると、腎臓に負担がかかるのではと心配する人がいるかもしれませんが、たんぱく質摂取量に上限(これ以上食べると有害となる量)は設定されていません。すでに腎臓の悪い人でも、米国糖尿病学会は「たんぱく質制限食に腎機能保護効果はない」と13年にガイドラインを改めています。
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