脱一体化は、禅やそれから派生した
マインドフルネスやACTなどでも
重視しているものです。
「とらわれない」「執着しない」でありながら
「感情を押さえつける」のでもない…
そんな感覚です。
「フォーカシング・ニューマニュアル」でも
脱一体化について多くのページを割いて
- 陥りやすい一体化の解説
- 脱一体化のための工夫
について、書かれています。
![]() |
フォーカシング・ニューマニュアル―フォーカシングを学ぶ人とコンパニオンのために
2,592円
Amazon |
まずは、脱一体化の重要性について記事にします。
感覚や感情とのかかわり方について
3つに分けて考えています。
- 一体化
- 解離(抑圧して、無かったことにする)
- 脱一体化
1.も2. も色々な人生の問題につながってきます。
それぞれについてみていきましょう
ある感覚が自分のすべてに感じて、
特定の感覚にコントロールされてしまっているような状態です。
自分でも気づきやすい例としては
- 怒りに震える
- 悲しみに浸る
- 不安に襲われる
- 何かをやらずにはいられない
のような状態が挙げられます。
ある感覚が自分のすべてのような感じ
自分を取り巻く環境のすべてのような感じ
とも言えます。
少し気づきづらいものでも
執着や「かたくなさ」として気づくことができます。
一生懸命になっていると感じている時も
一体化していることが多いものです。
本の中では、「フォーカシングをする」ことに
一体化してしまうことがあるので、
注意するように書かれています。
一体化をする問題はいくつか考えられます。
- ある感情が長引く
- 気づきが減る
- 他の感情を抑圧する
などです。
分かりやすい例としては、
長引く怒りや憎しみがあります。
相手が許しを請っても
勘違いがあったとしても
憎んでもどちらの利益にもならくても
本当は仲良くなりたくても
憎しみが消えず、許せない感じ。
この例で気づきを失い、
自分の中の他の気持ちを殺している感じわかりますでしょうか?
もう一つよくある一体化に
「問題解決をしたい」感覚への一体化があります。
この感覚に一体化していると
気づきが損なわれたり、
必要以上に問題が大きく見えてきます。
問題解決には、外にある解決の糸口に気付いたり
発想の転換、着眼点の見直しが必要になったり
誰かに相談して新しい考え方を取り入れることが
有効ですが、それを難しくしてしまいます。
「吹っ切れたときに解決が見えた」と
いうのは脱一体化が関係しています。
何かの感覚や考えへの一体化は、
「かたくなさ」につながります。
- 人の意見に耳をかせない
- 人の価値観を認められない
- 人の気持ちが分からない
そういった状態です。
その「かたくなさ」の為に
他人を拒絶したり批判して
自分にとって過酷な環境を自ら作り…
そして自分の中の繊細な気持ちにも
気づけなくなって、さらに苦しみが
増えていきます。
かたくなな態度の多い人は
ウツや不安障害など
精神疾患になりやすいのはそのためです。
また、もし気に入っていただけたら、リブログはご自由にどうぞ。

