社会福祉法人 三幸福祉会 清華苑 公式ブログ -47ページ目

国民に「共通番号制度」導入の方針

12月4日(土)晴れ

政府は、国民一人一人に番号を付与し、
税務と社会保障の給付・サービス分野で利用する「共通番号制度」を
導入する方針を固めたようです。

将来的には行政書類の申請手続きの効率化に役立てるなど
利用対象の拡大も検討しているようですが

システム開発などが必要なため
導入時期は最短でも3~4年後になると見られ
情報漏れを完全に防ぐシステム整備のほか
数千億円に上ると試算された費用負担も無視できません。
またプライバシー問題を含めた国民の理解も課題として残ります。

高額だから反対というわけではありませんが
やってみてダメだったから止めようでは困ります。

情報を管理する範囲には
税務、年金だけではなく医療や介護も含まれています。
必要な人が必要なサービスを受けられる活用を願います。

制度改正に向けた意見書~ケアプラン作成費導入は保留~

12月3日(金)雨

厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会は

2012年度の介護保険制度改正に向けた意見書をまとめました。

高所得者に負担増を求める方針は維持しましたが、

同時にケアプラン(サービス計画)作成費の利用者負担導入の是非について、

反発が相次ぎ、賛否の両論併記に修正したようです。

 

意見書にはその他

・65歳以上の介護保険料は月5千円が限界との意見もあり、保険料の伸びを抑制する配慮が必要だ。

・高所得の利用者の自己負担を1割から、例えば2割に引き上げることを検討すべきだ。

・軽度者向けの家事援助の縮小は意見が分かれ、さらに検討が必要。

・24時間地域巡回型の訪問サービスを新設すべきだ。

という内容が盛り込まれていた。

 

厚生労働省は年内にも骨格を固め、

2011年の通常国会に介護保険法改正案を提出する方針だそうですが

財源確保などの課題をどう乗り切るか舵取りが注目されています。

 

北口寛人明石市長のことばから

12月2日(木)雨


先日、明石市長の北口寛人さんのお話を直接聞く機会に巡り合いました。


とは言っても面と向かって1対1ではなく

大きな会場でその他大勢の一人です。


話の内容はおおむねこれからの市政に対する決意表明のようなものでしたが

その中で私の心に残ったフレーズがあったので紹介しておきます。

 

これから目指す明石市のあるべき姿と前置きして


・人に選ばれる

・人を育む

・人が集まる


とおっしゃっていました。(おそらく)


これは福祉施設にも当てはまるなと考えていました。


・高齢者福祉で働きたいという人(求職者、学生)に選ばれる

・そして三幸福祉会で働く人(職員)を育む

・高齢者福祉サービスを利用したい人(利用者)が集まる


シンプルだからこそ大切なことのような気がします。

高齢者虐待1万5000件 09年度厚労省調査

11月29日(月)晴れ

 

厚生労働省のまとめでは

65歳以上の高齢者に対する家族からの虐待件数は

前年度比4.9%増の1万5615件

虐待による死者も8人増の32名となり

いずれも調査開始2006年度以降では最多となったそうです。

 

特別養護老人ホームやグループホームなどの施設での職員による

虐待も8.6%増の76件で最多となっています。

 

亡くなった32名の理由は

「介護者による殺人」17名、

「介護放棄(ネグレクト)による致死」6名、

「暴行などによる致死」5名などで

 

虐待の加害者は

「息子」41%、

「夫」17.7%

「娘」15.2%

となっています。

 

2006年に高齢者虐待防止法が施行されてからは

年々増加の一途をたどっています。

単純に虐待件数が増加したのか

施行されたことにより隠れていた虐待が明るみとなり

統計上は増加しているだけなのか。

 

いずれにせよ出てきている数字はまぎれもない事実です。

単一機関で解決を図れるものではありません。

今後は益々、地域における包括的な取り組みが期待されると考えます。

 

無届け有料老人ホームが240施設

11月25日(木)曇り

 

国土交通省は

無届け有料老人ホームの防火体勢に関する調査結果を公表しました。

平成22年9月末時点で確認された全国584施設のうち、

240施設が建築基準法違反となっており

兵庫県では6施設が違反だったようです。

 

昨年3月に群馬県渋川市の老人ホームで入所者が死亡した火災を受けて

半年ごとに結果を公表していますが

違反施設が指摘されても1割程度しか改善されていないのが現状のようです。

 

実際に火事が起こればパニックになるのは必至です。

せめて事前にできる準備だけはきちんとしておきたいものです。

新入職員顔合わせ会を兼ねて親睦会を行いました

11月22日(月)雨

 

11月20日にJR大久保駅前のミオパッソさんで

内定者による第1回新人職員顔合わせ会を開催しました。

内定者と先輩職員4名による親睦会は、

最初こそ緊張の様子も見られましたが、次第に会話も弾んでいきました。

なかにはお姉ちゃんが清華苑で働いていました、

同じ団地の棟に清華苑で働いている人がいます、

などの情報も飛び交い、世間は狭いものだなあと感じました。




 また就職担当の先生やゼミの先生が清華苑を強く薦めてくれていたことなども分かり、
様々な方の支援を受けて今があることを再確認しました。

内定者の皆さんにとっては、これから共に働く仲間と出会い、

先輩職員と親睦を深める事もでき有意義な時間を過ごす事ができたのではないでしょうか。



総務の創夢ブログ

47都道府県が片山地域活性化担当相に構造改革特区を一斉提案

11月21日(日)晴れ

 

国の規制を緩和、撤廃して

地域の実情に応じた施策を実現するのが狙いで

特区案23項目のうち3項目は全都道府県が

その他の特区案も7割以上が共同提案しており

前例のない規模になっています。

また約8割が保健・医療・福祉分野です。

介護保険に関わるものも多く、主なものでは

 

・障害者の介護グループホーム利用特例

・介護保険施設の設置基準の緩和

・ショートステイの利用者制限の撤廃

・介護老人保健施設での併設型ショートステイ

・訪問介護事業者の居宅医療ケアサービス

・訪問リハビリ事業所設置主体の制限撤廃等

・小規模多機能型居宅介護事業の定員緩和等

・介護サービス計画の外部委託制限の撤廃

 

全てが認められないとしても

平成24年4月の改正に向けて

何等かの動きがあるのではないでしょうか。

 

今後の動向に目が離せません。

介護力!全国初のコンテストが出雲で開催


11月20日(土)晴れ


介護の担い手が介護力を競い合う全国初の「オールジャパンケアコンテスト」が

出雲市今市町北本町3丁目の出雲体育館で開催されました。

 

60人が出場し認知症や食事、入浴、排泄、ターミナルケアのテーマごとに

実技をして専門家のアドバイスを受けるものです。 

第三者の目に触れることが少ない技と工夫を共有するという、

新しい実践の場になったようです。


審査委員長の遠藤英俊・国立長寿医療研究センター包括診療部長は

「介護に光が当たり出場者が輝いて見えた。今後の励みにしてほしい」と話していました。

 

客観的に介護力を評価することは難しいと思いますが

将来的には野球で言う甲子園のように日本中の介護職員が目指す大会となり

大会で好成績を収めることがモチベーションの1つになれば良いなと思います。

 

フットサル 今年の蹴り納め

11月20日(土)晴れ

毎月第3金曜日は

清華苑スポーツサークルのフットサル部が

神戸市西区のフレスカ人工芝グランドで汗を流す日です。


昨日もフットサル部は寒い寒いといいながらも

実際始まると汗まみれになって走り回っていました。


今年の蹴り納めとなる2時間は

途中小雨がぱらつきましたが終了までみんな走りきりました。


雨と汗にまみれながら

交流している他施設の練習仲間と

「良いお年を」との挨拶を交わしてグラウンドを後にしました。


今年最後の清華苑スポーツサークルとしての活動は

12月12日に予定されている野球部の試合を残すのみとなりました。


総務の創夢ブログ

障害者支援法改正案で与野党3党合意

11月18日(木)晴れ

衆院厚生労働委員会の民主、自民、公明の3党理事は

障害福祉サービスの利用者負担を

「応益負担」から「応能負担」に変更する

障害者自立支援法改正案で合意したとのことです。

 

これにより利用したサービスに応じて利用料を支払う方法から

支払い能力に応じた支払い方法に変わるというより

戻るという言葉の方がしっくりくるのかもしれません。

 

「応益負担」となり利用料が増えたことにより

障害者スポーツの選手が遠征費や大会の参加費を捻出できずに

苦労しているという記事を読んだことがあります。

 

そもそも自立支援法改正案は

先の通常国会で衆院を通過し、参院も可決、成立する寸前で

鳩山首相の辞意表明のため廃案となっていました。

 

今回も中国漁船問題等を巡る外交問題が紛糾しており

突然の辞任、廃案の可能性は0ではないような気がします。

 

いくつかある法案の1つかもしれませんが

当事者である障がい者にとっては死活問題です。

 

法律に携わる者には

「法案」ではなく、そこに関わる「人」に

目を向けることが求められているのではないでしょうか。