以前、【「なかなかできない」を変える】という記事わ書きました。
今度は、「ついやっちゃう」「やめられない」を考えてみましょう。
- つい文句を言っちゃう
- お酒をやめられない
- ギャンブルをやめられない
そんな感覚です。
これを行動分析的に考えてみましょう。
以下の本でも「つい文句をいっちゃう恋人の改善」について考察されていますよ。
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パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学
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以下の本では、ついネガティブなことをいって周囲を困らせる人の改善が出てきます。
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行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論
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「ついやっちゃう」「やめられない」という困った行動というのは、何か嫌な結果が関係しているはずです。
そうでなければ、困る必要ないですからね。
でも、困るのであれば「嫌子出現の弱化」の法則で、行動をやめてもよさそうですが・・・
なぜ、嫌なことが起きるのにやってしまうのでしょう?
よく観察すると「嫌なことを感じる」のは、行動をしてからしらばく時間が経過しているはずです。
- つい文句を言っちゃう
- お酒をやめられない
- ギャンブルをやめられない
を考えても、ついやっちゃってから、しばらくして
- 人間関係が険悪になって自己嫌悪
- 前後不覚になって自己嫌悪
- お金を失って後悔
と感じると思います。
どれも、行動してからしばらくした後に感じるものです。
このように、行動してから時間が経過してから感じる感覚からは、行動は直接影響をうけません。
行動分析の考え方では、行動に影響を与えるのは直後の感じ方です。
さて、ではなぜ困った行動をしてしまうのでしょう?
多くの場合以下のようなことが、複数起きています。
- 嫌な状況から逃れられる
(嫌子消失による強化) - 望むものが得られる。
(好子出現による強化) - 別の行動を選べない
以下について、考えてみましょう。
- つい文句を言っちゃう
- お酒をやめられない
- ギャンブルをやめられない
いろいろなケースがあるので、ありえそうな例として挙げます。
つい文句を言っちゃう:
嫌な状況から逃れられる
- 何かの不安を紛らわせられる
- かまってもらえない状況から逃れられる
望むものが得られる
- 相手からの注目を得られる
(かまってもらえる)
別の行動を選べない
- 楽しい言葉が思いつかない
- 楽しい話をしても注目を得られないと感じている
お酒をやめられない
嫌なことから逃れられる
- 寂しさを紛らすことができる
- 不安や嫌なこと忘れられる
望むものが得られる
- おいしい
別の行動を選べない
- 他の気晴らしの仕方がわからない
- 楽しみを共有する人がいない
- 寂しさを紛らすことができる
- 不安や嫌なこと忘れられる
- 退屈さを忘れられる
望むものが得られる
- 興奮を得られる
- お金を儲けられる
別の行動を選べない
- 他の楽しみ方ができない。
いかがでしょう?
雰囲気つたわりましたか?
「望むもの」として注目や興奮があげられていたことに違和感を感じた人がいるかもしれません。
社会性を持つ人間にとって、「注目される」「誰かに相手にされる」ということに強い欲求があります。
家族などがいて、普段これらの注目が満たされているときは、実感することがないかもしれませんが、一人暮らしを経験した人には実感できると思います。
また、興奮は興奮そのものが好子となりえます。
興奮だけでなく、体で何かを感じるというのは好子になりえます。
さて、これらの改善については、また別の記事でお話をします。


