「怒りは2次感情」などと言います。

 

怒りの根底には、悲しみや不安などが隠れていて、それらの悲しみがあるから怒りが起こるという考え方です。

 

 

怒りは、悲しみや不安を感じないようにする手段として、都合がよいのです。

つまり自己防衛の戦略として、使われる手段です。

 

 

 
怒りは便利な自己防衛

 

怒りは、相手からの介入を防止することができます。

 

そして、怒りの感覚は強いので、悲しみや無力感、寂しさといった繊細な感情を感じることを避けることができます。

 

つまり「悲しみを避けようとする心が、幸せを妨げる」で書いた、悲しみを避ける2種類の目的を同時に達成することができます。

 

このため多用してしまう人がいるのです。

 

でも、多用すると他人を寄せ付けづ、社会的な立場も悪くしてしまうことが多いために、かえって困った状況にします。

 

 
怒りが自分に向かうとき

 

怒りを自分に向けることもあります。

 

自分に向けられても怒りを感じている間は、より繊細な悲しみや寂しさなどを感じさせないようにしてくれます。

 

そしてその怒りから、自己批判などが生まれますが、それが理性的な判断に感じられたり、ストイックな感覚で悲しみが打ち消されたりします。

 

これは、その自己批判がどんどん自分を苦しめていくことになります。

 

 

 
怒りの処理の仕方

 

怒りが生じてしまったら、まず生じた怒りの様子を観察します。

心の中がどん感じか、体のどこでどんな感じがするのか、よく観察します。

 

怒りがこみ上げ来る様子を観察できると爆発せずに済んだりもします。

 

それらを観察していると、徐々に感じているものが変化してきます。その変化も観察します。

 

徐々に怒りが収まってくると思います。

 

怒りが収まってきたら、その下にある悲しみ・みじめさ・不安などを探してみましょう。

それらを見つけて、一緒にいられるようになると、同じようなシーンで怒りがこみ上げることが減っていきます。

 

 

 
おまけ

 

私は心がボロボロのころ、職場などでよく怒りが湧いてきました。

 

そのころやっていたのは、「また、でてきましたね。怒りさん」といった感じに擬人化して観察することで、静まるのを実感していました。

そして、その日の夜に「何が嫌だったんだろう・・・」と嫌だったことを見つけ、じっくりその感情と向き合うことを繰り返すことで、徐々に怒りの回数が減っていきました。

 

 

そのころ水島広子さんの本を読み漁っていましたが、それらも大きなヒントになりました。

水島広子さんは、「攻撃する人は困っている人」「怒るのは困っている時」と表現されていて、理解しやすかったですよ。