イル・プルー@代官山
昔NHKでやってた「男の食彩」という料理番組のテキストで、イル・プルー・シュル・ラ・セーヌの弓田氏が毒舌連載をしていた。毎月ひとつのお菓子(一種類つくるのに何週かかけてたかな)をやって、素材にまつわるプチコラムがついてるみたいな構成だった。それがハードカバー本になったやつを、高校生位の頃に買って、お菓子の世界に憧れたのが始まりだった。だから、原点は「フランス菓子」なのです。
そのイル・プルーの思い出写真。
シャンパンのムースとフランボワーズなど
いつだったかブルータスのケーキ特集のロール部門で上位にランクインされてた。。濃厚な見た目とは裏腹、意外と爽やかで繊細な味わい。ピスタチオの一かけまで香りがぎゅっとつまってるん
ランチのセット
お惣菜に、パン(右手前)とスープをつけられる。このときは、トマトが入ったタルトだったような。厳選素材という言葉がふさわしい。当時食べ歩き初期だった私にも、素材の持つ香りと味の濃さがぜんぜん違うのがよくわかった。サンドイッチなども美味。鴨のコンフィなどもあった。
ミルフィーユ
注文してからクリームを挟んでくれる。ザクザクのバターの香りたっぷりでこうばしいパートに、たまごしいクレーム・パティシエール。プルプルでフォークですくうと生地からプリッと剥がれるくらい。湿気って一体になった系もおいしいけど、これもまたよきかな。
季節のケーキなど、いついっても新しいお菓子と出会える。イートインスペースも、中・外ともに気持ちいい。代官山でお茶ならイル・プルー一択なす。
今年もマイペースで新規開拓&レパートリー増やしてくよ。
パティスリー ネゲル@ストラスブール
フランス アルザス地方、ストラスブールのケーキ屋さん。
旧市街、カテドラルの近く。ステキなショーケースと店構えから放たれる甘いオーラは、お菓子好きを引き寄せること必至。千歳烏山のラ・ヴィエイユ・フランスの木村シェフの修行先でもあったそうです。
タルト・ア・ロニオン(奥)
写真の手前は、ザクザクのタルト生地にレモンのクリームが流してあり、フランボワーズとホオズキが飾ってある。ヘタの部分がひねってあってとってもおしゃれ。このときはすごく甘いトマト?って思ったけど、ホオズキだったんですな。甘酸っぱくて、見た目だけじゃなくて味も◎。
もう一方は、濃厚な味のベーコンと玉ねぎを敷き詰めた、アルザスの伝統的なタルト。あっためてだしてくれるので、寒い日に行ったらアツアツが食べられて幸せ気分になれる。
小さいテーブルが3つほどあり、イートインも可能。
ショーケースはL字になっており、パンやキッシュなど塩味のものも種類豊富。
これも絶品。私が食べたのは、パン生地じゃなかった。
ばたーたっぷりでふゎふゎほろほろ。
この他、フルーツのタルトも悶絶するほどの美味しさ。フルーツの凝縮感がすごい。日本のフルーツのみずみずしくてあま~い感じも大好きだけど、フランスのフルーツの酸味と野性味みたいのも、タルトにして生地やカスタードと一緒になったときに際立ってくる感じでとても良い。
アルザスはタルトの本場。
郷土菓子の懐の深さを実感できるお店。
フランスのホテルの朝ごはんって、けっこうシンプルでどこの地方に行ってもおんなじだから、近くに朝早くからやってるいいお店があったらテイクアウトしてお部屋食も楽しい。
Naegel
9, rue des Orfèvres
67000 STRASBOURG
Tél.03 88 32 82 86
Fax.03 88 52 03 48
クローネ洋菓子店@岩手県盛岡市
今年のケーキ食べ納めは、旦那Pイチオシの「コンディトライ クローネ」。限りなく滝沢村寄りの盛岡市です。
ご主人はドイツのマイスター資格をお持ちだそう。
八幡平リゾートで初滑りのあと、ケーキとコーヒーでお疲れさまをしました。
すべて300円。
一言で言うなら、
これぞケーキ!! ![]()
お店の外観は控えめ。華やかさやスタイリッシュさはないけど、ぜったいにこれおいしいだろーなと思うケーキばかり。無駄な装飾のなさがお固いドイツらしい。値段も納得。
味も文句なし。
スポンジはしっとりと淡い口溶け。
クリームはミルクの香りたっぷりで甘すぎない。たっぷりだけどぜんぜんしつこくない。
タルトは薄めでサックサク。とっても香ばしい。
いちごは甘酸っぱく、レモンはきりりとすっぱい。
モンブランはまろっとした栗と渋皮煮、分かりやすい栗栗しさ。
全くぶれがない。それぞれのパートが確かな技術で作られていて、それぞれのおいしさを引き立てあう絶妙なバランスでくみたてられている。高級ではなく、上質という言葉がふさわしいケーキ。
実に僕たちの理想だね。(賢治風)
地方にも知られざる名店があることを実感。
大満足の食べ納めでした!









