1960年代のベトナム戦争下のジャングルを舞台に1人のアメリカ軍将校暗殺を命じられた大尉が4人の部下と共に直面する戦争の狂気を描く。製作・監督は『ゴッドファーザー』 (1972年)→『ゴッドファーザーPART II』(1974年)のフランシス・フォード・コッポラ。ジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』(Heart Of Darkness、1902年)を原作に、物語の舞台をベトナム戦争に移して翻案した叙事詩的映画(エピックフィルム)。 出演はマーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、アルバート・ホール、サム・ボトムズ、ローレンス・フィッシュバーン、デニス・ホッパー、G・D・スプラドリン、ハリソン・フォード、ジェリー・ザイスマー、スコット・グレン、ボー・バイヤーズ、ジェームズ・キーン、ケリー・ロッサル、ロン・マックイーンなど。
日本初公開は1980年2月23日(配給:日本ヘラルド)。 2001年に、コッポラ自らの再編集で未公開シーンを追加し、49分長い「特別完全版」(原題:Apocalypse Now Redux)が製作・公開された(米国公開:2001年8月3日、日本公開:2002年2月2日)。 2016年4月16日より「デジタル・リマスター版」(1980年に日本公開のオリジナルバージョン)をリバイバル上映(配給:boid)。
日本の怪獣映画史に名を残す“ゴジラ”が、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明が総監督、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の樋口真嗣が監督を務め、シリーズ初のフルCGで復活。東宝製作のゴジラシリーズの第29作で、『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラ映画。巨大怪獣の出現で未曽有の危機にさらされた人々の物語が描かれる。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみをはじめ、総勢328名のキャストが出演。
『トム・アット・ザ・ファーム』『Mommy/マミー』などで若手実力派監督としても高く評価されるグザヴィエ・ドランが、俳優として出演したサスペンスタッチのヒューマンドラマ⇒運命に翻弄される人間、人生の選択を迫られる人間たちの群像劇。監督は『7 DAYS リベンジ』(長編映画デビュー作、2008年)のダニエル・グルー。
(4) Welcome to Ciudad Juárez(メキシコ・フアレス市) ケイトを含む≪特捜チーム≫は5台の車に分乗し、物々しく武装したメキシコ警察に先導されながらフアレス市内へと向かう。そこでケイトの目に飛び込んできたのは、麻薬カルテルが見せしめのため高架下に吊した幾つもの惨たらしい死体。それは、まさにカルテルの暴力に支配された街のおぞましい実態だった。やがてチームが裁判所でディアスの兄ギエルモの身柄を引き取ったのち、ケイトはさらなる衝撃に見舞われる。アメリカとの国境の手前~メキシコ側検問を抜けた直後、アメリカ側検問に繋がる橋の上~で渋滞に巻き込まれた際、カルテルの襲撃を事前に察知したチームが猛烈な銃撃を浴びせ、敵を皆殺しにしたのだ。周りに民間人が大勢いるも、事は躊躇なく決行された。どん引きしたケイトも、銃撃を受けて、車内から拳銃で応戦する。その後、一行は無事にアメリカ国境を渡る。
※シウダー・フアレス(Ciudad Juárez、フアレス市)は、メキシコ・チワワ州最大の都市(旧名はエル・パソ・デル・ノルテ〈El Paso del Norte〉)。人口は2010年の統計によれば1,332,131人、メキシコで8番目に大きい都市に指定されている。市の北側にメキシコとアメリカの国境(アメリカ=メキシコ国境)でもあるリオ・グランデ川が流れている。川を渡ればアメリカに入国することになり、テキサス州最西部の町エル・パソにたどり着く。シウダー・フアレスにはエル・パソと結ぶ四つの橋があり、2008年に22,958,472人の移民がこれらの橋を利用して二つの都市を行き来したといわれている。シウダー・フアレスとエル・パソを合わせば、アメリカとメキシコの国境地帯の都市で2番目の大きさを誇り、その人口もおよそ210万人に跳ね上がる。近年、工業化が著しく、世界中で最も発展が早い国の一つとして知られているが、同時に急速に治安が悪化して「戦争地帯を除くと世界で最も危険な都市」とも恐れられていた(2009年には年間に2575人が殺されるという、世界で一番殺人が多い町だった)。しかし、2012年にホンジュラスの都市サン・ペドロ・スーラに抜かれ、「世界で2番目に危険な場所」となった。2012年以降は殺人件数が減少しているものの、今もなおジャーナリストなど町の実態を調べようとする者にとって世界で最も危険な都市の一つであり、新しいカルテルも台頭しつつある。
※米国では、警察(Police)が同一の州で起こった犯罪を管轄し、FBI(Federal Bureau of Investigation、連邦捜査局)が複数の州にまたがった犯罪を管轄する。FBIは司法省配下の法執行機関で、逮捕権のみで起訴権をもたず主にアメリカ国内で捜査を行なう。一方、CIA(Central Intelligence Agency、中央情報局)は大統領の直属機関で、国家の安全保障政策の決定に必要な諜報活動(ヒューミント)を行なうことを主任務とし、米国への他国からの犯罪などの防止や対策、捜査を担当している。
▼ Academy Conversations : SICARIO Sicario discussion with director Denis Villeneuve, cinematographer Roger Deakins, and actors Benicio Del Toro, Emily Blunt and Josh Brolin on September 16, 2015 at the NYIT Auditorium in New York. (Academyとは、The Academy of Motion Picture Arts and Sciences〈略称:AMPAS、映画芸術科学アカデミー〉のこと。)
本作の最も不可解なキャラクター、アレハンドロ・ギリックを演じた、プエルトリコ【正式国名:アメリカ合衆国プエルト・リコ自治連邦区(Commonwealth of Puerto Rico)】出身の男優デル・トロも、ひときわ光彩を放つ。 アレハンドロは映画の前半では全く正体不明、クライマックスに彼の不幸な過去が判明する人物。彼はかつては勇敢な検察官だったが、麻薬戦争に巻き込まれて家族を皆殺しにされたことで、今は身を転じて、自分の人生を破滅させたカルテルを掃討するには、どんな線を超えることも厭わない“Sicario”(殺し屋)となった。 この麻薬王たちを狙うSicarioを、デル・トロは冷徹に演じている。その彼の迫真力に満ちた演技には、確固たる存在感がにじみ出るとともに、男の気をそそる色気も漂う。 ターゲットを確実に仕留める酷薄非情な狙撃手(暗殺者)アレハンドロ=デル・トロは、時にケイト=ブラントにさりげない優しさ~互いの心の底に儚く通い合う一瞬の何か不思議なつながり~を見せる男でもあった。
※「チェ・ゲバラ」は通称。「チェ」は主にアルゼンチンやウルグアイ、パラグアイで使われているスペイン語で「やぁ」、「おい」、「お前(親しみを込めた)」、「ダチ」といった砕けた呼びかけである。ゲバラが初対面の相手にしばしば「チェ。エルネスト・ゲバラだ」と挨拶していた事から、キューバ人たちが「チェ」の発音を面白がり付けたあだ名である。彼の本名は、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ(Ernesto Rafael Guevara de la Serna)。