こんばんは!


今日は議案の調査のために、市役所に行ってきました走る人

 

 

さて、今日も昨日のブログの続きとして、令和5年12月12日に蓮田市議会で質問した、市政に対する一般質問についてご報告したいと思います! 

 

内容は、1問目の物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食のうち、目次の番、物価高騰等による影響・今後の給食費の見通しについてご報告しますニコニコ

 

 

目次

 

 物価高騰等に対応した安心安全な学校給食

 

1.給食費の会計管理・現在の給食費の算定方法

 

2.物価高騰等による影響・今後の給食費の見通し

 

3.家庭への負担軽減策

(就学援助世帯への支援・子育て支援策としての無償化)

 

蓮田駅東口を起点とする道路環境の整備


4.蓮田駅東口駅前広場の渋滞緩和策・歩道整備

 

5.蓮田駅東口黒浜線の歩道整備・延伸



PCインターネット中継

 

 

 

一般質問【40】物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食②

 

  物価高騰等による影響


 前段として

毎月、子ども達が持ち帰ってくる給食の献立を見ますと、食材費高騰の影響を受け、献立にも変化があるように感じています。


例えば、分かりやすい変化としましては、子ども達の楽しみの1つである、デザートの回数に変化が生じており、1年前の同時期と比較しますと、今年度当初は、デザートの回数が月あたり2.3回減っていました下矢印


✳︎6月29日ブログ


毎月の献立を確認する度に、学校給食に携わる方々の日々の苦労を見て取れますが、食材費が高騰する中、低価格で子ども達が必要な栄養を摂れる、温かく美味しい給食を提供してくださり、関係者の方々への感謝の念に堪えません。


そこで、学校給食における最も重要な問題として、学校給食の質と量の確保を目的とし、物価高騰等による献立への影響や今後の給食費の見通しについて質問しました!

 


 

献立への影響

 

質問

食材費高騰を受け、献立にはどのような影響が生じていますか?

 

回答

今年度初めには、当初予定した献立どおりの学校給食食材を、そのまま現在の学校給食費でまかなうのは難しい状況となっていました。

 

 

 

質と量の確保

 

質問

食材費高騰による影響を踏まえ、質や量を確保するため、市や各学校ではどのような対策を講じていますか?

 

回答

✳︎各学校の対策

全校共通の「基本献立」について、各学校の栄養士が学校の状況に合わせ、工夫して献立の調整を行いました。

栄養価の量に差し支えない範囲で、野菜などの食材を安価なものに変更したり、デザートの回数を減らしました。


✳︎市の対策

学校給食食材費高騰分について、令和5年9月の補正予算にて、補助金(対象期間:令和5年9月~令和6年3月)を予算化し、学校給食の質と量の維持に寄与しています。

 
 

  今後の給食費の見通し

令和5年12月1日、令和5年度第4回蓮田市学校給食委員会が開かれ、教育委員会と学校給食委員会において、学校給食費の改定に係る諮問・答申がなされ、令和6年度の給食費値上げが決まりました。

✳︎議場での参考資料として、私も傍聴させていただいた「令和5年度第3回蓮田市学校給食委員会会議録」を配布をさせていただきました下矢印





 

✳︎蓮田市ホームページ




学校給食委員会での協議内容

 

質問

蓮田市学校給食委員会の概要を踏まえ、令和5年度の主な協議内容をお答えください。

 

回答

今年度は7月、9月、10月、12月の計4回開催し、令和6年度に向けて、コロナ禍から続く食材費高騰に対応するため、学校給食費の改定について諮問し答申いただきました。

 

改定額の算定方法としては、物価高騰の影響がなかった令和3年4月の献立を基に、その献立を作る際の食材について、可能な限り、令和5年4月現在の食材価格をあてはめて、1ヶ月分の1食単価の金額を計算しました。(令和3年から5年の食材価格の上がり値を出し、この上がり値を反映させて導き出したものを基にしています。)


学校給食食材の高騰が続く中、児童・生徒の適切な栄養の摂取と、おいしく楽しい学校給食の維持のために、必要と思われる学校給食費改定額を決定しました。

 

✳︎現在の学校給食費

小学校:月額4,200円

(年額46,200円、一食単価250円)

中学校:月額4,880円

(年額53,680円、一食単価290円)

下矢印改定

✳︎令和6年4月からの学校給食費

小学校:月額4,800円

(年額52,800円、一食単価285円)

中学校:月額5,800円

(年額63,800円、一食単価345円)

 

✳︎付帯意見

改定後の金額が、今後においても安心安全な学校給食の維持に適正であるかを確認するため、来年度以降、速やかに見直しを検討されたい。

 

 

 

給食費見直しの必要性

 

質問

学校給食委員会での協議内容を踏まえ、給食費見直しの必要性について、市はいかがお考えですか?

 

回答

現在の学校給食費は、金額を平成28年度から据え置いてきましたが、食材費高騰に対応し、現状の栄養価や量を今後も維持しながら、おいしい学校給食を提供していくためには、給食費を改定し値上げすることは、避けて通れないことと考えています。

 

保護者の皆様にも、安心・安全な学校給食の適切な運営のため、食材費のご負担について、ご理解ご協力いただけるようお願いしていきたいです。

 

 


社会情勢に則した給食費の検討

 

質問

学校給食費の金額については、過不足のない金額に設定することが望ましく、定期的に価格の妥当性を検討する必要もありますが、市ではどのような取組みをされていますか?

 

回答

市としては、各学校での実際の一食単価の状況について、各学校の栄養士から毎月報告を受け、確認を行っています。

 

今回の学校給食費の改定については、物価が上がり続けている中での改定であり、今後の物価上昇について、先を見通すのが極めて困難という状況でもありました。


学校給食委員会での審議の際も、給食費の改定額について、児童・生徒に給食を提供するのに不足することがないようにと心配されるご意見も出ていました。

また、学校給食委員会からは、来年度以降の物価の状況も見ながら、改定後の給食費の金額が適正であるかどうかの確認・見直しを行うよう、給食費改定の付帯意見をいただいています。


速やかな見直しを前提とすることで、今回の金額の上げ幅を可能な限り、控えさせていただきましたので、市としても、適宜、確認・見直しを行っていきたいと考えています。

 

 


ここから先は、市の答弁に対して、1つずつ内容を確認しました下矢印

 

再質問(献立への影響)

昨今の食材費高騰により、学校給食においては、献立への影響が生じており、先ほどのご答弁では、「年度当初、予定した献立どおりの食材を、現在の学校給食費でまかなうのは難しい状況にあった」とのお話がありました。


こうした状況下、保護者負担による学校給食費でまかなえなくなった費用としては、一食あたりどの程度でしたか?

 

回答

献立の調整をあまり行っていなかった時期(令和5年4月・5月)について、実際の一食単価の平均と、一食あたりの単価設定との差額では、小学校が9.5円・中学校が43.1円です。

 

✳︎現在の一食あたりの単価

小学校:250円/中学校:290円


下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み①)

質と量の確保の取組みについては、先ほど、「基本献立について、各校で献立の調整を行った」とのご答弁がありましたが、「基本献立」と「献立調整」についてご説明お願いします。

 

回答

学校給食の献立を立てる際は、まず、「基本献立」として全校共通のものを作成します。

 

「基本献立」の作成後、必要に応じて、各学校の栄養士が質や量に影響の無いようにしながら、食材価格を勘案するなどの「献立調整」を行います。

 

下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み②)

「基本献立」については、昨年度と比較しますと、内容に大きな変化はありましたか?

 

回答

「基本献立」は、実施の6ヶ月前に作成しますが、昨年中と比べて大きな変化は無いです。

 

下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み③)

そうしますと、質と量を確保するための対応としては、学校での「献立調整」による役割が大きかったということでしょうか?

 

回答

基本献立での質や量を確保しながら、食材価格を勘案するなど、献立調整の要・不要については、学校の規模・食数などの状況によって異なるため、一律に行うことが難しい部分であり、日頃から各学校に任せることによって、より的確に対応しています。

 

下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み④)

各校の献立調整については、難しい対応が続いていると思いますが、献立調整の方法として、1回目のご答弁で、「食材を安価なものに変更したり、デザートの回数を減らした」とのことでしたが、もう少し具体的な事例をお示しください。

 

回答

・ホウレンソウを小松菜に変更

・鶏もも肉をむね肉に変更

・カツオフライをアジフライに変更

・デザートのゼリーの回数を減らした

 

下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み⑤)

大人からすれば、たかがデザートかもしれませんが、子ども達にとっては、されどデザートです。

学校給食は、適切な栄養をとることと同じくらい、「食の楽しさ」を感じてもらうことも大切です。


また、食材変更のお話もありましたが、こうした状況については、令和5年9月の補正予算で確保した食材費補助金(コチラ)により解消されましたか?

 

回答

献立調整の幅が広がりましたが、学校の規模・食数などにより食材費の余裕の出方に違いがあり、特に中学校に関しては、引き続き、慎重な対応を要する学校も見受けられます。

 

下矢印

 

再質問(質と量の確保の取組み⑥)

質と量の確保の取組みについて整理しますと、蓮田市では、食材変更などの献立調整や食材費補助金の活用により、物価高騰等による献立への影響に対応してきたとのことで、本当に関係者の方々によるご尽力の賜物であると感じました。


再度、確認の意味で伺いますが、全国では物価高騰により給食を提供する事業者が破産し、子ども達への給食が提供できなくなった自治体もありましたが、蓮田市では、こうした心配はないと捉えてよろしいですか?

 

回答

・学校給食食材については、保護者の皆様から集金する給食費で購入し、直接、学校が野菜や肉の納入業者に代金を支払っています。


・蓮田市の場合、学校給食を提供する事業者に対しては、調理業務に関してのみを業務委託しています。


この点を踏まえれば、物価高騰によって食材費が高騰したということによる事業者が破産ということについては、蓮田市では考えづらいと認識しています

 

下矢印


お願い

給食については、子ども達の成長を支える大切なものですので、まずは、質と量を確保した安定的な実施を最優先にし、引き続きのご対応お願いします。

 


再質問(給食費見直しの検討)

蓮田市学校給食委員会における給食費見直しの審議にあたっては、家庭の状況、学校の実情、社会情勢など、多様な視点での協議がなされていますでしょうか?

委員構成や給食費の見直しに係る意見なども踏まえてお答えください。

 

回答

✳︎委員の構成

PTA会長3名、市議会議員1名、学校長・教頭・教諭・栄養士あわせて計6名の合計10名です。


✳︎協議の内容

学校での一食単価等の実情を踏まえて適切に給食を提供できるよう、先の見えない社会情勢の中、適宜、給食費の確認・見直しを行うことで、給食費の負担を適正なものにしていただきたいという答申が出されました。


✳︎賛成・反対の意見

事務局(教育委員会)が示した給食費改定額案について、真摯にご審議いただく中で、改定に対して「反対」とご意見をいただくような場面はなかったが、審議過程では、事務局案の給食費改定額で足りるかという心配の声があった。

 

下矢印

 

関根の所感

私も会議を傍聴させていただきましたが、教育委員会の案に基づき、委員会で審議され、令和6年度から小学校で月額600円(一食35円)、中学校で月額920円(一食55円)の値上げが決まり、価格改定と併せて、「適宜、給食費の確認・見直しを行い、負担を適正なものにしていただきたい」という答申がありました。


これまで、約8年間、給食費は据え置きとなっていましたが、私としましても、今後の食材費の推移を見通すことが困難な状況において、適正な学校給食費を設定するためには、毎年、金額を確認する必要があると考えますので、ご対応お願いいたします。

 

また、来年度の給食費改定につきましては、これまでの会議での検討や今回の質問から、様々な検討や試算により決定したことを理解いたしました。


「物価高騰の影響がなかった令和3年4月の献立に、現在の食材価格をあてはめて、食材価格の上がり値を試算した」というご答弁がありましたが、こうした情報については、ぜひ、保護者の皆様に丁寧にお知らせしていただき、学校給食の質と量を維持するための必要な対応であることを、ご周知ください。

 

 


 

以上が、1問目の物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食のうち、目次の番、物価高騰等による影響・今後の給食費の見通しについての質問です。

 

今回の質問の本題として、少し長くなりましたが、ご覧いただきましてありがとうございました。


次は、学校給食に関する質問の最後として、目次の3点目の家庭への負担軽減策に続きますひらめき電球

 

 


 

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