09月09日(土)に行われたWEリーグCUP第3節。@デンカビッグスワンスタジアム。

WEリーグ公式チャンネル(Youtube)
https://www.youtube.com/watch?v=6cB5J98bf8w


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新潟Lは、昨シーズンCUP戦は怪我人だらけ、リーグ戦開幕はコロナ感染とスタートで大きく躓き、長く最下位だったが、最後ようやく1つ順位を上げて10位。
この夏、北川選手、園田悠選手らが移籍、羽座さんが引退。総出場時間で言えば約25%分を失った。
一方、N相模原でほぼフル出場だった13杉田選手18石田選手が加入、米国帰りの19川澄選手を獲得し、戦力的には維持か、それ以上になった。
ただ、かなり、バランス的には偏った選手構成になっている。
① DFとして経験豊かな選手が少ない
② 技巧派のベテラン選手は多いが、若くて走り回れる選手が少ない。

このCUP戦が始まって、EL埼玉に快勝、東京NBに惜敗したが、
点を取るべき人(8石淵選手11道上選手)が点を取っていて、概ね順調な印象。
システムは4-3-3だが、
8石淵選手が上がって、19川澄選手が真ん中に寄って来て、4-1-3-2のような形で攻撃している時間が長いと思う。
W杯帰りのGK1平尾選手が先発復帰。先発FP10人は全員3試合目出場で、だいぶ固まった様子。
また、17滝川選手が初登録でベンチスタート。



AC長野は、このブログで連続投稿になるので、選手異動状況は割愛。
CUP戦が始まって、東京NBに善戦、I神戸に快勝。
いずれも押し込まれて、苦しい戦いだったが、良く凌いでいたと思う。
ただ、この2戦を見ていて、得点パターンが私には浮かばない。
例えば昨年までだったら、前プレスをはめて相手守備が整わない間に瀧澤選手が仕掛けるとか、「行ける!」形があったのだが、第2節まではミドル・ロングシュートに頼った攻撃になっている。

この日のシステムは前節と同じく4-2-3-1。
前節から先発を3人代えてきて、ボランチに8福田選手、左SHは29小澤選手、TOPに13上田選手を起用。
入団会見をしたタイ代表の2人は、まだ選手登録されていない。アジア大会後かな?



 

前半はほぼ互角だったが、AC長野が良くボールを動かし、やや押し気味に進めて先制する。
後半は新潟Lの運動量が上がって一旦逆転するが、全体的にはAC長野が押し込んでいて、最後に追いついて引き分け。

シュート状況は下図の通り。



 

新潟Lは、AC長野のように走り回って、ボールが良く動くチームには、相性が悪そうですね。
後半17滝川選手が真ん中に入って、運動量が多くなると一旦盛り返せているが、
両レジェンドの運動量が落ちて、終盤また押し込まれている。
東京NB戦のように長い時間押し込まれても、守備ブロックを作れれば、苦しいなりにも対処出来るのでしょうけれど。
また、ピッチの幅を広く使って攻撃できていない。特に北川選手が抜けた左サイドは見直しが必要だと思う。
本職のSBが居ないことだし、3バックにして、7園田選手を左WBに入れた形が良いのじゃ無いかと思う。



AC長野は、前2戦の相手が厳しかっただけで、新潟L相手には小気味よいパスも復活。
18伊藤め選手はキャプテンになって、意識が変わったのか、良いプレーが沢山出ていた。
また攻撃も、前半はショートカウンターなどから、相手ゴールに迫るシーンも多く有って良かったと思う。
ただ、後半、新潟Lの中央の運動量が上がると、急に上手く行かなくなって、ミドルシュートに頼る攻撃になっている。基本展開力のある選手が少ないので、出所を抑えられやすいんですよね。
また、厳しい守備を相手にしても、最後の崩しと仕上げを出来るアタッカーが切実に欲しい。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃態勢。

新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心にゾーン固定配置2人。

AC長野も、マンツーマンディフェンス中心にゾーン固定配置2人。



先発を背の順に並べると以下の様になる。



 

ほぼ互角のマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.新潟Lのコーナーキック

なんと新潟Lは3試合連続のコーナーキックからの得点。

前2試合は、シンプルに強かったり、上手かったりした得点だった。
今回は複雑な企画をやったんだけれど、上手く守られて不発になるところだったが、最後に相手にミスが出で得点できたラッキーなモノだった。


a)体制

キッカーは10上尾野辺選手(左利き)6柳澤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11道上選手
・正面からファーへ: 4三浦選手20山谷選手8石淵選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 13杉田選手
・コボレ狙い: 18石田選手19川澄選手
・セーフティー: 3ブラフ選手31白井選手

b)結果概要

ポインタはYoutubeの時間。

1本目 (38:10 ポインタ48:42) 右CK 10上尾野辺選手→3岡本選手クリア→13上田選手。3ブラフ選手ファール。
2本目 (84:41 ポインタ1:53:7) 左CK 6柳澤選手→11川船選手トラップ・20山谷選手ヘディングシュート。ゴール!!。




c)全般的な印象と特記すべきプレー

2本目 (84:41 ポインタ1:53:7)に得点が生まれているので、図にする。
ボールは3岡本選手の頭上を僅かに越えて、バウンド。11川船選手のトラップが浮いた所を、20山谷選手がヘディングで押し込んでいる。


動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=6cB5J98bf8wfeature=youtu.be&t=6782

5人が2・3で2列にセット、走路を全てクロスさせている。
20山谷選手マークの2奥津選手は、11道上選手18石田選手4三浦選手に走路を順次塞がれて、全く追えていない。

しかし、11川船選手がマークチェンジして20山谷選手を捕捉している。
素晴らしい守備だった。
だが、3岡本選手の頭上を僅かに越えてきたボールに対応出来ず、ハーフバウンドのトラップが浮いてしまって、失点している。

もちろん、責任が最も重いのは11川船選手なんだろうが、私的には同情する。


なお、11道上選手は、4三浦選手・7三谷選手を壁に使って、22奥川選手を剥がそうとしているが、失敗している。
22奥川選手の対応が素晴らしい。

結論的にこのプレーは、新潟Lが複雑に走路をクロスさせる良い企画を出したのだが、
ことごとくAC長野に対応され、失敗に終わりそうだった。
だが、最後に相手がミスしてくれて点が取れた、非常にラッキーなプレー、と言うことになる。



B.AC長野のコーナーキック


a)体制

キッカーは2奥津選手(右利き)8福田選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 13上田選手・18伊藤め選手
・正面からファーへ: 5岩下選手・29小澤選手・22奥川選手・3岡本選手
・GK脇: 20宮本選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: -
・セーフティー: 7三谷選手・8福田選手

b)結果概要

ポインタは Youtubeの時間。

1本目 (22:9 ポインタ32:41) 右CK 2奥津選手→GK平尾選手パンチング
⇒29小澤選手回収・クロス→GK平尾選手キャッチ。
2本目 (32:43 ポインタ43:15) 左CK なでしこトレイン 8福田選手→3ブラフ選手ヘディングクリア→8石淵選手逆襲・ドリブル→31白井選手8石淵選手31白井選手。スローイン。
3本目 (34:23 ポインタ44:55) 左CK 8福田選手→3ブラフ選手クリア
⇒三谷選手回収→8福田選手→22奥川選手→31白井選手カット→19川澄選手逆襲→(10上尾野辺選手)7三谷選手カット→GK伊藤有選手。再組み立て。
4本目 (40:41 ポインタ51:13) 右CK 2奥津選手→3岡本選手ヘディングシュート。右へ外してGキック。
5本目 (72:27 ポインタ1:40:53) 右CK ショートコーナー 2奥津選手→(20宮本選手マタギ)→18伊藤め選手(→2奥津選手)。Gキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

なんだかなぁ・・・。意図が解りません。

特に解らないのが、ショートコーナーで、5本目 (72:27 ポインタ1:40:53)。
I神戸戦(前ブログ)と同じようにセットして、同じように失敗しています。
ゴール前からニアヘと、20宮本選手が出てきて跨ぐ、同じく18伊藤め選手もニアポスト前から出てきて、2奥津選手にリターン?して、そのボールがゴールラインを割った。



動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=6cB5J98bf8wfeature=youtu.be&t=6048

でも、戻した所で、2奥津選手はオフサイドなんですよね。

また、I神戸はMIXディフェンスで20宮本選手や18伊藤め選手にはマークは付かないので、まだ、解るのですが、新潟Lはマンツーマンですから、失敗する可能性は高いはず。


AC長野には2021-2022リーグ戦で、コーナーキックで沢山楽しませもらいましたが、
もう期待しても無駄なんですかね・・・・。



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ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29

2-4 局面的な技術:パターン② クロス 2015/12/06


4-50 皇后杯 新潟L 2-0 AC長野 2016/12/18

4-336 WEリーグ AC長野 2-2 新潟L 2022/03/17
4-403 WEリーグ AC長野 0―2 新潟L 2023/03/15

4-423 WEリーグ 新潟L 1―0 AC長野 2023/05/25

 


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関連記事など、外部リンク

WEリーグ_Youtube
アルビレックス新潟レディース vs AC長野パルセイロ・レディース【2023-24 WEリーグカップ グループステージ 第3節 グループB】
https://www.youtube.com/watch?v=6cB5J98bf8w

【公式】ハイライト:アルビレックス新潟レディース vs AC長野パルセイロ・レディース【WEリーグカップ GS 第3節 2023.9.9】
https://www.youtube.com/watch?v=2C-hroI4VGI✕JFATV_Youtube

新潟L_HP
09.09 SAT 17:00  KICK OFF WEリーグカップ  第3節 HOME デンカビッグスワンスタジアム アルビレックス新潟レディース 2 - 2 AC長野パルセイロ・レディース
https://albirex-niigata-ladies.com/game-info/2023-24-we-cup-sec3-2/

AC長野_HP
2023-24 WEリーグカップ 第3節 9.9 SAT 17:00KICKOFF VSアルビレックス新潟レディース AWAY デンカビッグスワンスタジアム
https://parceiro.co.jp/ladies/matches/detail/363