不満などから自分の欲求を見つけることができることを、前の記事でお話をしました。
- 現実と戦わせる欲求
- 互いに戦う複数欲求
- 過去の欲求
どれも、不満足な感情につながっていきます。
結果にこだわったり、人や環境を思い通りにさせようとする欲求です。
融通が利かず、人や環境と調和しようとせず、戦う姿勢になっています。
このような欲求の影響を受けている時
- 不平・不満・怒り
- 不安・不信
のような感情や考えが浮かぶようになります。
人の配慮や、身の周りにあるチャンスに気持ちが向かなくなりますから、人生も上手く生きづらくなります。
簡単に言えば葛藤を生む欲求です。
「やらなきゃ」という感覚も、よく考えると葛藤の構造があります。
例えば、「●をやらなきゃ」と考える場合、「●をしたくない」という欲求と「●をしたい」という欲求が関係しています。
「●をしたくない」というのは、「●をすると、ひどいことになる」という不満があります。不満があるということは、「✕をうしないたくない」(つまり✕が欲しい、とか✕を維持したい」」という欲求があります。
「●をしたい」というのも、深く自分の心を観察すると「でないと、▲を失う」という不安、つまり「▲を維持したい」とか「▲が欲しい」という欲求が関係する場合がほとんどです。
つまり、よくよく観察すると「✕が欲しい」と「▲が欲しい」という欲求が戦っていたりするわけです。
過去の強い感情を伴う経験したとき、その経験からくる欲求が残っている場合のことです。
現実に合わない反応を引き起こします。
現実と戦わせる欲求と同様の働き方をします。
必要以上に怖くなったり、必要以上に怒ったりする要因になります。
これも頻繁に起きています。
心理療法によっては、「ほとんどの不適切な感情は、過去の経験くる」としています。
私の方法は、このような性質のある欲求を見つけて、調整をしていく方法です。
2.基礎知識と基礎スキル
├2.1.建設的な心を作る手順の概要と例
├2.2.欲求について
│├2.2.2..苦しみに関係する欲求の特徴
│├2.2.3..欲求を調和させる
│├2.2.3..過去の経験の影響
├2.3.自分を観察するスキル
│├2.3.1.気付きの3つの領域
│└2.3.2..自分を客観視する
□├2.4.1.ムダな考え
□└2.4.2..慢・執着