色々考えることがあり、ブログをリニューアル中です。リニューアルといっても、基本は今までの形で継続します。新しい記事ももうすぐアップしますので、よろしくお願いします!
ある日、ある納得がいかないことがあった。
私の中では、フェアじゃないんじゃないかと思い、世の中ってこんなことがあるの?と驚いた。
だけど世の中はフェアじゃないことばかりだ。

何かを成し遂げるには、フェアじゃないことを乗り越えるには、圧倒的なものが必要だったんだと気づいた。だから私は当事者の子をサポートした。その子が圧倒的な力を発揮できるよう。できる範囲でだけれども、熱心にアドバイスした。

今まで自分がその子と全く同じ状況に陥ったことはないけれども、苦しい状況になったことはあった。その時に優しい声をかけてくれた人、温かい言葉をくれた人が思い出された。彼らも私の困った状況を見て、寄り添ってくれていたのだろう。

不条理な状況にいても、誰かが見てくれていて、助けてくれることもある。誰かを助けることで、自分も救われることもある。もし自分が万が一そういう状況になっても、誰かが見ていてくれるかもしれない。そう思うだけで、何かに挑戦するときに勇気がわいてくる。

皮肉なのは、最終的にその子は最後の一歩に踏み切れなかったことだ。支援する側は支援する側にしか過ぎず、いくらこちらが頑張っても、本人が立ちすくんでしまったら駄目なんだと感じた。目標があったら、ひるんではいけない。それを達成できるかどうかは、もちろん能力もあるかもしれないが、それ以上に前に進む力だと感じた。

私は、あの時どうやって支えてあげれば良かったんだろうかと今でも考えている。


世間では、ハーフの子は自然にバイリンガルになると思っている人がいるようだ。
まさか、そんなことはない。ハーフの子は沢山知っているけれど、日本で暮らしていると、英語が弱くなったり、ぜんぜん話せないこともある。両親とも英語ネイティブの場合でも、あるママの話だと、日本で育った子どものRが完全に英語の発音ではないのがわかると言っていた。

対策として一番手っ取り早いのは、近くにインターナショナルスクールや外国語で教育している学校に入れたりすることだ。だけど近くにない場合には、外国語ネイティブの方の親の実家に帰省した際に、現地校に入れること。でも、これも学校の休みと被らない配慮が必要。

我が家は、英国のBBCの幼児番組を時に英語で話しかけたりしながら見せているのだけれど、知的な内容だし、芸術的にも最高な俳優さんやミュージシャンを使っている。日本の某子供向け英語番組を見たときは衝撃が走った。ほとんどHelloとかGoodbyeとか、簡単な表現がばらばらに使われている感じだった。

逆に海外にいる人の場合は、日本語が心配になるかもしれない。そういうときの心強い味方が、しまじろう(日本語のほう)だ。うちも購読している。

英会話に通わせるという考えもあるかもしれない。だけど、個人的には、子どもに英語を「学習」ととらえて欲しくない。学習って外的なことを学ぶ印象がある。だけど、自分の言葉は、自分の一部ととらえて欲しい。

日本語も大切なので、今は英語と日本語の配分を考えながら、子どもと話している。そのうち完全に英語に移行しなければならないときが来るだろう。
私は、気分転換を必要としてた。
月の中のタイミングもあり、ブルーな気分になりかかっていた。空は青いし、緑は深いのに。

子どもはすくすく育っていて、いつも元気なのが嬉しい。子どものいなかった過去は、遠い昔のようだ。その頃は、気分転換に無限の方法があった。。今はワーキングマザーだし、実家ではない場所で共働きということもあり、両親のサポートは通常はほぼないので、時間や物理的な移動に制約がある。

そんな中でもつい?読書はしてしまう。読書というより、手っ取り早くネットの興味深い雑誌を読んだり(cakes、面白いと思う。)、ブログなどをみたり。

そんな中で、ある方のブログで目を引く言葉があった。自分の信念を伝える、温かい言葉だった。もちろん誰か特定の人に向けられた励ましではない。誰かの行動を促すものでもない。だけど、ポジティブなことをその方が信じているという意思表示によって、私は救われた気持ちになった。

だから私は久々にブログを書いてみようと思った。少しずつかもしれないけど、続けていきたい。誰かどこか遠くにいる人に自分の気持ちを伝えるために。
以前どこかで、こういう記事を読んだ。肉食系の(アグレッシブな)仕事をしていたひとが、恋愛も肉食になってしまっていたことに気づいたこと。仕事を変えると同時に、恋愛相手のタイプも変わったそうな。

人は、身を置く環境の影響を受ける。それで性格が変わってしまう人もいる。変わってしまうのだろうか、それともその人の真の姿が現れるのだろうか。

ロンドンのような多様で若い人がいる場所には、エネルギーがある。毎日何か素敵なこと、エキサイティングなことが起こりそうな予感すら感じる。人って、環境の影響を受ける存在であるのと同時に、環境の一部なんだと思う。

人は、誰かと関わり合いながら生きていく。テレビやネットで他人と関わり合うこともあるけれど、実際に会うことって大切だ。

知的なものに触れてないと死んじゃうっていう人が、そういう人やモノがほとんどない場所に置かれたら?音楽がないと死んじゃうっていう人が、音楽のない場所で生きていけるだろうか。

そういう人は、環境から影響を受ける側から、環境を切り開く側&影響を与える側に転換する時期に来ているのかもしれない。




もう随分前に書いた搾乳に関する記事だけれど、せっかくなので、アップしておこうと思う。他のワーキングマザーの参考になるかもしれないから。

仕事に復帰するにあたって、搾乳することにした。手で搾乳する人、手動の機械を使う人、電動を使う人もいるが、私は電動にした。忙しくなるので、現実的に考えて電動のほうが実行可能だと思ったから。使うのは、色々リサーチした結果、メデラ社のスイング。

だけどリスクは避けたい。搾乳すると胸が張りすぎると聞いたので、仕事復帰する前に、一日一回で凍ったのをためることにした。そして、復帰したら冷蔵保存。

以下にちょっと覚書。

・母乳を室温(25度未満)だったら6時間まで保存OK←→室温保存は不可の二つの意見がある。
・数日のうち(5日未満)に使うのだったら、冷凍より冷蔵のほうが好ましい。冷凍だと母乳のなかの細菌を殺す成分が壊れてしまうから。でも、冷凍の母乳でもミルクよりは健康的。
・冷蔵されてる母乳に新しい母乳を追加できるけど、元のが入れられてから5日になるまでに使う。
・母乳は冷蔵庫の低くて奥の場所に保存。
・新鮮な母乳が凍った母乳より少なくて、1時間冷蔵されていれば、凍ったのに追加できる。
・母乳の解凍は冷蔵庫で一晩か、37度以下の流水で。それから12時間OK.
・仕事から帰ってきて授乳するときに、赤ちゃんがお腹をすかせている状態にしてもらう。
・仕事復帰前に、授乳後に搾乳するようにする。授乳と授乳の間に搾乳すると、母乳が過剰に作られてしまう。
・職場の上司に相談。
・パックに入れる量は4分の3くらいにとどめておく。
・搾乳で出る量がスローになったら逆のお乳にかえる。片方二回する。
・飲みかけは捨てる。
まさか自分がそんなことをするとは。
家のセントラルヒーティングは切ってしまったので、ひんやりとしている廊下を歩き、階段を下りてさらに廊下をつたった。目指すは・・

こんなに寒いのにわざわざ暖かい寝室を出たのはなぜ?しかも深夜。

キッチンの冷蔵庫に手を伸ばした。お腹が空いてたまらなかった。ママになって、完全母乳で今まできたのだけれど、赤ちゃんが成長期に入っていた。普段の3倍くらい、授乳によっては普通の6倍以上の時間飲んでる・・・。

まさかママになったことで・・・人生初!真夜中のフルの食事をすることになるとは。もともと間食はほとんどしないのに。それがこの食事。

冷蔵庫を開いて、既に作ってあったさばと、きんぴらごぼうをとりだした。さらに炊飯器からご飯も!

ひと足先にママになった妹の言葉を思い出す。出来合いの食事でも買ってストックしといたほうが良いよ、と。赤ちゃんの成長期と自分の風邪とかが重なった時に大変だからだ。実際、妹はご飯を2合食べたこともある。だけど妊娠前よりも痩せている。

自分の母もこんな経験をしていたのかもしれないと思うと、母に対して感謝の気持ちが湧いてくる。

・・・その後私はもれなく風邪を引いた・・・。






日本に帰ってきたある日、ダーリンが言った。このグレープジュース、飴みたいな味がするね。

私:「だって、香料はいってるもん。」

ダーリン:「!でも100%グレープジュースってここに書いてあるよ?」

私が当然のように香料入りと言ったことにダーリンは驚いていた。そう、日本では、もともとジュースといえば、ソフトドリンク(果汁がちょっとしか入ってない飲み物とか、ポカリスエットとかなど)も含まれる場合が多かった。去年も、お祭りに行ったときに、お店のおじさんに「ジュースはありますか?」と聞いたら、普通のソフトドリンクを渡されたことがあるからだ。

ダーリンの言っていることは正当だ。だって、100%グレープジュースって書いてあるのに、追加で何か入ってたら、数学的におかしい。じゃあ、100%じゃないでしょうということになるから。95パーセントくらいジュースで、5%は香料という風にかけないのだろうか。それともまさか雑な四捨五入・・・?

少なくとも、イギリスではソフトドリンクはジュースのうちに入らない。それに、日本より生搾りのジュースが気軽に普通のスーパーで手に入る。日本でもそんな風になったらいいのになあ。たまに家でもスムージーとかフレッシュジュースは作ったりはするけど・・・(あくまでも自分で毎日家で搾ろうとは考えていない(笑))。

こたつに入りながら、しみじみと時間の流れを感じる。
日本に帰ってきてしばらくになる。

何故こたつ?と思った方。ダーリンがこたつのファンだからです。日本人よりも日本の伝統を大切にするふしのある彼。日本に戻ってきて、こたつを買った日には、みかんを用意して、「あとは猫だけだね」と日本の冬の三点セットを意識してる(笑)。こたつはもはや日本の家庭で見られなくなってきているけど、私の会ったある国の富豪の家には、日本ルームが用意してあって、掘りごたつもあるらしい。あ、日本でも進化したこたつは家具屋さんで見かけた。っと脱線。

逆カルチャーショックは思った以上に強かった。けど、ユニークな場所を選んだことと、もともと適応能力もあるほうなので、結構早く克服した。・・・と自分で思ってるだけだったりして。

逆カルチャーショックの症状のなかでも大きいのは、物事に批判的になることらしい。私もまず周りの風景とかに批判的になった。

うかうかしていると、人に対しても過剰に批判的になるリスクもあると思ったので、周囲の人にはあらかじめ言っておいた。意識していなくて過剰に批判的になることは怖い。自分では覚えていなくても、言われた当人は覚えているものだから。

日本に帰ってきた時とその前を振り返ると、自分は随分変わったものだと思う、と書きそうになった。けれど、自分が変わったのではなくて、自分の状態が変わった。自分という軸は全く変わってはいなくて、状態がよりハッピーになった。

ダーリンと私に、新たな家族の一員が増えた。家も大きくなった。良い友達も増えた。親友と再会することができた。これからまたブログを再開できると良いな・・・。
これまでになくして1番ダメージが大きかったもの ブログネタ:これまでになくして1番ダメージが大きかったもの 参加中
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今までになくして一番へこんだのは、母からもらったダイアモンドのリングだ。母は祖母からもらったらしい。後にも先にも指輪を失くしたのはその一回きり。何度も何度も探したけど、見つからなかった。

どこでなくしたのか、落としたのかはわからない。(もしかして盗まれた?)

美しいアンティークの指輪だった。透明度が高くて、永遠に溶けない氷みたいだった。
つけていて、自分の気持ちが高揚するような、素敵な指輪。

どこかで誰かが拾っていたら、大切にしていてほしいと思う。いつか私の手元に戻ってきてほしいなとは、もちろん思うけど・・・。

それ以降は、大切な指輪を一定の期間外さなくてはいけない時は、ネックレスに付けるようにしている。その一件であまりにも凹みすぎたから・・・。

なくしてかなり凹む時って、それに代わるものがないときだと思う。もしその指輪が簡単にジュエリーショップやデパートで買えるようなものだったら、母や祖母がつけていたという思い出がないものだったら、悲しみの気持ちは軽減されていたかもしれない。

代わりになるものがないものは、なくすべきではないと思っている。人も物についても