2016年8月24日(水)吉祥寺プラザ(東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-19、JR吉祥寺駅北口サンロード突き当たり左)で、16:30~、日本語吹替版を鑑賞。
作品データ :
原題 FINDING DORY
製作年 2016年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
上映時間 103分
カクレクマノミのニモと愉快な仲間たちによる冒険を描いた『ファインディング・ニモ』(2003年)の続編。前作から1年後の世界を舞台に、何でもすぐに忘れてしまうナンヨウハギのドリーが唯一忘れなかった大事な家族を捜すため、壮大な冒険の旅に出る。ニモとマーリンの親子やカメのクラッシュといったおなじみのキャラクターも登場する。監督は、『ファインディング・ニモ』『ウォーリー』で2度アカデミー賞長編アニメ映画賞に輝いたアンドリュー・スタントン。
ストーリー :
ある晩、ドリーは突如過去の記憶を思い起こす。そのまま朝になり、彼女はニモと共に学校の遠足へ行くが、そこで不注意により激流に飲まれ、気を失ってしまう。他の生徒に囲まれて目を覚ますと、過去に似たような経験があったことを思い出す―「激流には近付いてはいけない」と言われていたこと、そしてそれを自分に教えてくれたのは両親だということ。彼女は幼少期、何らかの理由で両親とはぐれ、次第に誰を探しているかも忘れながら彷徨っているうちに成長し、マーリンと出会っていたのだ。改めて両親を探すことを決心した彼女は、唯一覚えていた「カリフォルニア モロ・ベイの宝石」という言葉を手掛かりに、ニモ、マーリンと共に両親を探す旅に出る。その道中、両親にまつわる様々なことを思い出す。
グレートバリアリーフからカリフォルニア沿岸に着いた3匹だったが、途中でイカに襲われ、ニモが怪我をしたかもしれないという。助けを求めるべくドリーが水面へ上がると、人間に捕まり、海洋生物研究所の隔離棟に連れて行かれてしまう。そこでタグを付けられた彼女は、そばにいたミズダコのハンクに話を聞く。彼によると、研究所の生き物は適切な処置を受けていずれ自然へ還されるが、クリーブランドの水族館に送られるものにはタグが付けられるという。そして、その出発は翌朝。彼は自然界にいい思い出がないため、水族館に送られて隠居することを望んでおり、彼女のタグと引き換えに、家族の元へ連れて行くことにする。
ドリーは道中、自分のことを覚えているというジンベエザメのデスティニーと隣の水槽に暮らすシロイルカのベイリーに会い、自分の家がオープン・オーシャンという展示水槽にあることを教えてもらう。「カリフォルニア モロ・ベイの宝石」とは、まさしく自分が育った海洋生物研究所がある場所のことだった。彼女はハンクにタグを渡してオープン・オーシャンの水槽に入り、ハンクは隔離棟へ戻って行く。水底に並べられた貝殻を見た彼女は、それが家への道しるべとして両親が置いてくれたものであることを思い出し、遂に実家にたどり着く。しかし、そこはもぬけの殻で、そばには紫色の貝殻、そしてパイプへとつながる激流が見える―幼少期、自身の将来を案じる母を見た彼女は、慰めに母が好きだった紫色の貝殻を拾おうとしてパイプに吸い込まれ、両親とはぐれてしまっていた。ナンヨウハギは全て隔離棟に移されたと聞いた彼女は、パイプを通って再び隔離棟へ行く。
ドリーがパイプの中を進んでいると、試行錯誤の末館内に入ったニモ、マーリンと再会する。彼女が隔離棟でハンクの助けを借りてナンヨウハギの水槽に入ると、困惑の中温かく受け入れられる。しかし、他のナンヨウハギは彼女の両親の現在について口を濁す。実は随分前に彼女を追って隔離棟へ行ったが戻ってこなかったという。マーリンが彼らは亡くなったのだろうと告げると、彼女は動揺する。ハンクがタグのない3匹を水槽から出そうとしたところで職員に見つかってしまい、その拍子に彼女は海につながるパイプへ転落、ニモとマーリンは水槽に取り残され、トラックに載せられてしまう。
絶望に浸るドリーが海底で慌てふためいていると、貝殻が並んでいるのを見つける。それを辿って誰かの家に行き着くが、そこからは何方向にも貝殻が並べられていた。そこへやってきたのは、両ビレに貝殻を持った彼女の父・チャーリーと、母・ジェニーだった。遂に両親との再会を果たした彼女は、最後にニモとマーリンを助けようと研究所へ戻るが、ちょうどトラックが出発するところだった。両親を連れてデスティニーとベイリーと共にダメ元でトラックを追うが、彼女は道路橋の袂に集うラッコの協力で車の流れを止めることに成功する。トラックに乗り込んだ彼女は、ニモとマーリンに会って話をするも、今度は彼女だけがトラックに取り残される。トラックからの脱出を試みた彼女は、ナンヨウハギに擬態してトラックに乗っていたハンクと共に荷台から脱出し、トラックを乗っ取り、ハンクの運転で研究所へ戻ることにする。彼女の道案内によりラッコがいた橋まであと一歩と迫るが、既に警察がパトカーでバリケードを作っていた。行き詰まった彼女は、ハンクにトラックごと海へ突っ込むよう指示し、荷台の魚も含め、海へ戻ることができた。彼女は両親にニモとマーリンを改めて紹介する。
ドリーは両親、デスティニー、ベイリー、そしてハンクも連れてグレートバリアリーフに帰り、新しい仲間と共に日々の暮らしを送る。ある時、マーリンはドリーが一人でどこかへ行くのを見かけ、心配してこっそり後をついて行くが、彼女はそれに気づいていた。延々と続く海中を眺めながら、二人で家族とは何かについて語り合う。
エンドロール後、前作でビニール袋ごと逃げ出した魚たち(タンク・ギャング)がはるばるカリフォルニアへ到達し、海洋生物研究所の職員に回収されるところでラストとなる。
▼日本語吹替版予告編