PYYはペプチドYYというホルモンで、小腸(回腸)や大腸のL細胞から分泌されます。
食欲を抑えるホルモンで、満腹ホルモンとも呼ばれます。
食後15分以内に増えて、60分後にピークをむかえ、その後5~6時間は高い血中濃度で維持され、徐々に下がっていきます。
PYYは、
食事が腸管内に運ばれることにより、迷走神経を介する自律神経からの刺激を受けて分泌されたり、
食事の栄養素が回腸に到達した場合に分泌されます。またよく噛むことによっても、分泌が亢進します。
肥満の方は、PYYの血中の基礎レベルおよび食後の分泌増加が少ないため、食欲にブレーキがかかりにくいのです。