東京農工大学の獣医学科OBが、ダービーと葵Sで勝負を懸ける理由は | 小西聖一(元調教助手・元厩務員)のブログ

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全国の競馬ファンの皆さん、こんばんは。
小西聖一と申します。



金成貴史厩舎のサクラアンプルール(牡7歳、父キングカメハメハ)は、次走の予定が、7月15日(日)の函館記念です。

この馬は、去年、札幌記念を勝っていて、今年の初戦だった中山記念が勝ったウインブライトからコンマ2秒差の4着で、前走の日経賞は3着で、このレースでは後ろの方でじっくり構えて、直線で一気に脚を伸ばすと、最後は勝ち馬ガンコからコンマ2秒差まで迫っていましたね。

日経賞で乗っていた田辺君は、レースの後、「いつもより意識的にポジションを下げて脚を溜める競馬をしました。3~4コーナーで勝ち馬のガンコに競りかける流れになっていたら、違った結果になっていたと思います」と話していました。

サクラアンプルールを管理している金成先生は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)の出身で、馬術部に入っていましたね。

私も日本獣医畜産大学の卒業生ですから、先生は私の後輩になります。

先生は、大学を卒業してから、「ノーザンファーム空港牧場」で働いて馬のことを勉強して、1997年に競馬学校の厩務員課程に入ると、その年の10月に鈴木清厩舎の厩務員になって、12月には矢野進厩舎の調教助手になって、その後、2008年には粕谷昌央厩舎の調教助手になりました。

それから、2011年に調教師の試験に受かって、次の年に自分の厩舎を開業していて、最初の年が6勝、2013年が8勝、2014年が18勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたね。

そして、2015年に、ティリアンパープルを使った新潟ジャンプSで初めての重賞勝ちを飾っていました。

サクラアンプルールは、今までに「6勝」を上げて、「1億8485万円」の賞金を稼いでいる「厩舎の稼ぎ頭」ですし、去年の札幌記念で、先生に初めて平地の重賞を勝たせてくれた馬ですから、きっと今の先生は、「まだまだ頑張って欲しい」と考えている筈ですよ。

それに、さっき書いた通り、私にとって金成先生は日本獣医畜産大学の後輩ですから、函館記念はもちろんのこと、他のレースでもいい結果を残せるように応援したいと思っています。

ここからは、昨日までも書いていますけど、もっと皆さんに私のことを知ってもらえるよう、自分自身について、改めて詳しく書いておきますね。

私は、日本獣医畜産大学(現在の日本獣医生命科学大学)を卒業してから、中央競馬で調教助手と厩務員をやっていました。

昔の写真を載せておきますね。


馬の前に立っているのが私です。

競馬の世界で働くようになったきっかけは、父が騎手と調教師をやっていたからです。

私の父は小西喜蔵という名前で、長く競馬をやっている方でしたら、きっと知っていると思います。

何しろ父は、まず騎手として、セントライトで1941年の牡馬クラシック三冠を勝っていますし、調教師としても、1957年の菊花賞を勝ったラプソデーや、1961年の天皇賞・秋を勝ったタカマガハラや、1965年の有馬記念でシンザンの2着だったミハルカスなど、走る馬を何頭も育て上げていますからね。

その息子として生まれた私が競馬の世界に入ったのは、ごくごく当たり前のことでした。

私は、大学を卒業してから、すぐ父の厩舎に調教助手として入り、1989年の3月に父が定年で引退するまで、ずっと小西喜蔵厩舎にいました。

先ほど書いた通りで、父は、騎手と調教師として、私が大学を卒業するまでに、もう素晴らしい実績を残していましたから、その厩舎に私が入ってから、馬について父から教わったことは、とても役に立ちましたね。

私は、父が定年で引退した後も、
5年ほど、佐藤林次郎厩舎に厩務員として所属
3ヶ月ほど、高市圭二厩舎に厩務員として所属
4年ほど、嶋田功厩舎に厩務員として所属
といった形で厩舎の仕事を続けましたが、こうやって、ずっと馬に関わる仕事ができたのは、父から色々なことを教わっていたからなのでしょう。

そして今回は、国枝栄厩舎がダービーに登録しているオウケンムーンとコズミックフォース、葵Sに登録しているキングキングキングについて、私の頼もしい仲間の一人で、美浦の調教師だった山田要一さんから届いた報告を紹介しておきますね。

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国枝栄君は、東京農工大学農学部の獣医学科を卒業していますね。

大学生の時、馬術部に入っていて、その繋がりで、八木沢勝美厩舎で調教助手をやっていた2つ年上の高橋裕君(現在は調教師)を知っていたので、卒業してからは、高橋君の紹介で、山崎彰義厩舎の調教助手になりました。

山崎さんと言えば、1987年の新潟大賞典をセッテジュノーで勝つなど、通算で247勝を上げていますね。

国枝君は、山崎厩舎の調教助手になってから、ずっとそこで腕を磨いて、1989年に調教師の試験に受かって、1990年に自分の厩舎を開業しました。

最初の年は、使った回数が少なかったので8勝止まりでしたけど、2年目は9勝、3年目と4年目は15勝と、順調に勝ち星を伸ばしていましたし、開業9年目だった1998年には、ブラックホークを使ったダービー卿CTで初めて重賞を勝っています。

それからも、2004年には、44勝を上げて「9億4393万円」の賞金を稼いでいましたし、2007年には、41勝を上げて、開業してから一番多い「11億7307万円」の賞金を稼いでいましたね。

しかも、2010年に国枝君は、アパパネで牝馬3冠を勝っていますし、これを含めて、厩舎を開業してから先週までに、GIを12勝、重賞を42勝もしています。

それに、彼の厩舎は、一昨年までの5年間も、

2012年→41勝・獲得賞金6億8110万円
2013年→37勝・獲得賞金8億0044万円
2014年→35勝・獲得賞金6億0733万円
2015年→31勝・獲得賞金6億1444万円
2016年→34勝・獲得賞金6億3196万円

という形で順調に実績を積み重ねていましたし、去年は、今までで一番多い「48勝」を上げていました。

でも、去年はGIに2回しか馬を使えなかったことなどから、賞金は「8億8056万円」と、過去最高だった2007年を大きく下回っていましたので、今年の国枝君は、「去年の二の舞にしたくない」と考えているのでしょうね。

実際、今年は先週までで、アーモンドアイでオークスと桜花賞とシンザン記念を、オウケンムーンで共同通信杯を勝つなど、「18勝・獲得賞金6億5919万円」という成績を残していて、去年のペースを上回っていますけど、今までで一番だった2007年の賞金を超えるためには、あと「5億1388万円」を稼がなければなりませんから、今の彼は、「賞金の高い特別レースをもっと勝ちたい」と考えている筈です。

こういった中、今週は、1着賞金が2億円のダービーにオウケンムーンとコズミックフォース、3800万円の葵Sにキングキングキングを登録していますので、どの馬も全力で仕上げてくると私は見ています。

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国枝栄厩舎がダービーに登録しているオウケンムーンとコズミックフォース、葵Sに登録しているキングキングキングについて、元JRA調教師の山田要一さんから届いた報告は以上です。

また、今の私は、「パーフェクトホースマンズ」に所属していて、ここでは、ホームページとブログなどで、馬券に役立つ色々な情報を公開しています。

ですから、このブログを読んでいる皆様は、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA調教助手の鎌田光也君のブログも読むと、もっといいことがある筈ですよ。

★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★

★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★

★ 元JRA調教助手・鎌田光也(みつや)のブログはこちら ★

では、また次回。

小西聖一でした。