11/5 日曜日の事、
私は午前中に東京農業大学の収穫祭に行ってきました。
今年初めてミツバチ研究会の長い列に並び、百花ハチミツを5合というサイズで買えました。
部屋に戻りさっそくスプーンでひとさじ食べてみると花の香りがしてとてもおいしいハチミツだった。
模擬店の食べ物はイノシシ汁を食べてみた(↑画像右)
今後もなかなか食べる機会がないでしょうから、むかしばなしなどで憧れのイノシシ汁を食べられて嬉しかったです。
11/5というこの日は私の連休の始まりで、嬉しくてたまらなかった。
午後からは両親の暮らす団地に向かいました。
団地の最寄駅、桜並木の下を歩くと一面秋色の景色が広がっていた。
桜の紅葉とっても綺麗(↓画像左)
足元も秋色の葉っぱのじゅうたんでした。(↓画像右)
団地に着くと、何ともうこたつが出ていて、
父が幸せそうにこたつにあたりテレビを見ていました。
両親とも元気で良かった。
母が部屋やトイレなどあちこち掃除したばかりのようで、綺麗でとても気持ちが良かった。
↑↑夕方散歩に行きました。
日の傾きがとても早い。
翌日11/6からは両親と母方の山形の祖母の家に行くことになっていました。
夕食を早めに済ませ、この日は早めに就寝しました。
11/6 青空で行楽日和。
9:30車で山形に向けて出発しました。
道路は混んでおらず、順調に車は走ります。
途中高速の直前のコンビニでおやつなど買いました。
それまで楽しい気持ちでわくわくしていた私、ここで顔面蒼白な気分になりました…。
何と…、
寒さ対策用に持って来ていたコートを、団地に置き忘れてきてしまったのです。
山形でかぶろうと、買ったばかりの可愛い帽子も一緒に掛けて置いてきた…。
ガーン、ガーン……
戻れない事もない距離ですが、父は時計を見ながらここまでは順調だとか高速に何分頃乗るなどと見通しをたてている。
コートを忘れたとは言いにくく、そして天気も良さそうでコート無しでもきっと大丈夫なので言わないことにしました。
都内はさほど寒くない中わざわざ持ってきたので、団地の部屋の壁にディスプレイのように掛けてあるコートと帽子の事を思うと果てしなくがっかりしてしまった。
「他にお菓子とかいらないの?」
コンビニで母に話しかけられても、
「うん、何にもいらないよ…。」
かなり気持ちが上の空だった。
高速道路、北に向かう程紅葉が進み山々の景色がとても綺麗でした。
那須高原のサービスエリアで昼食を食べました。
父はカツ丼、私と母はシンプルなネギのお蕎麦にしました↓↓
私は外で売られているフランクフルトも食べたい為、あっさりしたメニューにしたのです。
この時にはコートを忘れたという阿呆な報告を両親に済ませており、気分もすっかり元気に戻っていました。
念願通り車の助手席で景色を見ながらフランクフルトを食べました。
↑福島に入ると、あちこちの果樹園に赤く実ったりんごの木が眩しくとてもおいしそうでした◎
この日祖母の家には15:30に到着しました。
祖母は普段施設で暮らしているので、祖母の家の古い柱時計は止まっていました。
母が外出していたので、私がねじを巻こうと思った。
ねじが鍵のように柱時計のガラスの中に収まっていたけど、どう巻くのかさっぱり分からない。
父に聞いてみると、
4と8の隣の穴にねじを差し込み、どちらも内巻きに巻く↓
↑時刻を手で合わせながら、定時になる毎にボーンと時間の数鳴り終わるのを待つ。
その繰り返しで時間合わせが出来ます。
時刻とボーンと鳴る数が相違して困りましたが、出っ張っている棒を押すと直るなど父が操作方法を知っていてびっくりしました。
昔子供の頃、茨城の実家に柱時計があったんですって。
山形は昼間はさほど寒くないのですが、朝晩とても冷え込みました。
母が貸してくれたニットの上着や、祖母の家にあったジャンパーなど借りて過ごしました。
朝晩はこたつと石油ストーブでホッとする暖かさになります。
祖母の家の布団は、昼間の間に干したりしていた訳ではないので寒いよと母が言い、
電気毛布をすすめてくれましたが、私は布団に入ってしまえば寒くないと思い借りませんでした。
所が、寝ようと思い布団に体を伸ばすと…、
(ひーっ)
まるでろうかに横たわったかのように冷たい
さ・む・い!
↑母が低反発まくらだと貸してくれた可愛いまくら。
寒すぎて反発せず、ただのコチコチまくらだった(笑)
そんな訳で、初日の夜は寒くて寝つきが悪かったり何度か目が覚めたりしました。
8:00を告げる柱時計のボーン、ボーンと八つ鳴る音で目が覚めると、
台所では両親が朝食を食べていました。
私が寝ていたのは仏間で、仏壇の真ん前に布団を敷いて寝ていました。
本当は朝食前にお線香で手をあわせるのが祖母宅のしきたりです。
朝食はお供えしてありましたが、まだお線香は焚いていなかったみたい。
「ごめん、私がなかなか起きてこないからお線香まだだったんだね。」
と私が言うと、
母はそんなにキチキチ決まりはないから別に食後でもいいのよと言ってくれ、
「仏壇のところのぞいたら、あなたが真下で寝てるからその頭上にお線香上げるのも変だなと思って。」
と言うので、絵づらを想像したら面白くて私は笑いが止まらなくなりました。
↑↑朝食の片付けが終わる頃には、台所の石油ストーブからやかんの湯がホカホカしてきます。
こういうストーブって懐かしい冬のいいにおい。
母によると、こうしてやかんで加湿したり鍋物を置いておくことも出来るんですって。
いいなぁ、いつもお湯が沸くなんて。
今回水筒を持ってきていましたので、
毎朝このストーブやかんの湯で、水筒にごぼう茶を入れて外出時の飲み物にするのが楽しみでした。
おいしかったなぁ。
祖母の暮らす施設には毎日行きました。
母は洗濯済みの物や、日用品など届けたりもしていました。
祖母は私を見ると、とても久しぶりだと喜んでくれ、
手を取り合って喜んでいるところを母が写真撮ってくれました
私の着てきた上着の色が地味だと祖母が言ったので母が笑いました。
母から借りた上着なのですが、私っぽくないとすぐ判るみたい。
祖母はとてもおしゃれな人で、服や食器など色や柄や形など好みの物を所持していました。
96歳の祖母、
ちょっと疲れやすくなっていて、認知症も少し進んできましたが私も祖母のように暮らしを大切にする人間になりたいなぁと思っています。
お料理も好きだったという祖母、ミキサー、パンのトースター、温泉卵メーカー、氷かき…、色んな物持っています。
お皿も和、洋、可愛い物がいっぱい。
↑(左)圧力鍋でしょうか。年代物ですが、祖母の家にあると古さを感じません。
(右)台所は収納があちこちにたくさんあり、箱も大切にとってある食器や電化製品が多いです。
少しずつ買い揃えて大切にしていたのだろうなぁ。
↓使い込まれた小さな鍋、高い物ではなさそうだけど、内に水位の目盛付きでとても使いやすかった。
2日目の夕方、両親と一緒に上杉城史苑まで散歩がてらお土産を見に行きました。
私は会社の人やお友達に。
母も仕事先の人に。
父もお土産を買いたいと言っており、
同じ団地のかたで時々釣りに出掛け、釣れた新鮮な魚を分けてくださるおうちがあるそうなんです( ´艸`)
素敵なご近所付き合いだなぁとほのぼのしました。
父はお土産セレクトがわからないそうで、母がラスクを選び買っていました。
↓暮れかかった景色の綺麗な紅葉と光のオレンジはいつまでも見ていたいほど綺麗でした。
山形滞在中は、スーパーへの行き来や祖母の施設への運転は私の役割でした。
脇見したいほど綺麗な自然の中を走るのはとても楽しかった。
それ以外で出掛けたい時には、祖母の古い自転車を借りました。
かなり古い形だけど、物置にしまってあり割と綺麗。
パンクではないのですが、後輪のタイヤの空気が抜けやすくてしょっちゅう空気入れでスカスカ空気入れてから出掛けていました。
自転車があるととても便利。
自転車のおかげでたくさん綺麗な景色が見れました。
↓すすきのふわふわした様子はとても素敵。
↑干し柿をしているおうちがとても多く、のれんみたいに可愛かった。
父は食べ頃のをみると、かーっとか言って食べたそうで干し柿も柿も好きみたいです。
赤い木は楓だけではなく、これはたぶんナナカマド。
↓葉も真っ赤に紅葉していますが、赤い実もまた綺麗ですねぇ。
山形での食事は、
出来合いの物買ったり、あとは寄せ鍋をしたりもしました。
そうそう、収穫祭で両親におみやげにかった巨大しいたけ、
山形に持ってきて網焼きにして食べました◎
滞在中同じスーパーで買い物をして、
シールを集めたら、定価の半額で商品と交換出来るキャンペーンでフードカッターと交換できました。
↑こういうの欲しかったんです、本当に嬉しかった。
旅の思い出もあるし、山形でポイント貯めて買ったのも楽しい記憶になりそう。
新しいキッチン用品、祖母みたいに私も大切にします。
山形のスーパーは試食が大きくて、父とびっくりしました。
お惣菜も大変おいしかったです。
楽しかった連休、終わってしまいました。
でもこんなにリラックスして過ごした日々は久しぶり。
山形にいる間に大きな虹を2回も見ました。
祖母の施設からの帰り道の私が運転中と、東京に帰る高速道路で助手席から見た2回です。
大きな虹を間近に見たのは初めてでびっくりしました。
運転中、サイドミラーに虹が見え、
見たい見たいとわめくと、停車して見て来いと言われ写真に撮ることが出来ました。
綺麗な自然を満喫出来た素敵な旅になりました。
↓高速からの帰りの景色は、山の様子はこんな色でした。
↑【また来とごやぇ】ちょっと言ってみて、と母に発音してもらい、楽しい言葉だと大いに笑ったのでした。
…それでは、またです♪
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