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■モーモーハウスさんが再開見込みだそうです(被災地 大槌町の小さなお菓子屋さん)
タイトル最初の「CwW1」は
羽生結弦選手凱旋公演
Continues ~with Wings~
(コンティニューズ・ウィズ・ウイングス)
感想集のNo.1という意味です。
もう、オープニングから素晴らしくて
「少しずつ始まる」ような形に驚くと同時に
観客の集中力を少しずつ高めて
しっかりとこの公演を受け止めてもらうための
計算しつくされた
凄いオープニングではないかと思いました。
まだ客席の照明がついていて
会場が明るい中で
SEIMEIの音楽だけが鳴り始めます。
音楽と光が見事にシンクロしながら
光が踊るのです。誰もいないリンクで。
その誰もいないリンクに向けて手拍子が起きます。
当たり前のように見えるけれど
凄いことなのでは?と思いました。。
テンポが上がってからも、
非常に細かいリズムに合わせて
天井の光が瞬くように瞬間的に点灯される様は壮観。
テンションが上がって行きます。
そして音楽の雰囲気が切り替わるところで
天井の照明がショッキングに突然消えて・・・
その闇に強い光が射したり
黄色の丸い照明(金メダルの象徴?)が
客席をすばやく移動する演出も。。
こういう光のデザインや演出は、
どなたが考えたのでしょう?(知りたい。。)
凄過ぎると思いました。
そして、0.1秒まで音楽に合っているように見える
照明の技術者の方と機械的な性能も凄いと思いました。
まだ新しい会場で、機械も最新だからこそ
できた演出なのかもしれません。
さらに、この大型スクリーンに映し出されたのでしょうか
今までのスケート人生を振り返える映像の中で
声が聴こえるのは2回。
子供の頃の「オリンピックで1位になりたい」という言葉と
帰国の際の「スケート人生だけじゃなく、
しかも今までだけでなく、これからの人生も総て
懸けた結果がこの金メダル」という言葉。
そして、スケートに懸けてきた人生の重さを
歴代最高得点などの栄誉と共に
震災や中国杯での大怪我など苦難も振り返る映像。
ファンなら知っていることばかりであっても
こうして改めて振り返ることで
応援してきた年月(長さに関わらず)と
自分の人生も、
観客は振り返ったかもしれません。
こういうイントロを創ることで、
最初から、このショーは
「1人のアスリートの人生の重みと共に在る
金メダル」の価値を
観客が深く心に受け止めながらスタートしたのでした。
SEIMEIの音楽が明るい客席に
鳴り始めてから
主役・羽生選手が登場するまでに約8分半(!)
光と映像だけが作った
心の準備の為のイントロでした。
この長い準備の
意味は大きかったと感じます。
そして、ついに、、
すっと滑り出てきた人影が
リンクに語りかけるように手をついて・・
そこから立ち上がって・・・
客席を招いている動作にも見えます。
挨拶する動作。
振りかえり手を差し伸べるとそこにゲストスケーターが・・
羽生選手に向かって滑り出すスケーターたちへ
90度より深いお辞儀。。
ここからは、普通のオープニングのように
全員と一人一人の
紹介のような演技がありました。
その演技後、しっかりと公演の趣旨や
タイトルの意味の解説を含む
2分半ほどの口頭のご挨拶も、
観客の心を開かせる役割を果たしていたように見えました。
これだけ、懇切丁寧に
観客をリードして連れて行ってくれたのは
66年ぶりに五輪を連覇することで
歴史に名を刻んだ羽生結弦というスケーターが
迷いも衒いもなく開いて見せた
人間としての内面の世界でした。
・・・つづきます。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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