総ての技術・奏法は音楽のためにある。(時々確認しなくては・・ですね) | 愛の夢のつづき

愛の夢のつづき

指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

・・・にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへにほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへよろしくお願い致します。

 

 

 

ある方のブログを拝見して

 

気づかせて頂きましたが、

 

今まで何度も書いてきたから

 

分かって頂けているだろう・・・なんて、

 

甘く考えてはいけないですね。

 

 

このブログを読まれる方が

 

総ての記事を読まれているわけではないですし、

 

記憶されているわけでもないかもしれません。

 

 

 

なので、改めて書きますが、

 

「楽な弾き方」をレッスンするのは

 

手が痛くならないことが最終目的ではありません。

 

 

最終的には楽な身体や手で

 

自分の望む音楽表現を思い切りするためです。

 

 

目的は「音楽」です。(^_^)

 

 

総ての技術・奏法は音楽のためにあります。

 

それは、(私は当り前と思っていても)

 

きちんと、時々書かなくては

 

奏法が目的かと誤解される可能性も

 

なくはないのですね。

 

自明と思わず、

 

時々書かなくてはと反省しました。

 

 

 

どれほど素晴らしい音楽表現が頭の中にあっても

 

あちこち痛くて自由に使えなければ

 

思うようにはそれが実現できません。

 

そして、

 

手や腕や肩などが痛い弾き方は、

 

実は、音楽表現しにくい場合が多いのです。

 

(総てとは言いませんが、

 

音色や音の伸びの問題と繋がるケースが多いので。)

 

 

 

音大の大学院まで卒業し

 

リサイタルなど演奏活動もされながら、

 

ピアノを弾くということは

 

手が痛いのを我慢することだった・・・という方は

 

表現にも悩みがありました。

 

 

弾き方を変え、

 

手の痛みが取れてくるにつれて

 

苦手と思っていた音楽表現の

 

固さも取れてきて、

 

学び続ける音楽表現を

 

より豊かにできるようになり、

 

感動したと人から言われることが増えました。

 

 

 

今まで何度か記事に取り上げた門下生、

 

「おこたピアノ」のSさんのような方は

 

けっこういらっしゃるのです。

 

■ピアノ上達は練習量だけの問題か。手が痛い弾き方から「おこたピアノ」までの距離。

 

■『昔の私!』/ 生徒は先生の鏡

 

 

 

「楽」(らく)という言葉は日本語では

 

あまり良いイメージではないかもしれません。

 

 

「怠ける」とか、「ズルをする」に

 

近いイメージがあるかもしれませんが、

 

「楽に弾く」というのは、

 

弾き方の負担をなるべく減らして

 

音楽表現がしやすいようにすること・・と言えば

 

分かって頂けるでしょうか?

 

 

これは、相反する情報も含めて

 

多くの先生方から学び、

 

分かったことをホールなどで実験を繰り返して

 

時間をかけて練り上げたものです。

 

その後、

 

腕の神経を(ピアノとは関係のない)

 

怪我で傷めて完治しないという

 

さらなる学びを与えられたのも

 

とても大きなプラスになりました。

 

 

 

「力」はもちろん使います。ゼロではないです。

 

ただ、なるべく「力」を使う割合を減らして

 

手や腕の重さ(体重までではなく)を利用する割合を

 

増やすという考え方です。

 

 

体重を載せなさいと教わったという方が

 

結構多いのですが

 

あくまでも私の考えですが、

 

50kg60kgといった体重までは要らないかなと思います。

 

 

細い女性でも

 

腕の重さは大抵3kg以上はあるそうなので

 

それを使いこなすということです。

 

つまり、その重さや力を

 

どういう方向で使い、

 

どういうタイミングで力を抜き

 

どういうタイミングで離すか、

 

どこでその動作を支えるか・・・など

 

本当に様々な要素があり、

 

微妙な違いで様々なことが変わりますが、

 

使う力を減らして楽になる方法はあるのです。

 

 

また、

 

楽になるための要素の1つでもありますが、

 

一瞬触れてから弾く(0.01秒でも)というのは、

 

鍵盤に当たる衝撃を減らすだけでなく、

 

鍵盤の動きを指先で感じることで

 

もっと色々なことが変えられるのです。

 

(一瞬用意するが、次の次の音は用意しない)

 

 

それは、

 

上から落とすハイフィンガーの弾き方とは

 

明らかに違うものです。

 

 

 

そういったことを知った上で、

 

ピアノ奏法は選んで頂ければいいと思いますし、

 

発信することは自由だと思います。

 

 

 

ただ、、

 

手が痛い方のお役に立ちたい想いが先走り、

 

誤解を生じる可能性のある書き方もあったことに

 

気づかせてくださった方には、

 

心から、深く、感謝申し上げます。

 

 

(どうか、くれぐれも、誤解なさらないでくださいね。

 

皮肉とかでは絶対になく、

 

本当に、心から、感謝しています。

 

ブログを書く時の注意点やブログの在り方について

 

学ばせて頂きました。)

 

 

今度から気をつけて、

 

「体重ではなく腕や手の重さ」を

 

預けたり抜いたり使いこなして、

 

「力」はなるべく減らすための

 

関節や筋肉の動かし方の話なのだと、

 

できるだけ繰り返し、

 

説明するようにしようと思います。

 

 

本当に、ありがとうございました。(^_^)

 

 

 

P.S.

 

ホールトーンは鍵盤の動かし方で出せるのですが、

 

その動かし方ができる指先の繊細さを獲得するための

 

努力がまず必要ですし、

 

ここに書いてすぐに分かって頂けるような

 

単純なことではないので、

 

これについてはブログに書かず

 

今後もずっと、企業秘密にしておこうと思います。(^_^)

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

まだの方はご覧ください⇒ ■kazさん、生還!!

 

以下のバナーのクリックで応援して頂けたら嬉しいです!