CwW3★羽生選手と子供達『視点を変えることで世界は変わる』ピアノでも考えたいこと | 愛の夢のつづき

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指が楽に動き、音が美しく響くピアノ奏法と
楽譜を深く感じ取る音楽表現法を
札幌、東京、大阪、オンラインで指導 している野谷恵です。

人は進化できます。具体的な進化の方法をお伝えしています。
羽生結弦選手 浅田真央さんを応援しています。

 

 

世間様はFaOIですが、空気読まずに・・・(^_^;)

 

羽生結弦選手凱旋公演

Continues ~with Wings~

(コンティニューズ・ウィズ・ウイングス)

 

感想集のNo.3です。

 

 

 

客席のお子さんからの質問に

 

答えるコーナー。

 

殆どがフィギュアスケートやバレエなど

 

何かを学んでいるお子さん達でした。

 

学ぶ中での悩みに答える

 

羽生選手の視点の違いは

 

とても貴重なものだったと思います。

 

 

 

人間の脳は「理由」を欲しがります。

 

上手くいかない「理由」を考える時に

 

「知識」が多いか少ないか、

 

「経験」が多いか少ないか、

 

それらが

 

天地雲泥の差で答えを分けます。

 

 

そして、、

 

答えはひとつとは限りません。

 

 

初日の質問コーナーで、

 

ダブルサルコージャンプを見てほしいと

 

リクエストした9歳の少年は、

 

「陸上ジャンプができているから

 

できるでしょう?」と羽生選手から言われた後、

 

「すぐ転んじゃうの。」と言って、

 

その理由として

 

「脚の力がないから、もうちょっと脚の力を

 

付けた方がいいかも(?)」と、

 

これはコーチから言われたのか

 

ご本人が考えたのか、

 

とにかくひとつの「理由」を言いました。

 

 

 

ピアノで言えば、

 

「ここ、上手く弾けないんです。

 

私は指の力が弱いから・・・」のように

 

理由を仰る方はとても多いです。

 

 

 

その理由で納得してしまって

 

「力が弱いから鍛えなきゃ」

 

という結論になって頑張った結果、

 

手を壊してしまうなら

 

それはマイナスの視点なわけです。

 

 

 

 

それに対する羽生選手の答えは、

 

「ジャンプってタイミングなんだよ。」と始まります。

 

少年にとって思いもよらないことだったでしょう。

 

でも、

 

全く違うその視点に驚きつつも、

 

ここで発想を転換し、

 

タイミングを意識して練習することで

 

少年にとって世界は変わり、

 

未来も変わることでしょう。

 

 

 

2日目にも、

 

フィギュアスケートを学んでいる

 

10歳の少年が登場しました。

 

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(少年のお顔が分からないように途中で切っています)

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とても考えていて、

 

「ビールマンやハイドロや

 

レイバックイナバウアーができるようになる

 

柔軟性と、

 

(ジャンプを跳ぶ)筋力を

 

両立できるトレーニングを教えてください」

 

という、、

 

客席が笑っちゃうくらい凄い質問でした。(^_^)

 

 

が、、

 

ここでの羽生選手はお返事の前に

 

「今日、都築先生がいるから言わせてもらいますけど」

 

と語り始めます。

 

都築先生が現在も教えておられるから

 

ということでしょうが、

 

この言葉、世界一の存在になったからこそ、

 

一般的なレッスンが目指す方向性が違っていると

 

恩師の前で言えますよね。

 

そして、

 

「無理に、最初からジャンプを跳ぼうとしなくていいと思う。」

 

という意外な言葉。

 

「ジャンプをいっぱい跳べるようになると

 

筋肉が硬くなってくるから、

 

最初は柔らかい状態だとジャンプ跳べないけれども

 

焦らないで、その柔軟性を保ったまま、

 

練習してほしいなって思います。」

 

 

なんと、、

 

加点満点のつく美しいジャンプを跳び、

 

4Aの最初の成功者は羽生結弦だろうと

 

多くの人から思われているその人が、

 

「早くからジャンプの練習を多くするのは

 

良くない。

 

まずは、柔軟性が大切」

 

と語られたわけです。

 

 

 

これは、おそらく、

 

フィギュアスケートを指導されている

 

大部分のコーチの方々にとって

 

衝撃的だったのではないかと思われます。

 

 

 

ピアノもかなり、似たようなことが言えます。

 

とにかく子供のコンクールが乱立し

 

小さいうちから大きな音を出して

 

「勝てる」弾き方をすることを

 

目指してしまうので、

 

将来手が痛くなる弾き方が

 

染みついてしまう。。

 

 

技術的に難しい曲を弾く前に音楽表現、

 

大きな音の前に美しい音、

 

だと思うのですが、

 

日本では、

 

せいぜい中学くらいで

 

勉強が忙しくなったらピアノを辞めるのが

 

「常識」になっているので、

 

その前に賞をもらって

 

それを記念に辞めるのだそうです。

 

(レッスンに来られている先生方から聞いた話です。)

 

う~~ん。。

 

 

 

 

ピアノもフィギュアスケートも

 

勉強が忙しくなっても

 

効率の良い練習と

 

長い期間で考える視点を持ち、

 

少しでも長く楽しめるといいなと思います。

 

 

 

ピアノの皆さん、

 

ここ読んで下さるでしょうか?

 

 

「ブログ読んでます。

 

スケート記事は飛ばすけど。」という方、

 

結構いらっしゃるのですが、(^_^;)

 

『結弦くん可愛い』

 

『真央ちゃん可愛い』

 

という事が書きたいのではなくて、、

 

(そういう記事もあるかもですが、、汗)

 

学ぶところや参考になることが

 

沢山あるとお伝えしたいのですが・・・

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

関連記事へのリンクです。

 

■CwW1★音だけで始まり、やがて光が踊り、徐々に観客の集中を高めて・・・

 

■CwW2★プルシェンコinニジンスキー/バレエダンサー振付け芸術点満点プロをCwWで演じる意味

 

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                 Megumi(野谷 恵)