~ 令 和 に 蘇 っ た ア マ ビ エ ~
コロナが上陸して以降、日本のSNS上でコロナを超える速さで拡散し、
コロナがなければその存在すら知られずにいたアマビエ。
他にも、アマビエと類似の妖怪(?)の目撃が、各地で幾つか存在していたようですが、
取りあえずは発端となったこちらから……。
~ 京都大学附属図書館収蔵 ~
肥後国海中江毎夜光物出ル。所之役人行見る二、づの如く者現ス。
「私ハ海中二住、アマビヱト申者也。當年より六ヶ年之間、諸国豊作也。
併、病流行、早々私を写シ人々二見せ候得」
と申て、海中へ入けり。右ハ写シ役人より江戸江申来ル写也。
弘化三年四月中旬
<訳>
肥後国(現・熊本県)に夜ごと海に光り物が出る。
土地の役人が行ってみると、図のような者が現れる。
「私は海中に住むアマビエという者です。当年より6年の間は、諸国は豊作です。しかし疫病が流行するので、早々に私を写し人々に見せてください」
と告げ、海の中へと入っていった。右は写し。役人が描いたものの写し。
1846年5月上旬(江戸時代後期)
真実はともかくとして、熊本には不知火現象が現在でも毎年見られているので、
もし本当であれば何らかの繋がりがあるような気がしてなりません。
<関連過去記事>
・ 火の国・熊本
そして熊本といえば、熊本城を築き上げた加藤清正が有名です。
その熊本城が2016年の熊本地震で崩落し現在も修復中ですが、
清正の子孫が山形県内で酒造を営んでいます。
加藤嘉八郎酒造さんから今年の春に発売された【アマビエ】ラベルの大山・純米大吟醸(限定品)。実はこれ、昨年6月の山形県沖地震(最大震度6強)で出荷間近だった酒瓶約1万本が割れる被害等があったのですが、それを支援するためとコロナ終息を願ってのコラボ商品だったりするのです。ラベルは当蔵スタッフが描いたもので、新型コロナウイルス感染症に対する活動を支援するため、1本につき100円を売上金から寄付するというもの。
~山形県内の夕方のニュースより~
向かって右が、取締役業務統括の加藤さん(清正公の子孫の方でしょうか)。
奇しくも、清正の子孫が暮らす鶴岡市でも昨年の大きな地震が直撃。
熊本では現在、大雨の被害で大変なことになっています。
水繋がりでアマビエ様のご加護があらんことを!!
<関連過去記事>
書店で見かけて思わずゲット!
~ スポーツ報知より ~
~ 山形新聞より ~
<おまけ>
~出川さんの番組より~
不知火!
・ ⑦ 留悼庵島
↑ 横綱・不知火さんのことは過去記事でも少々語っています。