札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

大学時代から結構アルバイトは

していました。

 

 

呉服店の売り子(言い方古いか)

ストリップ劇場のチケット配り

喫茶店のウェイター

カクテルバーのバーテンダー

スポーツ店のスキー修理工

大衆キャバレーのウェイター

高校生の家庭教師

デパートの催事売場販売員

などなど・・・。

 

 

それぞれに楽しかった

気がするけど

どのバイトでも、

 

 

社会に出ると

人間関係が難しいんだ…

ということを経験しました。

 

 

バイトの僕に

社員さんが色々

愚痴をこぼすのを聞いては、

 

 

大人の社会は人間関係が

と~っても、

どろどろしてるんだなって

 

 

ひしひしと感じたのです。

 

 

前回は

 

 

『決断』して1ヶ月後、

僕は秋田での学びをスタートしました。

 

 

という話をしました。

 

 

毎月秋田に通いながら整体の勉強を

していましたが、

 

 

当然仕事もして、

日々の稼ぎを作らなくてはいけません。

 

 

正社員はすでに諦めていたので、

アルバイトをあれこれしました。

 

 

コンビニの店員、

観光地での写真撮影スタッフ、

塾の講師、

広告会社の外部スタッフ、

 

 

全てのバイト先において、

僕は年長者。

 

 

僕に色々指導してくれる方は

ほぼ20代前半の方。

 

 

プライドなんか

とっくに捨てていた

僕にとっては、

 

 

年齢の差なんか

全く気にはなりませんでしたが、

 

 

指導する側のほうに色々気を

使わせてしまったかもしれません。

 

 

 

「商品を袋に入れるとき、

 指に唾をつけて

 袋を開けないでください」

 

「外は雨風が強いので

 今日は荒井さんは中での

 作業をしてください」

 

「これ、クライアント先に

 届けてもらっても

 いいですか?」

 

 

僕が整体を学びに行ってることは

誰も知らないので、

 

 

このおじさんは、

いつまでバイトに来るの?

 

 

といった周りの

空気感は感じていました。

 

 

働き盛りのおじさんが、何で?

 

 

昔、自己啓発セミナーでこんなことを

聞いた覚えがありました。

 

 

「40代後半からは、今までの人生で

 自分がやってきたことが反映される。

 

 それまで世の中に対して、

 価値を生む仕事をしてこなかった者は、

 40代後半から苦労することになる」

 

 

まさか自分がその年代でアルバイト

生活をするとは、セミナー参加中は

思いもしませんでしたね。

 

 

ある日、

観光地での写真撮影スタッフの

バイトをしている時、

 

 

20代中盤の女性のリーダーに、

こんな質問をされました。

 

 

「荒井さんの夢って何ですか?」

 このままバイト生活・・・

 ではないですよね?」

 

 

この質問はさすがにきつかった。

 

 

僕の事はどうでもいいんだけど、

この、未来ある女子に、

 

 

現実の世の中は

夢や希望のない社会

 

 

という悪いイメージを

与えたくなかった。

 

 

「大丈夫、あなたの未来は

 きっとキラキラ輝いてますよ」

 

 

そんな安心感を与えたかった。

 

 

ただ、

彼女の目の前にいる僕は

元気のいい掛け声を出す、

 

 

アルバイトのおじさん。

 

 

「今ね、新しい仕事を始める

 準備として、ここで学ばせて

 もらってるの。

 

 いつまでも何かに挑戦して

 生きていこうと思ってるんですよ」

 

 

そう言いながら

僕は熱い心を冷ますことなく、

整体を開業する夢に向かっていました。

 

 

 

この当時は、

自分の子供のような

年代の方々に囲まれながら

アルバイトをしていたのですが、

 

 

楽しかったです。

 

 

若いリーダーの悩みを

聞いたり、

 

 

時にはアドバイスを

求められたり。

 

 

大人として、この子らに

「この社会は夢があふれているんだ」

ということを感じてもらいたかった。

 

 

だから、

 

 

学生時代のアルバイトより

一生懸命取り組んだ記憶があります。

 

 

僕ら大人は、

 

 

未来ある子らに決して

 

 

社会は冷たいもの

人間関係は難しいもの

失敗は許されないもの

 

 

といった誤解は与えてはならない…

 

 

そんなことを

学ばせてもらったのです。

 

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第41話:人間関係のもつれ』