少し前の「徹子の部屋」に、
「声に出して読みたい日本語」で有名な斎藤孝氏が出ていた。


全て見ていたわけではないので詳細は覚えていないが、
その中で興味深い話が。


“人と人とが関わりあって生きて行く上で、常に「上機嫌」であることは、
 とても大切な「能力」だと思う”


と話していた。
(確か、このような類いの内容であったと思う)

調べて見ると、氏は「上機嫌の作法」という本も書いているようだ。
(私はまだ読んでません)
また、番組の中で、自ら作ったという「上機嫌Tシャツ」も披露していた。
胸に「上機嫌」の文字。
背中には「意味もなく」と。
思わず吹き出す黒柳さんに、「その“思わず吹き出す”事も大切なんです」
と話していた。
笑いを起こし、人との関係を円滑に、という意味だったと思う。


齋藤氏の様々な考えには賛否両論もあろうが、
私は個人的に評価もしているし、共感する部分も多い。
「上機嫌」というキーワードを持ち出すところはさすがプロだが、
私も人に対しては、同様の心配りが大切だと、長年考えている。
出来る限り、人の前では「上機嫌」でありたいと心掛けている。


以前のエントリー にも少し触れているが、

「明るい」雰囲気の人の周辺にはポジティブな「気」が生まれ、
相手の人の「気分」まで変えてしまう力がある。
誤解を恐れずに言えば、私は「暗いこと」はある意味、罪悪とも考えている。
「善からぬこと」を考えたり、「良からぬ事」が起きるのも、
やはり「暗い、ネガティブ」な状態から生まれることが多いと思うのだ。


それと同様に重要だと思っているのが、「気前」を良く、ということ。


「気前良く、いつもおごる」という意味ではなく(少しは含まれるが)、
人には基本的に「サービス精神旺盛でありたい」ということだ。
自分の状況が許す範囲で、気持ちよく「奉仕・提供・補佐」してあげるという意味である。
仕事、プライベート、問わず。
特に仕事では、
「儲けにつながる訳じゃないし」
「情報だって、提供する以上は売上につながらないと」
と考える人も多いが、直接的に損をするのでないとしたら、
「気前良く」相手に対してサービスしてあげるのが吉である。


前述の「上機嫌」に通ずるが、
特に私のように企業・組織から独立して仕事をしていると、
結局は「一人では生きて行けない」ことを痛感する。
人を助け、助けられ、の連続だ。
「ここで施しをやっておいて、あとで見返りを」という“計算づく”ではないが、
結局は己の行動や気持ちが、最終的には自分に跳ね返って来るものである。


表題には、世間の流行に乗って「気前力」としてしまったが、
「上機嫌」同様、これももしかすると能力なのかも知れない、とも思う。
こういう考え方が理解出来ない人ももちろんいるし、
分かってはいても、出来る人と出来ない人が存在するからである。
私の日々のコンディショニングの根本的な目的は、
「上機嫌」の維持と、「気前力」の向上。である。


とは言っても、言うのは簡単だが、実行は難しい。
だからこそ、意識をしていきたいと思うのである。



<ちょっぴり関連エントリー>


笑顔とポジティブシンキングが身体に与える影響


整体施術と“場”と“気”の関係


明日(すでに今日)のPRIDEグランプリ2005決勝、
会場にお邪魔させていただくことになりました!
出来る限りリアルタイムで速報お届けします。
(でもいつも携帯が混み合って、なかなか繋がらなくなって…)


注目の1戦、ミルコ対ヒョードル。果たしてどうなるか?


ミルコ関係者の先ほどの話ではかなりの絶好調らしく、
死角はない、とのことだそうです。


さ~て!?


20050827205153.jpg ベストセラーになった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」。

私もすでに読んだが、
今日、本屋で帯を見ると「80万部突破」とのこと。
随分、売れましたな~
ま、ここでは内容の詳細については良いでしょう。







自分にはこのような本は書けないので、あまり偉そうに言えないが、
内容的には冷静に読むと、特別新たなことは書いていないとも言える。
もちろん、「経営・・営業・マーケティング」を会計士の知識を生かし、
尚且つ、一般の人に興味を持たせるように書いた手法は、
非常に「上手い!」と思う。


書いてある内容のエッセンスを集約すると、
恐らく過去に出版されている「営業」関係の本と変わらない。
だがこの本は爆発的に売れている。
この違いは、要するに「モノの見方を変えた」ことに他ならない。
つまり一般論から入るのではなく、
恐らく多くの人が「さおだけ屋って、確かに買っている人を見た事ないよな~」
と一度は思ったことがあるだろう、という「視点」から内容を“設計”した事が秀逸であったのだろう。
言わば、「同じモノでも、見方を変えると違うものに見える、聞こえる」
ということだ。
モノを売る場合は、「ユーザーの感覚・視点に立った内容設計」がポイントになる。


これは私のような「指導」を生業とする者も同様。
例えば、同じトレーニングプログラムを指導するのでも、

「どこが、何が、ポイントか?」
「その選手は、この内容のどこを力点において説明すればモチベーションが高まるか?」
「感覚的に実感しやすい他の例を挙げて説明できないか?」
「大多数の人間が最も“分かりにくい”ポイントはどこか?」

について、トレーナーとしての自分のキャラクターと、指導対象の選手の個人的資質を鑑みて、
これらをクリアできる「視点・観点」でプレゼン出来ることが重要なのである。
スポーツにおけるコーチも同様だろうし、
私の他の仕事である「施術」も、フィットネスクラブのアドバイザーも同様だ。


先の「さおだけ屋~」も、今までの書物と同様の観点で書かれていたら、
その他大勢の本の中に埋没したに違いない。
そのものの内容について「オリジナリティ」という事が存在することよりも、
「モノの見かた・考え方」を変えてみる事こそが、
ほとんどの場合「オリジナリティ」になるのだと思う。


前述の中に「特別、新たなことは書いてない」などと作者に失礼なことを書いたが、
「コロンブスの卵」同様、「視点を変える」ことが最も難しく、
それこそが「己独自のオリジナル」であり、
そこに価値を見出されれば、多くの人により“対価”が発生する。
そういう意味で、作者の方には尊敬の念を抱くのである。


逆に考えると、全くの白紙から「オリジナル」を生み出すことは非常に困難であり、
そこには必ず先人達の教えがベースになるはずである。
つまり「基本なくしてオリジナルは無し」。
「独自の、自分オリジナルの、」とばかりに走らず、
基本をみっちり学習することによって、そこから「オリジナル」が生まれるのであろう。


「基本が大事」。

昔の人は、善く言ったものだ。



<ちょっぴり関連エントリー>


「ユーザーの立場に」は難しい


「良いものが売れる(はず?)」の落とし穴


チーム雪印、昨日のトレーニング中の一コマ。
自重を使った種々のトレーニングの指導中。
何となく面白い映像なのでアップ。
手前で寝そべって私の説明を聞いているのは、原田選手。


何をやっているかは、一応企業秘密で…
雪印トレーニング風景2005.8

札幌に発つ前、TVを見ていると、
先の陸上世界選手権ハードルで銅メダルに輝いた為末選手が出演していた。
昨夜もスポーツニュースに出演しており、まさに大忙しといった感じ。


彼はまさに「人格者」ですなぁ。
人柄が滲み出ていて、非常に好感が持てる。
これで好感度がさらにアップでしょう。


それで今日の出演で、
「常にTシャツ姿のライブドア堀江社長と、場に応じたスタイルで現れる楽天・三木谷社長。どちらを評価しますか?」
との質問を受けた。
(くだらない質問を!と、ここでは言いっこなし)
そこで為末選手の答えは、

「自分のポリシーを通すという意味では堀江社長。
 しかし“印象”というものも金銭に換算できるものだと思うので、
 そういう点においては三木谷社長。」

と答えた。


う~ん、見事!

司会の和田アキ子さんが思わず「ソツがないね~」と言っていたが
(和田さんが言ったという事実は度外視して)
まさにその通り。


彼は海外遠征中の合間でも、
時間があるとビジネス書を読みふけていると言う。
また将来は経営にも興味がある、とのこと。
経営者になるか否かは別にして、
様々な見識を取り入れようとする姿勢は見事の一言に尽きる。


アスリートとは「肉体の表現者」であるが、
忘れられがちであるが、その肉体をコントロールするのは「頭脳」。
“学問が出来る・出来ない”という問題とは別にして、
様々なものの見方をし、瞬時にその場に適した行動を選択すると言うのは、
かなりのクレバーな頭脳が必要で、優秀な学者並みの洞察力と判断力が要求さsれる。
つまりアスリートには優秀な頭脳が必要で、
そのためには、それ相応の勉強が必要なのだ。


「頭が筋肉で出来ている」などとアスリートをバカにするような言い回しをする人間もいるが、
その「筋肉」を動かすのは「頭脳」なのだ。


“頭”が良くないと、決してトップアスリートにはなれない。


当然、その人間たちに関わるトレーナーも、
それ以上の幅広い“勉強”が必要なのである。




近年、あまり高校野球をみる事が少なくなったが、
今年は例年に比べると、少し見る時間が増えた。
理由は、昨年の大会で北海道代表の駒大苫小牧が優勝し、
私がチーム雪印の指導で札幌に滞在していた際、地元の熱狂ぶりを見ていたからだ。
チームの選手も、食事の時などは決まって野球の話題に。
それで今年は連覇がかかるということで、ちょっと意識を持っていた、というわけだ。



最近は投手の球速も表示されるようになったらしいが、
140kmを超えるスピードも珍しくなくなったようだ。
これもトレーニング方法が充実してきたことによる効果だろう。
打撃も非常にパワフルであった。
だが特に投手に限って言うと、私のような専門家の立場から見ると、
決して効率良く身体を使った投げ方とは言えず、
力任せの感が強い投手が多い。
それが理由で、制球力のある投手が少なかった。


大地からの力をうまく身体に伝えられず、上半身に頼った投げ方をすると、
スピードはそれなりに出せるが、「再現性」に問題が出てくる。
つまり「同じ動きが出来にくい」のである。

結果的には面白い試合が増えたのだが、
後半に追いつかれ、もつれた試合が多かったのも、その辺りにも原因はあるようだ。



上肢には関節が「肩・肘・手首」とあり、
それらは基本的に、最もナチュラルに曲がる方向がそれぞれ異なる。
ゆえに上半身に頼りすぎた動きは、同じ動きがしにくくなり、
コントロールが定まらなくなる傾向になる。
要は、上肢にいかに余計な動きをさせないかがポイントになるのだ。
ちなみにボールとは、最終的には「肘」(正確には“肘頭”)の向いた方向にしか行かず、
それを下半身で誘導出来れば、結果的に「球離れが遅くなる」という表現になる。


「パワーアップトレーニング」はもちろん重要だが、
それによって力任せになる功罪も見逃せない。
肝心なのは、「体内をいかに効率良く、力を伝達させるか」
なのである。
それがまた、上肢の故障を防ぐことにもつながる。


そういう意味では、印象に残ったのは宇部商の投手。
(名前、忘れてしまいました)
繊細なコントロールと投球術は、非常に見事で見ごたえがあった。


ムネオ新党、ジャンプ秋元氏の逆刺客浮上 - nikkansports.com > 社会ニュース



こういう話題は触れないでおこうとも思ったが、
ここはひとつ、せっかくなので…


ムネオ新党、ジャンプ秋元氏の逆刺客浮上
 鈴木宗男元衆院議員(57)が旗揚げする北海道の地域政党「ムネオ新党」の目玉候補に、スキージャンプ元五輪代表の秋元正博氏(48)が浮上していることが15日、関係者の話で分かった。札幌出身の秋元氏は、数々の記録を打ち立てた日本屈指のジャンパー。武部勤自民党幹事長(64)の地元、北海道12区に出馬する可能性もあり、刺客作戦を進める自民党執行部にとって強力な「逆刺客」になりそうだ。

 「ムネオ新党」がいよいよ台風の目になりそうだ。関係者によると、有力候補者として名前が挙がっているうちの1人が秋元氏。新党は18日に札幌市で事務所開きを行い、正式に旗揚げする。同日中に候補者が発表されるかどうかは未定だが、現在、宗男氏陣営は秋元氏を含めた候補者や選挙区の最終調整を急いでいるとみられる。


いやぁ~びっくり!


職業柄、秋元氏とはジャンプ台で数回、顔を合わせたことがあるが、
直接話したことはない。
“個性的な人物”とは聞いた事があるが、どう個性的なんだかは不明。
「ジャンプ選手なんて、これまたマイナーな」とお感じの方も多いだろうが、
ウィンタースポーツのように、ある限られた地域でのスポーツの選手は、
その地域では東京の人の想像を超える知名度と人気があるもの。


こりゃー分かりませんぜ。
でも、武部幹事長の選挙区とはね~。
また、自民党ではなく、ムネオ新党ってところもシュールでビミョー。


あ、「秋元正博さん」って知らない方もいますかな。
私はジャンプ競技に関わる前からジャンプファンだったので、当然以前から知ってますが。


北海道での秋元氏の知名度は抜群だ。札幌生まれで小学生時代にジャンプを始め、高校時代にインターハイを制覇すると、明大で全日本選手権に優勝。80年レークプラシッド五輪70メートル級(現ノーマルヒル)で4位入賞した。W杯も4回制し、低迷していた80年代の日本ジャンプ界を支え、世界と唯一対等に戦った。

 選挙に必要なガッツも十分。86年の世界フライング選手権で競技中にバランスを崩して右足を複雑骨折。2度と競技は無理とみられたが復活し「不死鳥」とも呼ばれた姿は、今回再起をはかる宗男氏にも通じる。現役引退後は建設会社に勤務する一方、解説者として活躍している。


そ、日本の低迷期に唯一(あ、八木弘和選手もいましたが)世界で結果を残した、
往年の名ジャンパーの一人。
私がトレーナーやってる明治大のOBなんで、一応ゆかりは深いのですが。


それにしても、今回の選挙戦は、
不謹慎かも知れないが、面白~い。



私が日々、若い人たちに接する中で考えていることを書いた「厳しいところはやたら厳しい」わけシリーズ、最終回。



①挨拶(礼)。

②こちらが何度も話をしている事柄について、質問してくること。

③“無礼”な態度。


に続いて、最後の④番目、「泣きつき」。


これも主に学生さんが多いのだが、
例えば私が教鞭を担当している科目では実技もあるので、
成績を付けるための評価方法を期の最初に伝えるようにしている。
と言うのは、トレーニングの実技などについては、
体重の何%を正しいフォームで挙げられるようにしろ、などの課題になる。
机上の勉強で済むものは直前に試験範囲を伝えれば、
最悪、一夜漬けで勉強すれば何とかならないこともない。
ただ実技に関しては、筋力を高めるにしても、フォーム習得にしても、
一夜漬けでは不可能な為、必ず数ヶ月前に「やるべきことをやらないと、直前に困るよ」
ということを理解して欲しい点も含めて、伝えている。
まあ、これは私に限らず実技系を担当している講師は同様な対応だと思う。


ところが…このようにしているにも関わらず、
試験が近づくと必ず、「先生~っ。評価の基準、ゆるくならないっすか?」

と言ってくる者がいる。
それも結構多く。


不思議なもので、例年同じだが、
そう言って来る人間に限って、ほとんどやるべきことをやっていない。
それでいて低評価を下されるのは嫌らしく、「何とかならないか」とまさしく「泣きついて」くる。
当然、私がそのような甘いことを許すはずもなく、
学生諸君は知らないが、そういうことを言って来る学生は、さらに厳しい基準で評価を下すことにしている。


私は特にこの「泣きつき」を許さない。
それは自分の長い社会人生活で見てきた中で、
勝負どころで「泣きついて」いる人間に、一流になっている人間はいないし、
ましてや自分の夢は実現できない。
いや、そのような立派は理由はさておいても、

「たとえ地味なことでも、地道に続けない事で必ず自分に報いが来る。」
「やるべきことをやらないと、取り返しがつかない事があるのが社会。世の中にはどうやっても取り返しがつかない事が存在する。」

このシンプルな命題を知っておいて欲しいからである。
確かに学生の間は、何だかんだ言っても誰かが最終的に助けてくれることが多いだろう。
だが、社会に放り出されると、そういうことは非常に少ない。
いや、表面上は「助かった」と思っても、実は裏ではシビアな評価をされていることが多い。


やらないならやらないで、むしろそれを堂々と通した方が好感が持てる。
それによって訪れる「報い」を受け入れる覚悟をして、甘んじて受け入れられれば。
やるべきことをほとんどやりもしないで、
それでいて「救ってくれ」というのは、世の中通用しない。


学生の皆さん。
もしこれを読んでいる人がいたら、覚悟して、心して私には「泣きついて」下さい。





施術中2

施術中1









施術後ツーショット










自分が何らかの仕事中には、自分の仕事の写真を撮るのは不可能なので、
今まで紹介する機会は無かったが、
今回はたまたま、紹介者がご自身の記録の為に撮って下さったので、
せっかくなので載せることにした。
「使ってください」と言っていただいたので…


ということで、上記の写真は私の手技においての調整中の風景。
倉庫みたいな場所だが、それもそのはず、
先方の事務所内の一部屋を借りたので。
訪問施術というのは、どのような環境下でも出来ないといけないのです。


受者はゴルフのジュニアのトップレベルの選手。
(もちろん、アンダーパーで回ってきます。当たり前か…すげぇー。)
インターハイが終わり、次の試合会場に向かう前の身体調整中。
スイングを確認したり、ちょこっと問題点を指摘したり。
1回診てどうこうという状況でもなかったので、
とりあえずは次のラウンドで違和感少なく体が使えるように、と。


(名前は…一応伏せておきます。)


症状も守秘義務があるので割愛するが、
写真は仙腸関節を調整したりしてるところ、など。
それと終わってからのツーショット写真。


それにしても、顔、でか!(もちろん、あたし)