今日は「B-52's(The B-52's)」の82年1月発表、ミニ・アルバム「メソポタミア(Mesopotamia)」を聴きました。

僕が持っているのは、17年に発売された紙ジャケット、17年リマスター。

B-52'sミニアルバム2-1
(ジャケット表)
英国初回12インチEP盤ジャケットを忠実に再現。日本盤LP帯付。アメリカのアーチストですが、契約先となった英国アイランド・レコードの英国盤を再現しています。

B-52'sミニアルバム2-2
(帯を外したジャケット表)

B-52'sミニアルバム2-3
(ジャケット裏)

B-52'sは、ジョージア州アセンズ出身のニュー・ウェーヴ・バンド。
メンバーは、フレッド・シュナイダー(ボーカル&パーカッション)、ケイト・ピアソン(ボーカル&キーボード)、シンディ・ウィルソン(ボーカル&パーカッション)、リッキー・ウィルソン(ギター)、キース・ストリックランド(ドラムス)の5人組。
バンド名は、ケイトとシンディの特長的な髪形の俗称に由来しています。

このミニ・アルバムは、トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンをプロデューサーに迎え、新作としてレコーディングしたものの、レコーディングが長引いたため、途中でレコード会社との折り合いが悪くなり、6曲で打ち止めとなった作品(全英18位・全米35位)。
アナログでは12インチEPとして発売されましたが、それを紙ジャケットとして発売するのは珍しいですね。

2曲目「ディープ・スリープ(Deep Sleep)」は、ケイトのつぶやくようなボーカルによる単調な曲。
3曲目「メソポタミア(Mesopotamia)」は、3曲目にしてようやくフレッドのボーカルが聴けるアルバム・タイトル曲。結局、フレッドはこの曲と5曲目の2曲しか歌っていません。これは以前聴いたベスト盤「タイム・カプセル~ベスト・オブ(Time Capsule: Songs For a Future Generation)」にも唯一収録(ただし、リミックス・ヴァージョン)。
4曲目「ケーキ(Cake)」は、ホーンを取り入れた軽快な曲。ケイトとシンディの掛け合いのボーカルもセンス良く、このミニ・アルバムの中で一番出来が良いと思います。
5曲目「ビート・ビート・ビート(Throw That Beat in the Garbage Can)」は、ちょっとクレイジーなサックス・ソロも入るファンキーな曲。 プロデューサーのデヴィッド・バーンの影響も強く感じられますが、ファンキーなくせに、聴いていてちっともハッピーな感じがしません。

B-52'sとトーキング・ヘッズ。本来、タイプ的に親和性があるような感じもしますが、収録曲を聴く限りでは、B-52'sの脳天気な明るいカラーが失われた感じがします。
ただ、如何せん30分にも満たない収録時間なので、判断が難しいですね。ちゃんとしたフル・アルバムで聴いてみたかった気もします。

Youtubeで「メソポタミア(Mesopotamia)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「ディープ・スリープ(Deep Sleep)」の音源です。



同じくYoutubeで見つけた「ケーキ(Cake)」の音源です。



メソポタミア(紙ジャケット仕様)/THE B-52’S

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