「B-52's(The B-52's)」の89年6月発表、5th「コズミック・シング(Cosmic Thing)」を聴きました。

僕が持っているのは、19年発売の30周年エクスパンデッド・エディション(輸入盤)、2枚組、19年リマスター。

Disc1は、オリジナルアルバムのリマスター10曲+シングルB面やリミックス5曲。
Disc2は、90年の「COSMIC THING」ツアーから、同年の8月に行われたテキサス公演の未発表ライヴ16曲。

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(ジャケット表)

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(ジャケット裏)

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(ジャケット内側)

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(ブックレット)

自分が一番洋楽にのめり込んだ、80年代の名作をピックアップして聴いています。
先月のシーナ・イーストン「モダンガール(Take My Time)」に続いて、第140弾はB-52's。

B-52'sは、ジョージア州アセンズ出身のニュー・ウェーヴ・バンド。
この時点のメンバーは、フレッド・シュナイダー(ボーカル&パーカッション)、ケイト・ピアソン(ボーカル&キーボード)、シンディ・ウィルソン(ボーカル)、キース・ストリックランド(ギター&キーボード)の4人組。
バンド名は、ケイトとシンディの特長的な髪形の俗称に由来しています。

このアルバムは、前作「バウシング・オフ・ザ・サテライツ(Bouncing Off The Satellites)」から3年振りに発表された5作目(全米4位・全英8位)。
プロデューサーは、ナイル・ロジャースとドン・ワズ。二人が曲によって分担しています。

前作のレコーディング中に、メンバーでシンディの弟だったリッキー・ウィルソン(ギター)がエイズのため急逝。
何とかアルバムは完成させたものの、バンド・サウンドを特徴付けるギタリストだっただけに、結局2年間に渡って活動を停止します。
その後、リプリーズ・レコードへ移籍し、ドラマーだったキースを後任ギタリストに配置転換し、心機一転発表した作品がこの作品です。
プロデューサー2名の貢献も高かったと思いますが、結果的にキャリア最大のヒット作となりました。
僕も発表当時愛聴したのを覚えております。

Disc1
1曲目「コズミック・シング(Cosmic Thing)」は、全米モダン・ロック・チャート7位。前述のリッキーの死を振り切ったようにハイテンションなパーティー・ソング。
2曲目「ドライ・カウンティ(Dry County)」は、ゆったりとシンセとベースが奏でるメロディーが心地良い曲。
3曲目「デッドビート・クラブ(Deadbeat Club)」は、全米30位。ノスタルジックなメロディーに乗って、ケイトとシンディが美しいハーモニーを聴かせます。フレッドの曲名を連呼する合いの手も含めて、大好きな曲です。
4曲目「ラヴ・シャック(Love Shack)」は、全米3位・全英2位。これまた、真骨頂とも言えるファンキーなパーティー・ソング。
5曲目「ジューンバッグ(Junebug)」は、おふざけソング。自宅のPCで聴いていたら、ジャングルのような効果音に愛犬が反応して、吠えてました(笑)。
6曲目「ローム(Roam)」は、全米3位・全英17位。ケイトとシンディのダブル・ボーカルによる正統派ロック・ナンバー。
7曲目「ブッシュファイア(Bushfire)」は、6曲目のシングルB面。ドライブ感のあるロック。
8曲目「チャンネル・Z(Channel Z)」は、全英61位。三度、パーティー・ソング。
9曲目「トパーズ(Topaz)」は、流れるようなメロディーが秀逸な曲。
10曲目「フォロー・ユア・ブリス(Follow Your Bliss)」は、インスト。
ボートラ11曲目「メガミックス(B-52's Megamix)」は、3曲目の12インチ・シングル収録曲。アルバム収録曲を全部ぶち込んだパーティー・ミックス。
同12曲目は、4曲目のシングル・ヴァージョン。
同13曲目は、8曲目の12インチ・シングル収録の別ヴァージョン(Rock Mix)。
同14曲目は、6曲目の12インチ・シングル収録の別ヴァージョン(Extended Remix)。
同15曲目は、6曲目の12インチ・シングル収録の別ヴァージョン(12" Remix)。

1stから4thまでは17年に紙ジャケット(リマスター)で再発されましたが、レコード会社が代わった5th以降は未発売でした。
久し振りに聴きましたが、やはり名盤ですね。リマスターにより、音も良くなって満足です。

Disc2
1曲目「コズミック・シング(Cosmic Thing)」
2曲目「ブッシュファイア(Bushfire)」
3曲目「キャッシュ・ロレイン(Quiche Lorraine)」は、2nd「禁断の惑星(Wild Planet)」収録曲。
4曲目「ダンスはやめて(Dance This Mess Around)」は、1st「警告!THE B-52'S来襲(The B-52's)」収録曲。
5曲目「ドライ・カウンティ(Dry County)」
6曲目「プライヴェート・アイダホ(Private Idaho)」は、2nd「禁断の惑星」収録曲。
7曲目「恋のお願い(Give Me Back My Man)」は、2nd「禁断の惑星」収録曲。
8曲目「デッドビート・クラブ(Deadbeat Club)」
9曲目「メソポタミア(Mesopotamia)」は、ミニ・アルバム「メソポタミア(Mesopotamia)」収録曲。
10曲目「ストロボ・ライト(Strobe Light)」は、2nd「禁断の惑星」収録曲。
11曲目「ローム(Roam)」
12曲目「52ガールズ(52 Girls)」は、1st「警告!THE B-52'S来襲」収録曲。
13曲目「ラヴ・シャック(Love Shack)」
14曲目「ロック・ロブスター(Rock Lobster)」は、1st「警告!THE B-52'S来襲」収録曲。
15曲目「ワーミィ・キッス(Whammy Kiss)」は、3rd「ワーミィ・ワーミィ(Whammy!)」収録曲。
16曲目「チャンネル・Z(Channel Z)」

このアルバムからは7曲選曲されている一方、前作からは1曲も選曲されていません。
あとは、代表曲をほぼ網羅していますね。

Youtubeで「ラヴ・シャック(Love Shack)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「ローム(Roam)」のPV映像です。



同じくYoutubeで見つけた「デッドビート・クラブ(Deadbeat Club)」のPV映像です。
同郷のR.E.M.のマイケル・スタイプが出演。



同じくYoutubeで見つけた「チャンネル・Z(Channel Z)」のPV映像です。



同じくYoutubeで見つけた「コズミック・シング(Cosmic Thing)」のライヴ映像です。