札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

毎日毎日僕らは何かを決めて

行動していますよね。

 

 

朝起きて、、、

 

 

シャワー浴びよっと!

歯を磨こっと!

コンタクトレンズ入れよっと!

 

 

家を出るまでにも実に様々なことを

決めて行動しています。

 

 

歯を磨こっと!って決めたら

必ず行動に移しているのに、

 

 

決めてもなかなかすぐに行動に

移せないこともたくさんある。

 

 

何でだろう?

 

 

前回は

 

 

そして先生との出逢いは、

 

 

僕の人生を変える、

大きな決断へとつながっていくのです。

 

 

というお話でした。

『第38話:1冊の本』


 

秋田の先生は僕を治療しながら、

毎回、過去に経験してきた話をじっくり

聞いてくれ、

 

 

ほぼ症状の完治を

諦めかけていた僕に、

 

 

「荒井さん大丈夫。

 荒井さんが諦めない限り僕は絶対に

 諦めないから。

 きっと良くなるから、一緒に頑張ろう!」

 

 

と、声をかけ続けてくれました。

 

 

そしてこの言葉は、

どんな薬・治療よりも、

 

 

僕を勇気づけ、

前向きにしてくれました。

 

 

先生に、深い愛を感じたのです。

 

 

この人になら任せられる。

僕を全て受け入れてくれてる。

明るい未来に勇気が持てる。

 

 

先生に対する絶大な信頼は、

 

 

同時に、整体という

「人から感謝され、必要とされる仕事」

への強い憧れに変わっていきます。

 

 

振り返れば、

 

 

すぐに取り換えのきく歯車のような

会社員時代、

 

 

お金を頂き、成果を出して当たり前の

起業家時代、

 

 

アメリカンドリームを掴みかけた

MLMビジネスの時代、

 

 

アルバイト続きだった当時、

 

 

本当に、

人に感謝され必要とされること、

人に愛されることがあっただろうか?

 

 

そんな思いが次第に

つのっていったのです。

 

 

そしてある日、

自然に僕の口から言葉が出ました。

 

 

「先生、

 僕にも整体、出来るでしょうか?」

 

 

唐突な質問に先生は驚きながらも、

 

 

「整体を覚えるのに年齢や体力はあまり

 関係はありませんし、

 5~6名の方が、今、僕のところに

 習いに来ていらっしゃいますよ。

 

 荒井さんが本気でやるというのなら、

 喜んでご指導させて頂きます」

 

 

とのご返事。

 

 

もちろん、

秋田に通うのにはお金もかかりますし、

習うにも相当額が必要となります。

 

 

「習う」と決心したものの、

現実として、先立つものが無い自分は

いったいどうやって行動に移せるのか?

 

 

秋田からの帰りの13時間、

 

 

行動へ移す『決断』は出来ずに、

ただただ悶々としていました。

 

 

父親とは断絶しているし、

親しかった方々には、

負っているものがある。

 

 

でも、この先、

今のままでは負債を返すどころか、

自分が生きていくこともままならない。

 

 

覚悟を決めました。

 

 

知人に頭を下げ、

自分の思いを伝えて、

お金を貸してもらおう。

 

 

ダメだったらどうしよう…

 

 

そんな考えは1ミリも無かった。

 

 

失うものは何もない。

自分の気持ちを伝えよう。

そして必ず恩返ししよう。

 

 

『決断』して1ヶ月後、

 

 

僕は秋田での学びをスタートしました。

 

 

 

 

書店での1冊の本との出逢いは

人生を変える決断へとつながりましたが、

 

 

当時の僕のココロの奥にはいつでも

「人に愛されたい」

ということが潜んでいました。

 

 

人の役に立つこと、感謝されることこが

唯一、愛を感じられることだと思っていた。

 

 

でも、本当はそうでなくてもいいと

いうことに気づくには

 

 

まだまだ経験が必要だったようです。

 

 

経験することで、失敗することで、

人は気づいていくのですね。

 

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第40話:おじさんバイトで生活していくの?』