本データは、2024年02月10日 時点のデータです。年に2度を目処に更新する予定です。

 

(7)コーナーキックの蹴った位置別データー 
 

コーナーキックの結果を、蹴られた位置によって以下の項目で表にします。

①まずは全数からの集計
 ・蹴られた数 ・攻撃側に達したか ・フリーだったか ・得点したか

②次にインスイングとアウトスイングの対比

 ・蹴られた数 ・攻撃側に達したか 

 

A.全数から集計

 

位置別にしたので、母数も拡散したため、まだまだ不十分です。
参考程度に眺めていただけますと幸いです。

なお、このデータでは、以下の条件で整理しています。
①ショートコーナーは隊形が変わるので含まれていません。
②ミスキックなど失敗が含まれていません。

 

 

イメージ 1

 
 キック平均到達時間  1.34  1.58 1.92  2.23  2.44(秒)
 

私がデータをまとめて思ったのは、以下の通りです。 
 
① やはりゴールキーパーの守備力は絶大。
GKを外さないと、攻撃側選手にボールは到達しないし、得点も出来ていない。
 
② ニアのゴールラインから遠いエリアが使えていない。
ここからのミドルシュートが作戦的に多くは採用されていない。
マンツーマンディフェンスが多い今、このスペースは空いていることが多い。
守備のマークを振り切って使うのもいいし、
セーフティーでハーフライン付近に下がっていた選手が使うのも有りで、
活用すべきスペースだと思う。
 
③ ファーへのキックは、オフェンス側に有利。
主に競り合いになるのだが、攻撃側先着が50%以上という位置も多い。
攻撃選手を背負いながら守備をするのは、結構難しいと言うこと。
 
 
B.インスイングとアウトスイングの対比
(2022/05追記)
 
以下の条件でインスイングとアウトスイングに分けて、蹴った位置分布と、先着率を対比してみました。
・ショートコーナー・キックミスは除く
・マン・ツー・マンディフェンスに限定
 
 
インスイングよりアウトスイングの結果が良い。
 
・インスイングではニアのゴールラインに近いエリアが多く狙われている。
 でもその領域には、ゾーン固定配置された選手がいるので、クリアされてしまいがち。
・ほとんど全部の領域で、アウトスイングのほうが先着率が高い。
 競った時、ゴール側に守備選手がいるケースが多いので、
 そちら側にボールが曲がっていくインスイングでは、攻撃側は先着しにくい。




更新履歴
 2018年04月27日 作成
 2018年08月05日 なでしこリーグ前半・リーグカップ
           ・Tournament of Nations 終了時点
 2018年11月10日 なでしこリーグ 終了時点
 2019年08月22日 2019なでしこリーグカップ終了時点
 2020年01月03日 2019なでしこリーグ・皇后杯終了時点
 2021年03月03日 2020なでしこリーグ・皇后杯終了時点
 2021年07月02日 2021WEリーグプレシーズンマッチ終了時点
 2022年02月15日 2022アジア杯終了時点
 2022年05月31日 2021-2022WEリーグ終了時点 イン・アウトスイング対比追加

 2023年02月08日 皇后杯終了時点 (アーカイブ)

 2023年06月29日 2022-2023WEリーグ終了時点(アーカイブ)

 2024年02月10日 2023-2024WEリーグ7節終了・皇后杯終了時点

 


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