高齢者虐待1万5000件 09年度厚労省調査
11月29日(月)晴れ
厚生労働省のまとめでは
65歳以上の高齢者に対する家族からの虐待件数は
前年度比4.9%増の1万5615件
虐待による死者も8人増の32名となり
いずれも調査開始2006年度以降では最多となったそうです。
特別養護老人ホームやグループホームなどの施設での職員による
虐待も8.6%増の76件で最多となっています。
亡くなった32名の理由は
「介護者による殺人」17名、
「介護放棄(ネグレクト)による致死」6名、
「暴行などによる致死」5名などで
虐待の加害者は
「息子」41%、
「夫」17.7%
「娘」15.2%
となっています。
2006年に高齢者虐待防止法が施行されてからは
年々増加の一途をたどっています。
単純に虐待件数が増加したのか
施行されたことにより隠れていた虐待が明るみとなり
統計上は増加しているだけなのか。
いずれにせよ出てきている数字はまぎれもない事実です。
単一機関で解決を図れるものではありません。
今後は益々、地域における包括的な取り組みが期待されると考えます。