札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

前回は

 

 

あっという間に失われていく

恐怖に煽られ、

 


ココロはその負担に、

耐えられなくなっていたのですね。

 

 

というお話でした。

『第37話:ココロが映し出すもの』

 

 

 

カラダも悲鳴を上げるものの、、、

 

 

ハローワークでの再就職も無理。

バイトではこれ以上の収入は無理。

この収入では明るい未来も無理。

 

 

もはや、頼れるものは何もない。

 

 

となれば・・・

「何か事を始めるしか途はない」

 

 

そこで思いつくのが、やはり今までの

経験を活かした「広告・情報産業」の

世界。

 

 

新たなマーケティングの切り口で

もう一度新規クライアント獲得して行けば、

今よりはもっと稼げるはず。

 

 

ひとりでやっていくくらいは、

また稼げるだろうと、

大手書店のマーケティングコーナーへ。

 

 

懐かしい、

見慣れたマーケティングの本がズラリと

並ぶ中、物色を始めました。

 

 

コトラーのマーケティング戦略

ランチェスターの法則

ワントゥーワンマーケティング・・・

 

 

「ん?!」

 

 

 

一瞬目を疑いました

 

 

「整体???」

 

 

なんでこんな場所に1冊だけ

こんな本があるわけ?

 

 

一度そこを通過したものの、

何か気になり、

手に取ってみることに。

 

 

マーケティングと整体って

いったいどんな関係があるんだ?

 

 

パラパラめくっていくと、

何やらすぐれた技術の整体学校があって、

多くの人が学んで起業しているとの話。

 

 

「えっ!!自分のこの体調も

    良くなるのだろうか?」

 

 

治りたい気持ちは強く、

まずはそちらに反応。

 

 

早速本に載っていた、

札幌にある治療院に

行ってみました。

 

 

治療を受けながら、色々話を聞くと

半年前くらいに、サラリーマンを退職して

この整体の世界に入ったとの事。

 

 

奥さんには事後承諾で話をしたところ、

「なんで安定した会社を辞めたの?!」

と叱られ、

 

 

奥さんは円形脱毛症になってしまった

という。

 

 

そりゃ今のご時世、安定している企業に

いるほうがいいに決まってる。

 

 

まして大人しそうであまり口数の多くない

この30代の男性は、

 

 

あまりサービス業に

向いていないのでは?とも思った。

 

 

そんな恨めしい気持ちで、

ぶしつけにも

 

 

「整体って稼げるのですか?」

と聞いてみました。

 

 

まあ想像以上ではありましたが、

企業にいたほうが良かっただろうにと、

 

 

奥さんの気持ちに

同情したのを覚えてます。

 

 

 

数回通院するうちに、

少し改善の感覚を覚えました。

 

 

ある日

「この技術はどこで学べるのですか?」

と尋ねたところ、

 

 

秋田の角館(かくのだて)町

に教えてくれる先生がいるとの事。

 

 

「一度行ってみようかな?」

 

 

教える技術のある先生なら、

もっと早くこの症状も治るかも?

 

 

という期待と、

 

 

ひとりの治療院、個人事業主で

いったい生計が成り立っているのか

見てみたいという好奇心で、

 

 

秋田の先生に予約を取って

頂きました。

 

 

調べると、

角館は武家屋敷とシダレザクラ、

比内地鶏で有名なようでしたが、

 

 

3月だったのでサクラには

ちょっと早かったようです。

 

 

札幌から一番安い方法で

夜行列車で函館まで行き、

 

 

そこからまた2回ほど乗り換えて

札幌から約13時間で角館に到着。

 

 

駅は小さく、

朝9時にひとっこ一人いない光景の中

歩くこと15分で目的の治療院に。

 

 

お世辞にも綺麗とか立派とか言える

ものではなく、

 

 

ほったて小屋にベッドが1台の、

古めかしい治療院でした。

 

 

「すいませ~ん、札幌から来た

 荒井と申します」

 

 

小さな待合室にいた

大勢の患者さんが

一斉にこちらを向き、

 

 

奥から

 

 

「少し待ってて」と秋田なまり?

の先生の声。

 

 

じっと待合室でみていると、

 

 

次々に涙を流しながら

「先生、ほんとうにありがとうございます」

「ほんとうに助かりました」

 

と帰っていく患者さんに、

 

 

笑顔で

「大丈夫、大丈夫、きっと良くなるからね」

と声をかける先生。

 

 

そんな光景は、

何とも言えず胸にキュンと刺さるものを

感じました。

 

 

「自分は、人に直接感謝されたこと、

 あったかな?

 みんな、あんなに涙を流して

 ありがとうだなんて・・・」

 

 

ここには、お互いへの愛がある。

 

 

お金を頂いて、涙するほど感謝される

光景は、自分が今までやってきた仕事

からは想像もできなかった。

 

 

お金を払ってるんだから、

結果は当然の事と

クライアントは思っていたし、

 

 

こちらもお金貰ってるんだから、

きっちり成果出すのは当たり前と

思っていた。

 

 

ひょんなことで出会った

1冊の本。

 

 

秋田の田舎まで13時間かけて

来ることになろうとは、

想像もしてなかったな・・・。

 

 

そして先生との出逢いは、

さらに想像を超えた展開となり、

 

 

僕の人生を変える、

大きな決断へとつながっていくのです。

 

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第39話:決断』

 

札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

今は治療家として、
毎日多くの不調を抱えた方と

お会いしていますが、

 


たいていの方は、

 


生活習慣から来る

姿勢の悪さや猫背

といったことが不調の原因

 

 

と思われていますよね。



もちろんそれも

大きな原因の1つ

ではありますが、



実は,,

 

 

ココロの負担の問題が

大きくカラダに影響しているのです。
 

 

前回は

 

 

ココロは

あのどん底にいた時の、

 

 

恐怖にまみれた生活の再現に

震え始めたのです。

 

 

というお話でした。

『第36話:突然の愛の崩壊』

 

 

話しは少し戻りますが、
まだMLMで大きな成果を出して

いない時に、



バイトで出逢った女性と
アパートで一緒に

暮らし始めました。


 

彼女も負うものがあり
二人身を寄せ合っても、

 


お金が無く、

とてもひもじい生活でした。



家賃や電気水道代の

遅延はあたりまえ。

 

 

でも悲嘆することなく、

明るい未来について、

2人で熱く語り合ったものです。



そんな中で、

 

 

今でも鮮明に記憶に
残る出来事がありました。



12月31日

大晦日~新年を迎える朝、



彼女は夜から朝まで仕事なので、
普段と変わりなくひとりで寝ていると、



朝、吹雪の中

仕事から帰ってきた彼女が、



「お雑煮とかおせち料理食べる?」

 

 

と聞いてきました。



「いや、わざわざいいよ。
 冷蔵庫には何も入ってないし」



そう言って僕はまた爆睡zzz




・・・

 



1時間くらい経ったでしょうか。



アパートの玄関から
ガタンガタンと音がします。



あわてて起きて行ってみると、


頭には真っ白な雪をかぶり、
ほっぺたを真っ赤にして、



手袋を履いていない

真っ赤な両手には、

 


白いビニール袋に

いっぱい入った荷物を持った

彼女の姿。





「いいって言ったのに、

 なんでだよ!!」

 

僕は苛立って、

こんな言葉を発していました。


2人とも無言のうちに時間は過ぎ、

 


テーブルには

お雑煮と煮物のおせち料理。



彼女は夜の仕事に備え、

静かに布団に入りました。



僕は悔しくて、涙を流しながら
ひとり食べました。


自分の稼ぎが少ないせいで、

 


彼女にお正月気分すら

味あわせてあげることの出来ない
もどかしさ、ふがいなさ、情けなさ。



僕のために食べさせようと

いっぱい買い物して来てくれた

彼女に、

 


「これみよがに、

 いっぱい買い物しやがって!」

 

 

という感情を抱いてしまった

事への後悔。


自分の不遇ばかりに気が行って、
彼女の深い愛に応える余力がなかった。



愛されていたのに。
 

 

そんな過去の経験があまりにも

鮮明に記憶に残っていたので、

 

 

気持ちまで貧しかったあの時に
また戻されてしまうのか?!

 

 

そういった恐怖ににココロが震え、

不安に襲われていたのです。

 


そんなある日、
布団に入ると「キーン」という耳鳴り。



鳴り止まない不快な金属音に、
これが一生続いたら発狂してしまいそうだ!
そんな絶望感に襲われました。


そして間もなく、
今度は歩けないほどのめまいを感じ
病院を受診することに。



お医者さんからは

「仕事を止めるしかないですね、
    すこしゆっくりしたほうがいい」

と、予期もしない言葉。


「それができるならとっくに止めてるさ!
 それじゃどうやって

 生活費を稼げって言うんだ!!」



今の自分にとって

現実的でないことを
突きつけられても、

 

 

何の解決にもならない。

 

 

大切なお金を、

 

 

こんな役に立たない

アドバイスのために

使ってしまった。



そんな思いでした。



別の日に

不調の原因のストレスを

解消しようと、

 


心療内科を受診すると、

 


「重度の躁うつ病」

の疑いありと。


もうすでに、、

 

 

ココロは破たんしていました。

 

 

MLMでせっかく手に入れた、
夢に見た「時間とお金の自由」が、

 

 

あっという間に失われていく

恐怖に煽られ、

 


ココロはその負担に、

耐えられなくなって

いたのですね。


今、治療家として

はっきりと言えます。

 


ココロが映し出すものは

カラダを通して現れます。



「カラダに不調として現れたのは、
 ココロの負担」



そしてカラダから

回復していくことで、

 


破たんしていたココロも

回復していく。

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

 

~つづく~

次回:『第38話:1冊の本』

札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

前回は

 

 

まさにアメリカンドリーム!!

 

 

夢は叶うんだ!!

俺はこんなに多くの人に愛されてる!

と、心の中で声高らかに叫んでいたのです。

 

 

というお話でした。

 

※まだ読まれていない方はこちらからどうぞ。

『第35話:5万人の愛』

 

 

刺激的で順風満帆な生活が始まり、

 

 

毎日楽しかった。

 

 

世界トップタイトルを取った方の教えは、

陳腐なスキルやノウハウではなく、

人としての「あり方」でした。

 

 

 

その「あり方」のお手本として

紹介されたのがキング牧師

「 I Have A Dream」(私には夢がある)

 

 

人の話を漏らさず聴く

自分の考えを入れずに聴く

とことん聴く

 

 

人を動かそうとしない

人の考えを変えようとしない

まずはまるごと相手を受け入れる

 

 

自分が動き、

背中を見せ続ける

 

 

こういったあり方は、

 

 

その後の僕の人生に

今も大きく役立っています。

 

 

 

そんな幸せな日々を

送っていたある日、

 

 

ご夫婦で経営されていた

MLMの会社が、

 

 

夫婦離婚という

愛の崩壊をきっかけに

経営が一気に悪化していきました。

 

 

特に僕ら日本人にとって、

ご夫婦で「こだわり製品」を作り上げ、

ご夫婦で夢を語り、

 

 

家族が仲良く

夢を切り開いていく姿が

崩壊することは大きなショックでした。

 

 

アメリカ人はビジネスにおいては

ドライらしく、こんなことは一切関係ない

のかもしれませんが、

 

 

僕ら日本人は、

やはり「愛」という基盤が無ければ、

気持ちが離れていくように思います。

 

 

理屈ではなく、感情。

 

 

当然ビジネスにも大きな影響が現れ、

グループもガタガタと崩れていきました。

 

 

母体の会社が右往左往してしまっては、

そこに属する僕たちに打てる手立ては

無く、なすすべもありません。

 

 

ただただ傍観しているしかなかった。

 

 

この経験と、

かつて広告業をしていた時の

メインクライアントの撤退の経験は、

 

(※まだ読まれていない方はこちらをどうぞ。

『第32話:そしてすべてを失った』

 

 

「自分の力が及ばないビジネスはしない」

 

 

という僕の基準になり、

その後色々なMLMの誘いを受けても

お断りしました。

 

 

そして、

 

 

起きた問題に対して、

自分の力を尽くしてどうにもならないなら

それは仕方ない。

 

 

自分の力量で招いた失敗は、

自分で振り返り、経験として活かせる。

 

 

ただし、相手に振り回されて、

その相手の大きな影響で運命を左右される

人生は歩みたくない。

 

 

そういった軸が出来上がりました。

 

 

 

さて、話は戻りますが…

 

 

そうなると当然収入が一気に減ります。

 

周りにいた人たちもどんどんいなくなります。

 

 

 

いつしか、

 

 

「あの話を持ってきたやつが悪い」

「あの荒井ってやつが悪い」

「荒井の話は本当に眉唾だった」

 

 

そんな噂が飛び交います。

 

 

ある日ファミレスで偶然僕の背中に

陣取った5人ほどのグループリーダーが

 

 

「そもそも荒井のやり方が悪いんだ、

 俺のやり方でやればもっと結果出るから

 みんなついて来ればいい」

 

 

そしてみんな盛り上がる光景。

 

 

僕の向かいにいた仲間は、

 

 

「向こうは気づいていない。

 荒井さん、無視無視」と。。。

 

 

「やり方」ではなく「あり方」

そう伝えていたはずが、

きちんと伝わっていなかった。

 

 

なにより僕自身がその「あり方」を

示せていなかったんだという、

現実をつきつけられました。

 

 

目の前には借金として残る

豪邸と高級外国車。

 

そして僕を大きく包んでくれていた

たくさんの愛の崩壊。

 

 

「愛」の底知れない力を

感じさせる出来事。

 

 

心は、あのどん底にいた時の、

 

 

恐怖にまみれた生活の再現に

震え始めたのです。

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第37話:ココロが映し出すもの』