続きです
離婚で学んだことはたくさんあります。
現実的な手続きや法的なこと、結婚という制度についても
改めて知ったし、日本において婚姻関係という契約は大きな意味をもつことも知りました。
互いの価値観についても、あってないようなものだと思い知りました。
分かりあうことの難しさ
自分の未熟さや甘え
弱さと強さ、本当の優しさ
そして100%の信頼は存在しないこと
夫婦になるには互いの努力がいること
大切なものを作る苦労と簡単に壊れてしまう脆さ
自分にとっての子どもはどんな存在なのかも改めて考えることができた。
心労で痩せた両親をみて、改めて親に愛され守られてきたことにも氣付けた。
心配してくれた友人の温かさに何度も救われたこと
それから時間が経つにつれて
息子たちにとって父親はとても大きな存在だったこと
その存在を奪ってしまったこと
一人で生きることの心細さ
守るものと守りたい存在がくれる強さ
数えたら、きりがないのです…
そうして離婚して半年が過ぎたころ、元夫が復縁をしたいと言いだしました。
驚いたし、人の心の危うさを感じました。
そして、あんなにつらかったのに…と少し馬鹿にされたようにも感じました。
もちろん、私は断割りました。
私は、そんなに簡単な決意で離婚したのではなかったから。
そんな元夫から、今できることをしっかりとやっていく大切さも学びました。
離婚を経験して、私はより人に弱みを見せたくないと思うようになっていきました。
そんな私に、今の夫の不倫が「本質のわたし」の思いとは全く逆だと教えてくれた。
離婚を乗り越えた私は、とても強い
そう信じて疑わなかったし、そう信じていなければやりきれないこともあったのです。
今なら、私は弱さを認めずに自分を無視し続けていたことがよく分かるのですが…
そんな私のために、夫たちは嫌な役を演じ続けてくれたのです。
”魂はどんな感情も感じたい”のだと氣付けた今の私は
あの頃感じた感情はとても魅力的だったと思っています。とっても苦しかったけどね…