本データは、2024年02月12日 時点のデータです。年2回を目処に更新する予定です。

 

(9)各チームの先着率・シュート率

 

各チームのコーナーキックにおける先着率・フリー先着率・シュート率・フリーシュート率を、
攻撃・守備毎にまとめました。

ただし、ゴール前に上がった後の1stタッチであって、

溢れたボールに対する処置や、2次攻撃以降は含みません。

対象は、WEリーグ(~2020年:なでしこリーグ1部)所属チームと、各国代表チームです。


A.データーの性質

 

下のデータは、TV放送やweb配信で観戦した試合から、
各コーナーキックを独自に分析・集計したものです。
実施された全試合が放送・配信されてはいませんし、
それを全部データ化した訳でもありません。
希に画面に映っていないことも有ります。
また、2018年からMycujooやYouTubeで、
なでしこリーグ1部の各チームをある程度観戦できるようになりましたが、
2017年までは、観戦できてていたのは、ほぼI神戸となでしこJAPANに限定されていました。
したがって、偏りのあるデーターと解釈下さい。


B.本データから言えること、言いたいこと

 

納得できる部分も有るのですが、意味不明な部分も多く有って、
結論めいたモノは見つかっていません。
傾向のみをご紹介するに留めたいと思います。

 

詳細は3-29以降で、各チームごとに分析していますので、そちらをご覧下さい。

 

a)納得できる傾向

 

①身長の高いチームほど、先着率・シュート率高い。
ただ、競り勝ってのことなので、フリーの率が高い訳ではない。

②ゾーンディフェンス・マンツーマンディフェンスで大きな傾向の差は無い。
・ゾーンディフェンスは、フリーでやられてしまう率は小さい。
  (当然のこと)
・フリーでやられてしまう率自体は、チーム力と相関が取れているように思う。

③2018年最多得点のジェフL、無得点の日テレで、コーナーキックのプロセスに
大きな差がある訳では無い。だが、決定力が違ったと言うこと。
日テレは、ピックプレーを使って多くのフリーの選手を作っていたし、
惜しいシュートも結構あった。その印象とデーターは私の中では結構一致する。
ジェフLは良く決まった印象だったが、フリーの選手がどれだけ居たかと言えば、
特別に多い訳ではなかった。

④I神戸のマンツーマン守備に漏れが少ない。
データーを集計する前から、突出していると感じていた。
ただ、2019年は悪化している。バックス陣の怪我離脱の影響だと思う。

⑤浦和の守備に変動が大きい。 
浦和は2018年シーズン終盤に若い選手が多く起用されるようになって、
守備が乱れがちだったが、2019年からは良くなっている。
各選手が成長したのだと考えられる。

⑥なでしこJAPANの2022年秋以降の被シュート率が極めて高かった。

2023W杯での守備がかなり懸念されたが、本番では被シュート0本に押さえている。

 



b)納得行かない傾向

①身長の高いチームの守備のデーターが悪い?
守備は[高さ]<[アジリティー(敏捷性)]?


等などです。

 

 

以下に表とグラフを掲載します。

①各チーム毎の集計データ
②2022-2023WEリーグ各チームの集計データ(集計例)
③主要チームのシュート率(1次攻撃)の年別表・グラフ
④主要チームの被シュート率(1次守備)の年別表・グラフ
 「1次」:ゴール前に入れたボールに対する1stタッチ。

 

 

 

②年別で言えば下表のようになります。例として2023-2024WEリーグの結果。

(第7節・皇后杯終了時点)

 

③主要チームの攻撃と守備のデータ推移を表とグラフにしました。
母数が10未満の場合は除外しています。
 
 
 
 
 
以上です。
 
 
 
更新履歴
 2019年01月19日 作成
 2019年08月25日 なでしこリーグカップ終了時点更新
 2020年01月04日 2019なでしこリーグ・皇后杯終了時点

 2021年03月04日 2020なでしこリーグ・皇后杯終了時点

 2021年07月03日 2021WEリーグプレシーズンマッチ終了時点
 2022年02月16日 2022アジア杯終了時点
 2022年06月01日 2021-2022WEリーグ終了時点
 2023年02月07日 皇后杯終了時点 (アーカイブ)
 2023年07月01日 2022-2023WEリーグ終了時点(アーカイブ)
 2024年02月12日 2023-2024WEリーグ7節終了・皇后杯終了時点

 
 
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