今から10年以上前
まだ僕がサラリーマンだった時の話です。
当時の僕はシステムエンジニアとして
とある料金精算システムの開発や運用をしていたのですが
ある日、
この仕事で一番の大失敗を犯してしまいました。
僕の作業ミスで
料金の未払いが発生してしまったんです。
鈴木宏幸＠人生コンサルタントの
自己紹介は＜こちら＞
このミスが発覚した時
すぐに関係者が集められて
ミスの対応についてミーティングが行われました。
当然、僕も参加しました。
そして、僕の役割としては
今どれだけの未払いがあるのか確認することで
早速、慎重に確認していきました。
そしたら、、、
総額
数千万円
もの未払いがあることが分かったのです。
やっちまった。。。
その時、僕の頭の中は真っ白になりました。
なんかもう
人生が終わったかのように感じましたね。
で、その未払いの金額を上司に伝えると
再びミーティングが行われました。
そして、今後の対応について
いろいろ話し合われたんですけど
最終的には
未払いだったものは翌月支払えばよくなり
作業のミスに関しては
チェック体制をしっかり作ることになって
一件落着じゃないですけど
とりあえず話は落ち着くところに落ち着きました。
だけど、、、
僕の心は落ち着いていなかったんです。
翌月払えばよくなったとはいえ
金額が金額ですし
たくさんの人たちに
多大な迷惑をかけてしまいましたから。
そして何よりも
ミスをした自分が許せなかった。。。
だから、しばらく
ずーっと落ち込んでいたんですよね。
そしたら
そんな僕を見かねた上司が
こんな言葉をかけてくれたんです。
別に命が取られるんじゃないから
大丈夫だよ！
でも僕は最初
その言葉を素直に受けることができませんでした。
なぜなら、
その上司はあまり仕事をしない人だったから。
お前が言うな！
って、ぶっちゃけ僕は思ってしまったんですね（苦笑）
と、思えてきました。
そしたら
だんだん元気が出てきて
あの言葉をかけてくれば上司に対して
感謝の気持ちが湧いたのを
今でもハッキリと覚えています。
─夢─ 実現プロデューサーの山崎拓巳さんは
こんな言葉を残しています。
『死ぬこと以外はかすり傷』
僕も、その通りだと思います。
さっき書いた僕の大失敗も
その渦中にいた時は
本当に自分の人生が終わったと思ました。
だけど今思い返せば
これまでの僕の人生にとってみれば
ほんのかすり傷。
たいしたことじゃなかったんですよね。
なので僕たちは
生きていればいろんなイヤな出来事がありますけど
たぶんそのほとんどが
自分の人生にとってみればかすり傷だと思うんですよ。
もちろん
その渦中にいる時はそう思えないかもしれません。
だけどきっと時間が経てば
それがかすり傷だって分かる時がきますから。
『死ぬこと以外はかすり傷』
ぜひ、あなたにも
この言葉を覚えて置いてくれたらなーって思います＾＾
鈴木宏幸
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