こんばんは!
今日も朝から議案調査のため、市役所に行ってきました
明日はいよいよ議会最終日となりますので、最後までしっかりと準備をして臨みたいと思います
さて、今日も昨日のブログの続きとして、令和5年12月12日に蓮田市議会で質問した、市政に対する一般質問についてご報告したいと思います!
内容は、1問目の「物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食」のうち、目次の3番、家庭への負担軽減策についてご報告します
目次
物価高騰等に対応した安心安全な学校給食
3.家庭への負担軽減策
(就学援助世帯への支援・子育て支援策としての無償化)
蓮田駅東口を起点とする道路環境の整備
一般質問【40】物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食③
家庭への負担軽減策
ここまでは、良質な学校給食を維持するための「必要な費用の確保」という観点で伺いましたが、ここからは、「家庭における給食費の負担」に目を向け、子育て支援策という観点で、ご家庭への負担軽減策について質問しました。
就学援助世帯への支援
質問
経済的理由により就学が困難と認められる児童・生徒の保護者の方への支援として、現在、対象となる保護者の方に対しては、給食費の全額が援助されています。
私としましては、給食費改定後も、これまでと同様の支援を継続しなければならないと考えますが、市のお考えはいかがでしょうか
回答
就学援助制度とは、経済的理由により、就学が困難と認められる児童等の保護者に対し、必要な援助を行うことにより、義務教育の円滑な実施に資することを目的とする制度です。
就学援助のうち、学校給食費については、児童・生徒及び区域外就学児童・生徒の学校給食に要する費用の実費を支給しています。
小・中学校の給食費に併せ、小学校については月額4,200円、中学校については月額4,880円を上限に支給しています。
この就学援助の額は、予算の範囲内で定めることとなっていますので、総合的に検討してまいります。
再質問(就学援助世帯への支援)
給食費改定への対応については、「総合的に検討する」とのことでしたが、就学援助を受けている人数と、これまでと同様の支援をする場合の影響額はどの程度ですか
回答
就学援助の準要保護認定者数(令和4年度末)は、小学校が475人、中学校が257人です。
学校給食費の改定による年間影響額は、小学校で約310万円、中学校で約250万円の増額となります。
要望
こちらの費用(就学援助制度に基づく給食費の全額補助に必要な費用)については、しっかりと予算措置を要望します。
物価高騰に対する軽減措置の考え
質問
蓮田市では、物価高騰に対する支援として、国の交付金を活用した、学校給食の質と量を確保する施策を実施されてきました。
✳︎1月10日ブログ
引き続き、私としましては、国の交付金を活用した支援策や、給食費の急激な上昇を抑制するための緩和措置を講じる必要があると考えますが、これまでの対応を踏まえ、今後の市の考えはいかがですか
回答
令和4年度の9月からの7ヶ月間は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、令和5年度の9月からの7ヶ月間は、主に市の一般財源を活用し、食材価格高騰対策事業を実施しました。
引き続き、国の交付金等の活用の機会を捉えて検討していきます。
再質問(物価高騰に対する負担軽減措置)
仮に、今回の給食費改定分相当(小学校の月額600円・中学校の月額920円)を補助した場合、費用試算はいかがですか
回答
小学校で1,750万円、中学校で1,440万円の合計3,190万円です。
✳︎令和5年度の蓮田市学校給食食材価格高騰対策事業補助金の申請時の人数をもとに試算した場合の年間費用
再質問(物価高騰に対する負担軽減措置)
仮に、令和5年度の給食費の保護者負担を据え置き、令和6年度の1年間分を補助すると、約3,100万円の予算が必要ということがわかりました。
私も保護者ですので、給食費の負担が軽くなることは大変助かりますが、市の一般財源で補助を続けることが適切かと言われれば、これは慎重に検討をしなければならないと思っておりますので、国の交付金の活用を提案させていただきます。
先月末、国の補正予算成立に伴い、現在、市では、"電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の活用"について、検討をしていると思いますが、教育委員会からは、学校給食費の負担軽減措置に活用する提案はしていますか
回答
電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金については、物価高騰が続く中、子育て支援の貴重な財源として、担当部署に提案・相談しています。
要望
電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金の蓮田市への交付額を調べましたところ、約1億1,000万円でした。
国が示す交付金の推奨事業メニューには、学校給食費に係る支援も掲げられていますので、ぜひ、交付金の活用を要望いたします。
例えば、この交付金の来年度への繰越しが可能であれば、令和6年度当初の給食費の補填として予算の範囲で活用することができ、保護者負担の緩和措置にもなりますので、そうした活用もご検討ください
子育て支援策としての無償化
質問
他の自治体では、市の子育て支援策として、給食費を無償化している自治体もありますが、蓮田市での検討状況はいかがですか
回答
教育委員会としては、給食費の無償化については、子育て支援策と認識しており、現状では、状況に応じて就学援助制度のご案内などを行って対応しています。
それぞれの経済状況に応じた対応や補助金の活用、その他様々な条件に応じた対応について、調査・研究しているところです。
再質問(子育て支援策としての無償化)
ご答弁でもありましたが、私としましても、給食費無償化は、子育て支援策としてご検討いただければと考えています。
現状、市では、「調査・研究をしている」とのことでしたが、仮に、給食費を無償化した場合の費用試算はいかがですか
回答
小学校で1億4,000万円、中学校で9,066万円の合計2億3,066万円です。
✳︎令和5年度の蓮田市学校給食食材価格高騰対策事業補助金の申請時の人数をもとに、改定額で試算した場合の年間費用
再質問(第三子以降の無償化)
年間2億円を越える予算が必要であるとのことで、給食費の無償化については、継続的な財源確保が担保されなければ難しいことは理解します。
しかし、近隣の幸手市や久喜市では、まず、第三子以降の無償化を行い、負担の大きい多子世帯に寄り添った、きめ細やかな支援が行われています。
こちらは政策的要素が強いと思いますので、山口市長に伺いますが、蓮田市においても、市長のご決断により、まずは、第三子以降の給食費無償化を実施してはいかがですか
市長の回答
国や他自治体における給食費無償化の流れは理解していますが、蓮田市においては、補助金や交付金がなければ実施することは難しい状況です。
就学援助世帯への支援については、しっかりと予算を確保していかなければならないと考えています。
第三子以降の給食費無償化については、基準や考え方を含めて検討をさせていただきたいです。
以上が、1問目の「物価高騰等に対応した安心・安全な学校給食」のうち、目次の3番、家庭への負担軽減策についての質問です。
学校給食については、これまでも関連する会議の傍聴などを通じ、議会はもちろん、ブログでも取り上げてきたことですが、物価高騰の影響を受ける中での課題について質問し、今後の対応を確認しました。
今回質問した内容を踏まえ、引き続き、安心・安全な学校給食を通じて、蓮田の子ども達が大きく成長できるよう、また、食の大切さや楽しさを感じてもらえるよう、市の対応を注視していきたいと思います
なお、具体的な提案・要望として、以下の点については、議会で対応をお願いしていますので、今後の対応を確認し、引き続きブログでもご報告したいと思います
定期的な給食費の検証
今後の食材費の推移を見通すことが困難な状況において、適正な学校給食費を設定するため、毎年、給食費の金額を確認していただきたい。
就学援助世帯への支援
給食費改定後についても、就学援助世帯への支援(給食費の全額補助)に必要な予算を確保し、継続的な支援を実施していただきたい。
全家庭への負担軽減策
給食費改定による増額分については、国の物価高騰に対する補助金を活用し、令和6年度の給食費補填として、保護者負担の緩和措置を実施していただきたい。
給食費の無償化
継続的に多くの財源確保が必要となるが、子育て支援策としての給食費無償化や、幸手市、久喜市のような第三子以降の給食費無償化を検討していただきたい。
以上が1問目のご報告です。
次は、2問目の「蓮田駅東口を起点とする道路環境の整備」にうつり、目次の4点目の"蓮田駅東口駅前広場の渋滞緩和策・歩道整備"についてご報告したいと思います
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