AC長野に関しても、合計60試合、攻撃229本・守備273本のデータを蓄積しています。
2024-2025(リーグ戦・カップ戦・皇后杯)では9試合、攻撃31本・守備55本を分析・集計しています。
以下にAC長野の2024-2025のコーナーキックの状況の概容と、2025/2026の予想を記載していきますが、原則下図のような配置を基に述べていきます。
青字:17試合以上先発 緑字:17試合以上出場
橙色:11試合以上出場 赤字: 6試合以上出場
黒字: 上記以下の選手
下線:引退・移籍など退団 * :夏期入団選手
+ :冬期入団選手 $ :昇格・2種登録選手
コーナーキック体制の例を示します。


被フリー先着率は23.6%(リーグ12位)、シュート被弾率は38.2%(同9位)で大いに不満。
2023-2024は10人の平均が162cm前後で、リーグ平均やや上。
19安倍選手(171cm)・5岩下選手(170)・3岡本選手(167)の3人が支えていたが、
29坂井選手(171)13大内選手(168)が入団し、高くなった。
正面~ファーサイドへの配球率は65.4%(平均51.3%)、先着率は47.1%(平均34.4%)。
2021-2022から、団体フォーメーション・G前密集陣形などに、ピックプレーを絡めて使ってきていて、見所の多い攻撃をやっていた。2023-2024までの企画発動数はリーグで1位か2位。
だが2024-2025は企画発動数が0.58回/本で、平均(0.60回/本)を下回って7位。
内容的にも、見所が無くなった。
先発メンバーが固まらない、主力に怪我人が続出するなどで、チームが安定しなかったので、コーナーキックまで手が回らなかったのだろう。
2021-2022の水谷コーチ在籍時は色々工夫を見せていたのだが、チーム文化として定着すること無く、廃れてしまったようである。
(2)データ
A.なでしこリーグ・リーグカップ、WEリーグ公式記録より
B.独自収集データより
あくまで、私が観戦・ブログ化した試合が対象ですし、独断と偏見で判断して集めたデータです。
①シュート率・被シュート率の集計表とグラフ各2枚。
②左右CKの集積図
③配球状況表


(3)詳細評価
以下話が長いです。興味のある方は読んでいただければ幸いです。
フリー先着率は9.4%(リーグ10位)、シュート打ち率は28.1%(同9位)。
いずれも少し不満の残る状況だった。
a)ニアでの合わせ(D)
ニアへの配球率は34.6%(平均48.7%)、先着率は33.3%(平均34.4%)。
少な目の配球で、並の先着率。
先頭でニアへ走り込んでいたのは、主に5岩下選手で8回/ターゲット0回、3岡本選手4回/ターゲット0回。29坂井選手が唯一の先着でシュート1本。
ほとんどデコイ(囮)扱いだし、ニアで擦らして流し込むような特別なテクニシャンもいない。
c)ショートコーナー・ローボール(B)
ただ、相手の目先を変えるだけが目的ではなく、その次どうするかまで決められたプレーが多く、効果的だったと思う。
ここ数年の集積図を見てもらえば、左右CKとも、ライン際の矢印が、ゴールラインから逃げるのではなく、向かっているところを見てもらえば、ご理解いただけると思います。
私が確認したのは4回/32本で出現率としては2年連続最下位。WEリーグ発足後2年は上位に居たが、急落している。
g)相手ゴールキーパーの守備範囲限定(D)
だが、2021-2022の水谷コーチ在籍時は、目的が明確に与えられていたようで、
仕込んだプレーをする時は、キック目標点とGKの間に入り込んで、重要な仕事をしていた。
水谷コーチが去った後、その考え方は継承されていない。
B.守備詳細
ゾーンディフェンスでのマンマークなので厳しく密着マークするのだが、独自採点で良い点を取れている選手が居ない。
マンマークに付いていた選手と、平面戦の評価は、19安倍選手27回:5.41、11川船選手15回:5.27、14菊池選手9回:5.44、22宮本選手8回:5.63、13大内選手6回:6.33。
平均5.33を大きく上回って、「エースキラー」と呼べる選手が居ない。
**平面戦の採点は、3点完璧なディフェンス勝ち、4点ディフェンス勝ち、5点イーブン、6点オフェンス勝ち、7点オフェンスフリー、8点オフェンス"ど"フリーで評価。
10人守備をやっているので、基本逆襲能力は低い。
(4)この約5年間の傾向・推移
a)キッカー
2017年秋~2018年夏は中野選手が中心で蹴っている。
國澤さんはよく理解していた。(2019夏~2021夏イタリア修行)。
五嶋選手が引き継いではいたが、頻度は低下した。
2021-2022は、G前密集陣形と絡めたりして復活したイメージだったが、
2023年初に水谷GKコーチが移籍。
その後頻度・レベル共に低下しつつ有り、2024-2025はもはや残り香さえない。
廣瀬監督が留任。
主力ではGK伊藤有選手・DF岡本選手・MF伊藤め選手・DF安倍選手・DF坂井選手らが退団、
6原選手(マイ仙台)・10大坪選手(V市原)・30松久保選手(EL埼玉)らを補強した。
主力メンバーが見通せないので、ハッキリとは言えないが、ほぼ確実に高さを失う。
2024-2025のコーナーキックは攻撃・守備ともに良く無かったので、よほど頑張らないと最下位レベルだろう。
履歴
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