幸せになるコツとして「がんばらない」「やりたいことをやる」ということがあります。

 

これについて、「イヤな仕事を続けるべきか?」「私のやりことは何か?」と考え出すと迷ってしまいます。

私も心がボロボロだった時、この魅力的な言葉によって「仕事を続けるべきか?」「離婚すべきか?」と逆に悩んでしまいました。

 

迷ったり悩んでしまうのは、着眼点が違うからです。

 

 

この「がんばらない」「やりたいことをやる」は、「何を止めるか?」「何をするべきか?」の問題ではなく、「どういう心でやるか?」の問題なのです。

 

以下の記事を振り返りながら考えてみましょう

  偏桃体が働いていることに気付くリスト

  偏桃体の悪影響に気づく (1/2)

  偏桃体の悪影響に気づく (2/2)

 

 

「がんばる」の問題

 

仕事などにがんばっているとき、多くの場合以下のような感覚があると思います。

  • 深刻・真剣
  • 緊張・危機感
  • 焦り・気負い
  • 拘り・執着
  • 立ち向かう・変えようとする

「イヤだ」とか「不安」が無いように感じていても、これらの感覚は偏桃体の働きです。

よくよく自分の心を観察すると、「怒られるかもしれない」「同僚に評価で負けるかもしれない」という恐れがあったり、過去に恐れから頑張ったことが習慣になっていたりします。

 

 

偏桃体が優位になりすぎると、理性的な部分の働きが鈍ってきますので、以下のような影響を受けます。

  • 効率が落ちる
  • 気付きが減る
  • 創造性が減る

簡単に言えば、「肩に力が入りすぎ」ということです。

 

仕事には目標や責任があり、「それを守れない」という恐れを生むので、どうしても偏桃体優位な状態になりやすいのです。勉強や部活でも結果を出そうとすると、扁桃体を刺激しやすくなります。

 

これらは、「がんばる」問題の一つですが、ほとんどの仕事は目標や責任がありますから、これらは避けられません。

自分の心の状態をメンテするしかありません。

 

アップルのスティーブジョブスが禅をしていたとか、Google やFacebook がマインドフルネスを取り入れていたのは、この偏桃体優位な状態を解消して創造性を高める目的があったのだと思います。

 

勉強も同じです「合格しなきゃ」と考えると「合格できない」恐れが偏桃体を刺激します。「浪人して、来年にかけよう」と力が抜けたとたんに勉強がはかどったりするのは、このためです。

 

 

「がまんする」について

 

「がんばらない」というのには、「イヤなことを我慢してしない」と受取られることがあります。

例えば「イヤな仕事をつづけない」「イヤな夫と結婚を続けない」という受け取り方です。

 

ここで注意が必要なのは、「すごくイヤだ」と感じる時は、偏桃体が活発になっていて、理性的な部分の能力が落ちていますから、よい判断ができない状態になってることです。

偏桃体を鎮めずに判断しようとしても、良い判断はできません。

 

 

この面では、「イヤなことはしない」は一理あるように、見えます。

しかし、「イヤだ」と感じさせるきかっけが何かに着目すると怪しくなってきます。

 

 

環境を変えたら、その「イヤだ」は無くなるのか?ということです。

たとえば、「仕事で責任を求められるのがイヤ」なら、環境を変えても意味はありません。

 責任の無い仕事は、まずありません。

 

また、これらの「イヤだ」の原因の多くは、人間関係が関係します。

人間関係の場合は、相手に問題がある場合もありますし、自分に問題がある場合もあります。

 

そして、やっかいなことに自分に問題があっても、ほとんどの人は気付けません。その状態で、環境を変えても同様のことが起きます。

 

例えば、攻撃されやすい人は以下のような特徴がありますが、これらも偏桃体の影響です。

  • 動揺しやすい
  • 不必要に反論する
  • 遠慮しがち
  • 人と積極的にかかわらない

他人を攻撃しやすい人の以下の特徴も偏桃体の影響ですが、こう言う人自ら人間関係の問題のきっかけを作ります。

  • 人の意見を聞かない
  • 人の意見にナンクセをつける
  • 正論が多い
  • 融通が利かない

 扁桃体が反応しない人は、揉め事に巻き込まれない選択をします。



「やりたいこと」とは?

 

幸せにつながる「やりたいことをする」ができている時は偏桃体が静まって理性的・創造的な部分が活発になりますから、以下のようになります。

  • リラックスしながら、目の前のことに集中できる
  • 結果に拘らない
  • 流れに乗れている感覚
  • 充足感
  • 優れたパフォーマンスが発揮できる
  • おおらか
  • 関係者や運命への感謝

しかし、「やりたいことをしている」と思っていても、以下のような感じや出来事がある場合は、それは勘違いで「がんばっている」状態です。

すくなくとも、幸せになる「やりたいことをする」ではありません。

  • 興奮している
  • 結果に執着している
  • 優越感を感じている
  • "もっと、もっと" と際限のない欲求
  • もめごとが多い
  • 関係者への不満

これらは、偏桃体の働きによるものです。


いまは上手くいっているように見えても、大きな困難で破綻したり、大切な人との関係に問題を抱えたりすることになります。

 

 

「やりたいこと」がわからない

 

さて、ここまで読んでいいたただいても、「わかったような、わからないような」と感じる方もいるかもしれません。

「やっぱり、"やりたいこと" がわからない」と感じる方もいるでしょう。

 

そう感じるのなら、まだ「何をすべきか?」という考え方から抜けられていないということです。

「何をすべきか?」ではなく、「どのような心で向き合うか?」の問題だというのは、最初はなかなか理解できない人もいるかもしれません。

 

「心の向き合い方は変えられる」と思えないこともあるでしょう。


瞬間的に変えるのは難しいかもしれませんが、手順を踏んでも毎日取り組むと数週間で大きく変わっていき、「やりたいことがやれている」心境に近いていきます。

 

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