札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

前回は、

 

 

ライバルが多くても、

自分の治療院を必要としてくれる

人もまた多いはず。

 

 

何よりも、

遠方からの患者さんたちが

喜んでくれる!!

 

 

と、札幌市内への出店を決めた

お話をさせて頂きました。

 

 

※まだ読まれていない方はこちらからどうぞ

『第45話:リスクを取る』

 

 

 

またまた釣りの話になりますが、

 

 

僕が鮭釣りを始めて4年間は、

まったく鮭は釣れませんでした。

 

 

8月から毎週末、車で7時間かけて

知床に釣りに出かけ、

朝方3時に着いて寝ないで釣り。

 

 

9月は襟裳まで毎週末

4時間かけて釣りに出かけ、

 

 

10月は登別まで毎週末

2時間半かけて釣りに出かけ、

 

 

11月は恵山まで毎週末

4時間半かけて釣りに出かけ、

 

 

これを4年間繰り返して

1匹も釣れませんでした。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

「荒井さんは釣りに

 向いてないんじゃないの?」

 

「鮭に嫌われてるんだよきっと」

 

 

周りからはそんな同情?

の言葉を浴びせられ、

 

 

「ほら、こっちは釣れたよ!

 荒井さんこの竿持ってごらん」

 

 

そう言われては断り続けました。

 

 

なぜって?

 

 

それは初めて師匠に鮭釣りに

連れて行ってもらったとき、

決心したから。

 

 

「本気で自分で鮭を釣る!

 自分で釣った感動を味わう!!」

 

 

本気で決めてたから、

 

 

4年間釣れなくても

行き続けられた。

 

 

で、次の年からしっかり釣れる

男になったのです。

キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

 

 

 

札幌市内への出店を決めてから、

治療院の予約が無い日は、

 

 

市内に出て行って、

不動産屋さんを訪ねました。

 

 

あれこれ条件を出して、

候補の物件がまとまってから、

実際の物件を実に行きました。

 

 

「今は空きテナントが多いんです」

 

 

という割には、なかなか

思うような物件が見当たらず、

 

 

これだ!と思ってオーナーに

聞いてもらったら、

「整体」はダメだとか、

 

 

他の階に同業者がいて、

そこが嫌がっているとか。

 

 

面接の条件が出され、

久々にパリッとスーツ姿で

面接に行けば、落とされる。

 

 

(そういえば、

 ハローワークで活動していた時も

 面接でいろいろ落とされたな~)

『第33話:生まれる』

 

そんなことが続いてました。

 

 

何件見に行ったでしょう。。。

 

 

札幌中心部から、

中心部を少し離れたエリアまで

かなりの数を見て回りました。

 

 

「これは、今はまだ市内中心部に

 出てくるなってことかな?

 疲れちゃったな。。。」

 

 

ポロッと口から出たのを、

彼女は聞き逃しませんでした。

 

 

「何言ってるの!本気だったら

 不動産屋にばっかり頼らないで

 自分の足で回って探したら?!

 もっともっとねばって探しなさいよ!!」

 

 

 

はっと気づきました。

 

 

あれほど決心し行動を始めたのに、

危うく昔のクセが出てきてしまうところだった。

 

 

自分の都合の良いほう、楽な方に

考えるクセ。

 

 

自分の都合で、

大切な患者さんたちへの愛を忘れては

いけないんだ!!

 

 

「うん、そうだよな、、、

 自分の足で探しまわってみるか!」

 

 

以前までの僕であれば、

起業もしたことないような彼女の

意見は「無視」してたでしょうね。

 

 

でもこの時は彼女の言うことを

しっかり聞き入れました。

 

 

彼女から本気の愛の言葉

を感じていたのでしょう。

 

 

「これは本気度を試されているんだ!

 絶対諦めないで、気に入った物件を

 探すぞ!!」

 

 

改めて、

都心部への出店の決意を強くさせて

もらったのです。

 

 

 

 

探し始めて1月が過ぎようと

していたそんなある日、

 

 

妹からの電話。

 

 

「あのね、お兄ちゃん

 お父さんが大変なの、、、

 お願いだから会いに行ってほしいの」

 

 

父子の関係を絶って、

会わなくなってからもう5年以上の

年月が過ぎていました。

 

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第47話:再開…別れ』

 

札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

前回は、

なかなか物件が見つからない中、

「自分の足で探しなさい!」

という言葉で

 

 

「これは本気度を試されているんだ!

 絶対諦めないで、気に入った物件を

 探すぞ!!」

 

 

と気持ちを入れなおした

というお話をさせて頂きました。

 

 

※まだ読まれていない方は

こちらからどうぞ

『第46話:本気の決意か?!確かめられる出来事』

 

 

 

物件を探し始めて

1月が過ぎようとしていた

そんなある日、

 

 

妹からの電話。

 

 

「あのね、お兄ちゃん

 お父さんが大変なの、、、

 お願いだから会いに行ってほしいの」

 

 

父子の関係を絶って、

会わなくなってからもう5年以上の

年月が過ぎていました。

 

 

 

「お父さん、癌らしいの」

 

 

その言葉で

一瞬カラダが凍りつきました。

 

 

緊張しながら実家を訪ね、

5年ぶりに目にした親父の姿は、

 

 

やせ細り、

力ない様子。

 

 

今までのこと…

 

 

土下座して謝罪しました。

 

 

連絡を絶っていたこと、

失敗ばかりしてきた人生のこと、

期待にそうような息子ではなかったこと。

 

 

弱々しくうなずく父。

 

 

今は人の役に立ちたくて

整体をしているということを

伝えました。

 

 

すると、微笑みながら

「整体、やってもらってもいいかな?」

 

 

親父の言葉に、

精一杯の気持ちを込めて施術を

させてもらいました。

 

 

「あ~、気持ちいいわ。

 母さん、本当に気持ちいいよ。

 隆秀はいい仕事に就いた。

 

 あ~気持ちいい、気持ちいい。

 ありがとうございます。

 ありがとうございます。」

 

 

そう話している親父の背中は、

子供のころ感じていた

大きな背中ではなく、

 

 

小さく小さく、

まるまった背中

 

 

でした。

 

 

市内中心部に

治療院探しをしていることも

伝えると、

 

 

親父も一緒に見たいとのことで、

何件か一緒に見て回りました。

 

 

なかなか物件が見つからず

焦っている僕に、

 

 

「今にきっといい物件が

 出てくるから

 大丈夫だよ、きっと」

 

 

と、、、

 

 

 

末期の癌で余命は3ヶ月。

 

 

間もなく、

父は逝ってしまいました。

 

 

 

あれほど見たがっていた、

僕の新しい治療院の開院を見ずに。

 

 

 

後日妹に聞いたのですが、

妹夫婦が親父とお袋を温泉に

連れて行く途中、

 

 

「このあたりでお兄ちゃん

 整体やっているんだよ」

 

 

と伝えると、

 

 

「そうか、このあたりなんだなぁ、

 隆秀の治療院は…。

 見てみたいなぁ…。」

 

 

と目を細めてあたりを眺めて

いたそうです。

 

 

 

最後まで

親孝行を果たせなかった。

 

 

最後まで身勝手な

自分だった。

 

 

おそらくは父親はずっと、

 

 

ずっと、

 

 

僕を愛してくれていたんだ。

 

 

 

整体という仕事について、

親父のカラダに触れることが出来て、

「ありがとう」と感謝されて、

 

 

本当に素晴らしい仕事に

出会えたと思っています。

 

 

 

そして、

「親父、お袋、

 生んでくれてありがとう」

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:僕の世界観の定義:「自分を愛していないから…」

札幌の

脳にアプローチする治療家

ブレインコントロールコーチ

の荒井隆秀です。

 

 

前回は、

 

 

どんなに思い通りの結果が

得られなかった時でも、

 

 

ただただ目の前に集中し、

自分を認め、

目の前の患者さんを愛する。

 

 

というお話をさせて頂きました。

 

 

※まだ読まれていない方はこちらからどうぞ

『第44話:深い愛』

 

 

僕は釣りが好きですが、

恥ずかしながら

釣りの餌の虫が超ニガテで、

 

 

生きた虫の疑似餌(金属)を使った、

ルアーフィッシングをしています。

 

 

磯からの鮭釣りは、シーズンに入ると

もの凄い人だかりで、

 

 

隣の人と並んで釣りをするといった

混雑はあたりまえ。

 

 

ところが僕の師匠は、

人ごみが大嫌いで、

 

 

とにかくあちこちに歩いて

動き回ります。

 

 

時にはクマが出そうな、

あまり人気のない川を横切って、

人気のない海岸へと向かいます。

 

 

一度、川を横切る際に、

僕らの目の前で師匠が流され

かかった時は、

 

 

正直、

ビビッてしまいました。

 

 

何でこんなリスクを冒してまで

行くんだろう…

帰りも大変なのに!!!

 

 

と思ってしまうのですが、

 

 

実は、

その先には見たこともない絶景

があったり、

 

 

鮭の群れがいたりする

のです。

 

 

まさに、

人の何倍も釣りますが

人の何倍もリスクを取ってるから

 

 

あの域にいけるのだなと、

いつも感心します。

 

 

 

さて治療院は、

チラシを折り込んでもたいして

集客できなかったので、

 

 

インターネットでホームページ

のようなブログを立ち上げました。

 

 

まだほとんど治療院がHPなど

持っていない時期です。

 

 

すると、いつも当院のブログHPが

上位表示されるようになり、

 

 

車で7時間も8時間もかかるような

遠方からも患者さんが来院される

ようになりました。

 

 

地方から電車で札幌駅に着いて、

1時間に1本しかないバスで

1時間半かけて来られる様な方も

増えていったのです。

 

 

「先生、先生のところは

 やっぱり遠いですわ。

 冬なんか、バスで2時間もかかって

 しまうこともあるんで、

 一度札幌市内で泊まってから

 来てるんですよ」

 

「先生、なんとか札幌市内に

 治療院出せないんでしょうか?」

 

 

 

患者さんからは徐々に

このような声を頂くようになり、

 

 

北海道の隅々から、

わざわざ患者さんが来られて

いるのを目の当たりにしていると、

 

 

心痛みました。

 

 

 

とはいえ、強豪ひしめく

札幌市内への進出は、

 

 

家賃なども考えると、

相当リスキーな事だと…

腰が引けてしまうのです。

 

 

もし市内に出て行って、

患者さんが来なかったらどうしよう。

 

 

あちこちに点在している

ライバル店に勝てるのだろうか?

 

 

たくさん来られても、

まだ腕に自信がない以上、

 

 

「治らない治療院」というウワサが、

それだけ多くの人に口コミされる

恐れだってある。

 

 

ある日、研修会で会った

同期の20歳ほど年下の先生に

相談してみました。

 

 

彼はそんなに立地が良いとは思えない

場所の治療院ですが、

 

 

しっかり集客できていて、

心強い仲間の一人です。

 

 

「荒井先生、

 今の場所でやっているのも、

 札幌市内でやるのも、

 リスクは一緒だと思うんですよ…」

 

 

彼の持論をじっくり聞きました。

 

 

なるほど・・・

 

 

ライバルが多くても、

自分の治療院を必要としてくれる

人もまた多いはず。

 

 

何よりも、

遠方からの患者さんたちが

喜んでくれる!!

 

 

この世の中に100%大丈夫なんて

ことはありゃしない。

 

 

今までもそうやって生きて来たし、

大きな失敗をたくさん経験したけど、

 

 

それでもこうやってまた

自立して仕事出来てるし。

 

 

可能性が五分五分なら

やるしかないじゃん!!

 

 

それまでの、

なるべくリスクを冒さないで生きてきた

生き方が大きく変わった瞬間でした。

 

 

 

失敗したときのことに

焦点を当てれば、

恐怖心で動けなくなっていたと思います。

 

 

それに対する同期の彼の

「リスクを取る」という考え方には、

今でも深く感謝しています。

 

 

失敗したら…ととらえる心の感じ方と、

必要とされているから…ととらえる

心の感じ方によって、

 

 

目の前に広がる

可能性は大きく変わる。

 

 

ということを経験させてもらい、

その後の生き方として、

 

 

“100%の確実性は求めない”

“失敗したらまた起き上がればいい”

 

 

という思考になっていったと

思います。

 

 

今日もここまでお読みいただき、

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:『第46話:本気の決意か?!確かめられる出来事』