未処理感情は、不安や恐れといった「脅威反応」として神経に記憶され、無意識の言動や思考の偏りを引き起こします。
その結果、人間関係や日常の悩みなど、さまざまな人生の問題につながっていきます。
本記事では、未処理感情と人生の問題の関係と、その気づき方をわかりやすく解説します。
これまでの第1〜第3部では、未処理感情がどのように問題につながっているのかを見てきました。
未処理感情は、人間関係や日々の過ごしやすさにも影響を与えます。
しかし、その存在に気づき、解消していくことで、問題は自然と軽くなっていきます。
「2‑3:メソッドによる心の改善」でお話をした
「なんだか、うまくいく」状態も、実現しやすくなります。
この第4部では、人生の問題に繋がる未処理感情を再開させるトリガーのヒントをお伝えしていきます。
まず、人生の問題と未処理感情がどのように関係するか整理しましょう。
実は多くの人生の問題を引き起こしています。
未処理感情があると、「やり過ぎる」「やらなさ過ぎる」といった
偏った言動が起こりやすくなります。
また、思考も一つの行動であるため、同じように偏っていきます。
「3-9:人間関係を悪くする心の反応」でも触れた通り、
このような偏りが積み重なることで、問題が生まれていきます。
未処理感情が解消されると、問題は自然に起きづらくなります。
未処理感情は、神経に記憶された「脅威反応」です。
そのため、未処理感情が再び刺激されると、
不安・怖れ・嫌悪といった感覚として現れます。
つまり、これら感覚が未処理感情そのものです。
そして、防衛反応は、それらの不快な感覚を避けるために、無意識に起こる反応だと言えます。
ここまでの内容から、問題は次のような流れで生じることが分かります。
トリガー(出来事・考え)
↓
脅威反応(未処理感情の再開)
↓
防衛反応(言動・考え)
↓
問題
ただし、脅威反応も防衛反応も無意識のうちに起こるため、
自分ではなかなか気づけません。
一方で、問題そのものは「悩み」として表面に現れるため、
比較的気づきやすいものです。
問題との関係が見えてくると、
それを引き起こしている言動や思考にも気づけるようになります。
さらに、その言動や思考に気づくことで、
背景にある不安・恐れ・嫌悪にも意識が向くようになります。
つまり、以下が分かると未処理感情の存在に気付けます。
- 問題点
- 言動・考え(防衛反応)
- 不安・恐れ・嫌悪(脅威反応・未処理感情)
ここまで認識できるようになると、
どのような状況や出来事(トリガー)で反応が起きるのかも見えてきます。
状況や出来事は人それぞれ異なるため、具体的に特定することは難しいものです。
しかし、問題点・防衛反応・脅威反応には、
ある程度共通したパターンがあります。
それらを、実感しやすい言葉に整理したものが
「トリガーのヒント」です。
自分の防衛反応・脅威反応に気づけると、どんな状況・出来事・考え(トリガー)で、未処理感情が再起動するかを気付けやすくなることから「トリガーのヒント」と名付けました。
このヒントを活用することで、自分のトリガーに気付きやすくなります。
また、トリガーのヒント(防衛反応・脅威反応など未処理感情による反応)そのものでも未処理感情が再開しやすいので、
感情消化メソッドを使えるようになります。
次回は、トリガーのヒントを使って
どのように未処理感情を解消してくかについてお話をします。
今後の記事として検討させていただきます。
