安達太良Sで、「ゴールドマン・サックス証券の部長だったオーナー」に感じる勝負気配 | 小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

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調教助手として、厩務員として、競馬と長く関わってきた私が、ファンの皆様に「役立つ情報」をお伝えしたいと思って始めました。

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全国の競馬ファンの皆さん、おはようございます。
小西聖一と申します。



今日は、デビューが近い2歳馬の中から、私が注目している一頭を紹介しておきますね。

それは、国枝栄厩舎のプラチナトレジャー(牡・父キングカメハメハ、母ホワイトエレガンス)です。

この馬は、1993年のマイルCSを勝つなど、重賞を6勝しているシンコウラブリイが近親で、お母さんのホワイトエレガンスも国枝先生が管理していた、厩舎ゆかりの血統なんですよ。

プラチナトレジャーは、6月18日(木)にゲート試験に合格して、それから念入りに乗り込まれていますし、7月1日(水)には、戸崎君が南ウッドに入れて、5Fが67秒0、終いの1Fが11秒7という時計を馬なりで出していました。

軽快なフットワークで、この時期の2歳馬にしてはまずまずのタイムが出ていましたから、ここまでは順調なのでしょう。

この馬を管理している国枝先生は、岐阜県本巣郡の北方町出身で、近くに笠松競馬場があったことから、競馬に興味を持つようになって、地元の本巣高校に通っていた頃、「この世界で働きたい」と思ったそうです。

高校を出てからの先生は、東京農工大学農学部の獣医学科に入って、もちろん、この頃には馬術部に入っていましたし、卒業してからは、大学の2年先輩で、当時、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていて、今は調教師をやっている高橋裕先生の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になったんですよ。

山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げています。

国枝先生は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。

最初の年は、使った頭数が少なかったので8勝止まりでしたけど、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで、初めて重賞を勝っています。

その後も、2007年には、ピンクカメオでNHKマイルCを、マツリダゴッホで有馬記念を勝っていましたし、2010年はアパパネで、一昨年にアーモンドアイで、それぞれ牝馬三冠を勝つなど、厩舎を開業してから今までに、JRAでGIを17勝、重賞を52勝もしていますし、去年は、アーモンドアイを使ったドバイターフで初めての海外G1勝ちを飾っているんですよ。

それに、国枝先生の厩舎は、新馬戦で、一昨年が4勝、去年が4勝、今年はもう3勝を上げているように、若駒の扱いがとても上手なことがよく分かりますから、デビューに向けて、プラチナトレジャーを先生がどう仕上げてくるのか、注目したいところです。

ちなみにこの馬は、7月18日(土)の福島5Rに組まれている、芝1800mの新馬戦でデビューする予定で、ヤネは戸崎君に決まっています。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。



馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、

5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属

といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そして今回は、加藤征弘厩舎が安達太良Sに使う、諸江幸祐(もろえ・ゆきひろ)オーナーの持ち馬ブランクエンドについて、私の頼もしい仲間の一人、「馬主秘書のIさん」から届いた報告を紹介しておきますね。

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1955年7月生まれの諸江幸祐オーナーは、かつて石川県に展開していた衣料スーパー「いとはん」を創業した諸江賢二氏のご子息であり、1979年に慶応大学の経済学部を卒業してから、5年ほど大手スーパーの「ジャスコ」(現在のイオン)で勤務しておりました。

その後、南カリフォルニア大学の大学院でMBAを取得し、1985年、野村證券の海外投資顧問室にアナリストとして入社し、1988年にはゴールドマン・サックス証券に移り、それから同社のマネージングディレクターに就任し、1999年から2005年までは東京支店の投資調査部長などを務め、2008年に「ゴールドマン・サックス証券」を退社した後、「株式会社YUMEキャピタル」を設立しております。

現在の諸江オーナーは、「株式会社YUMEキャピタル」と「株式会社いとはんジャパン」の代表取締役を務めながら、有機・無添加食品の販売を手掛けている「オイシックス・ラ・大地株式会社」の社外監査役や、通信・情報処理機器用のコイルなどを取り扱っている「スミダコーポレーション株式会社」の社外取締役や、関東地方で大型ホームセンターを展開している「株式会社ジョイフル本田」の社外取締役を務めるなど、複数の企業で重要なポストに就いており、更には、「早稲田大学大学院・ファイナンス研究センター」の講師や、アメリカのコーネル大学が行っている「リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン」の講師を務めた経験があるように、後進の育成にもかなり力を入れておりますので、「大いに尊敬すべき人物」と言えるでしょう。

なお、諸江オーナーがJRAで馬を走らせ始めたのは、確か2004年のことで、これまでに50頭以上を所有しており、その中の代表的な存在としては、2007年のクイーンCで2着、桜花賞で3着だったカタマチボタンや、2013年のスプリンターズSで3着だったワンスインナムーンが挙げられます。

余談ですが、カタマチボタンの名前は、諸江オーナーの出身地である石川県金沢市の片町(かたまち)に於いて、オーナーの祖母が経営していた「ぼたん」という喫茶店が由来となっているそうであり、カタマチボタンが桜花賞に出走した日は、家族全員で阪神競馬場まで応援に行ったそうですから、1着ダイワスカーレット、2着ウオッカ、4着ローブデコルテといった強いメンバーの中で3着に入ったレースを見て、オーナー自身はもちろんのこと、ご家族も大いに喜ばれたことでしょう。

2017年の諸江オーナーは、7勝を上げ、過去最高となる「1億6266万円」の賞金を獲得しておりました。

しかし、一昨年と昨年は、

2018年→6勝・獲得賞金1億0909万円
2019年→7勝・獲得賞金1億0626万円

と記せば分かる通り、賞金が伸び悩んでいた上、今年も、先週までに3勝を上げているものの、獲得賞金が「4420万円」と、2017年の3割にも達しておりませんので、現在の諸江オーナーは、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えている筈です。

そういった中、本日は、1着賞金1820万円(馬主の取り分は8割の1456万円)の安達太良Sにブランクエンドを出走させますので、私が諸江オーナーであれば、同馬を預けている加藤征弘先生に対し、迷わずメイチの勝負仕上げを依頼するでしょう。

実際、私の元に届いている、最終追い切りについての報告が、

「1日(水)、南ウッドに入れられて、5Fが66秒4、終いの1Fが12秒6という時計を馬なりで出していました。コンマ4秒先行していたシャインサンデー(古馬2勝クラス)を追い掛けて、楽な手応えでグングン差を詰めると、最後は同入に持ち込んでいましたし、追い切った後も元気一杯でしたから、力を出し切れるデキに仕上がったのでしょう」

というものでしたから、好レースが期待できると私は見ております。

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加藤征弘厩舎が安達太良Sに使うブランクエンドについて、「馬主秘書のIさん」から届いた報告は以上です。

そうそう、昨日までのブログでも書いていることですが、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也(かまたみつや)君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。

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では、また次回。

小西聖一でした。