なでしこリーグは残念ながら「なでしこチャンネル」での試合放映が、
今年から無くなっちゃったので、映像を見ながら検討できませんが、
NWSLはYOUTUBEでHIGH-LIGHTや試合時間全部を、
ほぼ全試合見ることが出来ます。
統計を採りながら、ほとんどのゴールシーンを見ました。
 
注目すべきは、シアトルレインでした。
前ブログの通りNWSLで最も多くコーナーキックからの得点を沈めているのですが、リーグ戦後半から、ピックプレーと思われる動作が結構な頻度で見られます。
6月6日のスカイブルー戦27分のゴールで初めて気づいたのですが、
ディフェンスのマークマンがサボっていて、確定できていません。
その後、カナダ杯以降は、ほぼ得点のシーンでピックプレーの動きがあります。
 
NWSLのほとんどチームは、マンツーマンディフェンスを基本に、
ニアやセンターのいわゆる狙い所となるエリアをゾーン的に
2~3名で守っています。
現代女子サッカーのトレンドのようです。
なでしこJAPANも同じ考え方で、熊谷選手や阪口選手がゾーンで、
他の選手はマンツーマンです。(1-4/6を参照下さい。)。
このゾーンで守る選手はディフェンスの核であり、
動きが阻害されると守備そのものの崩壊につながります。
 
ところが、ゾーンで守っているが故に、コーナーキックが蹴り出されるまで、
動こうとしません。
そのため、ピックプレーで巻き込むには、狙いを定め易い。
その理屈で、シアトルレインはピックプレーを仕掛けているようです。
 
このプレーのパターンについては、2-2 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックA  を参照ください。
 
 
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以上です。
 
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