10月01日(日)に行われたWEリーグCUP第5節@ヨドコウ桜スタジアム。
WEリーグ公式チャンネル(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=_slVoW8Yji0
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I神戸は、カップ戦でここまで、大宮V・AC長野に負けで始まり、W杯メンバ復帰した第3節からEL埼玉・東京NBに勝ち。6得点/7失点と挽回してきている。
ただ、戦いぶりを見ると、9田中選手が居ないと著しく攻撃力が低下することが露呈(分かっていたこととは言え)。
またこの夏に伊藤選手・脇坂選手・阪口選手が抜けて、真ん中を任せられるMFが居なくなった。6松原選手や16天野選手が試されているが、落ち着かない。
この試合は、アジア大会で16天野選手が居ない。
システムは、4-4-2。この3年使って来た3バックを止めている。
右SBに3土光選手、右SHに2守屋選手、ボランチに6松原選手と、バックス陣がダブついていて、MFやFWが足りないのがよくわかる配置でスタートしている。
GK1山下選手はこの試合も登録が無い。
新潟Lは、カップ戦この試合まで、EL埼玉に勝利、AC長野・大宮Vに引き分け、東京NBに負け。
8得点/6失点。SETプレーで4得点/1失点と稼いでいる。
シュート数/被弾数、コーナー本数/被本数など細かなSTATSを見ると、やや負けの状況で、昨期と同程度。ボールを保持しながら攻めている訳では無い。
プレー内容的には、13杉田選手・19川澄選手の加入で、10上尾野辺選手も含め、落ち着いた試合運び。
ただ、全体の運動量的に豊富とは言えず、18石田選手・17滝川選手らの負担が大きいように思う。
この試合はその18石田選手がアジア大会で居ない。
システムはここまで4バックだったが、3-5-2に変えてきている。
32白沢選手を右CB、13杉田選手をアンカーに、17滝川選手をインサイドセンター。
前半、両チームシステムを弄りながら均衡した展開で進んで、新潟Lが先制。飲水タイム後からI神戸が押し込んだがそのままHT。
後半もI神戸が押し込み続けるが、仕上げの精度を欠いて終了。
シュート状況は下図の通り。
I神戸は押し込んでいて、シュートを20本(公式記録)打っているが、枠内3本と枠1本。
惜しかったと言えるようなシュートはなかったし、エース9田中選手は枠内なし。
10成宮選手はこのCUP戦あまり良い所がなかったし、8増矢選手・11髙瀬選手も今一つ。
リーグ戦開幕まであと1月。アタッカー陣の奮起は必須である。
だが、やはり問題は真ん中:アンカーやボランチ。
このカップ戦5戦で、形が決まらなかったのは、非常にマズイ事態である。
14水野選手が復帰して、うまく嵌まってくれるようなことぐらいしか、私には思い浮かばないのだが、と言っても、いきなりフル出場とは行かないだろう。
この難題は選手獲得以外に解決策があるのだろうか?
一方の新潟Lは、混戦のグループBの首位通過を決めた。
唯一の得点シーンの19川澄選手のクロスの精度・11道上選手のヘディングシュートの強さは、「さすが」以外の表現はない。
また、可能性を感じるのは、優秀なパスの出し手が多いので、理屈道理に飛び出せば、理屈道理にパスが出てきそうだと言うこと。誰かアタッカーに覚醒があるかも、と言う期待を感じる。
ただ、運動量の絶対量が足らないのは深刻かも。17滝川選手がくたびれてくると、如実に形勢を損なっていた。
決勝はS広島R@等々力。勝てば、悲願の初タイトルである。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。
I神戸は、マンツーマンディフェンス中心に、3人のゾーン固定配置。
WEリーグ開始からMIXディフェンスを使って来たが、変えている。
新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心に、2人のゾーン固定配置。
先発を背の順に並べると以下の様になる。
I神戸の方が約2cm高いが、上から6人目までで見ると互角のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.I神戸のコーナーキック
a)体制
キッカーは13北川選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 9田中選手・5三宅選手
・正面からファーへ: 4竹重選手・3土光選手
・GK脇: 11髙瀬選手
・ショートコーナー: 10成宮選手
・コボレ狙い: 24愛川選手
・セーフティー: 6松原選手
b)結果概要
ポインタはYoutubeの時間。
1本目 (4:57 ポインタ12:11) 左CK 13北川選手→4三浦選手→3土光選手シュート。右へ外れてGキック。
2本目 (20:33 ポインタ27:47) 左CK 13北川選手→17滝川選手ヘディングクリア
⇒24愛川選手シュート・13杉田選手ブロック→17滝川選手クリア
⇒6松原選手フィード→4土光選手ヘディング落とし→9田中選手シュート→20山谷選手ブロック→11道上選手→19川澄選手ドリブル→13杉田選手→7園田選手。組み立て。
3本目 (48:28 ポインタ1:13:33) 右CK 13北川選手→8増矢選手ヘディングシュート。右へ外れてGキック。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
各プレーについて、特に工夫はなく、書くこともないのだが、キッカーについて。
I神戸はこの2年でキッカーを務めていた選手が全部退団。
このCUP戦13北川選手が蹴っているのだが、
13北川選手は受け手として優秀で、ニアでの合わせは上手いし、ジャンプ力も有ると私は評価している。
この試合だったら、マークは19川澄選手くらいになるので、チャンスだと思うのだけれど・・・。
誰か他にキッカー出来ないのですかねぇ。
B.新潟Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは13杉田選手(右利き)10上尾野辺選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 8石淵選手
・正面からファーへ: 11道上選手・4三浦選手・20山谷選手
・GK脇: 7園田選手
・ショートコーナー: 10上尾野辺選手
・コボレ狙い: 17滝川選手・19川澄選手
・セーフティー: 32白沢選手
b)結果概要
ポインタはYoutubeの時間。
1本目 (14:56 ポインタ22:10) 左CK 13杉田選手→5三宅選手ヘディングクリア。再CK。
2本目 (15:40 ポインタ22:54) 右CK 10上尾野辺選手→3土光選手ヘディングクリア
⇒17滝川選手ヘディング→3土光選手ヘディングクリア。スローイン。
3本目 (80:2 ポインタ1:45:7) 右CK 13杉田選手→11道上選手シュート→5三宅選手ブロック。再CK。
4本目 (80:30 ポインタ1:45:35) 右CK 13杉田選手→13北川選手ヘディングクリア→20桑原選手ヘディング
⇒20山谷選手回収→3ブラフ選手・19林選手・23山本選手→(17滝川選手)GK船田選手キャッチ。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
優秀なキッカーと受け手が居ることも有って、この2年あまり力押しのみ。
それでも11道上選手を中心に、得点を多く入れているので、悪いわけではない。
この試合も普通にやっている。
特記事項はない。
以上です。
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