日本防衛学会シンポジウム
日本防衛学会のシンポジウム「オバマ米新政権と日米の安全保障関係」が開かれますのでお知らせします。
会員以外の聴講も可能ですので、興味のある方は是非ご参加下さい。
平成21年度(第2回)日本防衛学会シンポジウム
テーマ 「オバマ米新政権と日米の安全保障関係」
基調講演
・米国側 マイケル・メザーブ 在日米国大使館政務公使
・日本側 田中均 日本国際交流センターシニア・フェロー/元外務審議官
パネル・ディスカッション
・座 長 渡邉 昭夫(東京大学名誉教授)
日 時 2009年5月23日(土)14:00~17:30 (開場:13:30)
場 所 東洋学園大学・本郷キャンパス フェニックス・ホール
(東京都文京区本郷1-26-3 TEL 03-3811-0389)
申込み方法など詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.jsds.jpn.org/modules/cnt3/index.php?content_id=5
会員以外の聴講も可能ですので、興味のある方は是非ご参加下さい。
平成21年度(第2回)日本防衛学会シンポジウム
テーマ 「オバマ米新政権と日米の安全保障関係」
基調講演
・米国側 マイケル・メザーブ 在日米国大使館政務公使
・日本側 田中均 日本国際交流センターシニア・フェロー/元外務審議官
パネル・ディスカッション
・座 長 渡邉 昭夫(東京大学名誉教授)
日 時 2009年5月23日(土)14:00~17:30 (開場:13:30)
場 所 東洋学園大学・本郷キャンパス フェニックス・ホール
(東京都文京区本郷1-26-3 TEL 03-3811-0389)
申込み方法など詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.jsds.jpn.org/modules/cnt3/index.php?content_id=5
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自衛官の心がまえ・義務
昨日の宣誓に続き、自衛官が入隊時に暗記することをご紹介します。
まず、5項目からなる「自衛官の心がまえ」です。
・使命の自覚
・個人の充実
・責任の遂行
・規律の厳守
・団結の強化
次に、6項目からなる「自衛官の義務」をご覧下さい。
・指定場所に居住する義務
・職務遂行の義務
・上官の職務上の命令に服従する義務
・品位を保つ義務
・秘密を守る義務
・職務に専念する義務
全ての自衛官が、宣誓文・心がまえ・義務に100%従っているとは思いませんが、まずこれらを丸暗記することによって、自衛官は自分の責務の重さを認識し、国民の利益を第一に考え、自分を犠牲にすることを厭わなくなります。
まず、5項目からなる「自衛官の心がまえ」です。
・使命の自覚
・個人の充実
・責任の遂行
・規律の厳守
・団結の強化
次に、6項目からなる「自衛官の義務」をご覧下さい。
・指定場所に居住する義務
・職務遂行の義務
・上官の職務上の命令に服従する義務
・品位を保つ義務
・秘密を守る義務
・職務に専念する義務
全ての自衛官が、宣誓文・心がまえ・義務に100%従っているとは思いませんが、まずこれらを丸暗記することによって、自衛官は自分の責務の重さを認識し、国民の利益を第一に考え、自分を犠牲にすることを厭わなくなります。
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自衛官の宣誓
知人と話しているとき、「自衛官が入隊時に宣誓文を暗記し、署名捺印することが義務付けられていることを、多くの人は知らないのではないか」、と指摘されました。
自衛官が暗記しなければならないことはこの他にもたくさんありますが、今日はこの宣誓文をご紹介します。
全ての自衛官がこの宣誓をしてから自衛官生活が始まることを、皆さんも是非知っておいて下さい。
「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」
自衛官が暗記しなければならないことはこの他にもたくさんありますが、今日はこの宣誓文をご紹介します。
全ての自衛官がこの宣誓をしてから自衛官生活が始まることを、皆さんも是非知っておいて下さい。
「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」
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形から入る教育も必要
随分昔のことですが私が自衛官だった頃、当時の上司に言われて面白かった一言があります。
それは、「感謝の気持ちは物で表せ」というもので、帰省から基地に戻った際には、お世話になっている上司や先輩に、故郷のお土産を買って来なさい、ということでした。
今だったら、問題になるかも知れませんね。
訓練においては、自分が疑問に思ったり、理解出来なかったりしても、まずは指示どおりに動くことが要求され、出来なかった場合には連帯責任。
他の班員とともに腕立て伏せなど体罰を受けることもあります。
これらの例だけでなく、自衛隊では「まず、言われたとおりにやる」という姿勢が大切で、出来るようになってから、頭で理解すればよいという教育が行われていると思います。
これは無意味な強制でも、洗脳でもなく、正しい教育の順序であると私は考えています。
家庭や学校で、どうにもならなかった子供たちが、自衛隊で数ヶ月間の教育を受けただけで立派な青年に変わるという、数え切れないほどの実例も存在します。
子供には自由にのびのびと育って欲しい、と願うのは親の心ですが、子供こそ、ある程度の型にはめて教育しなければ、事の善悪や伝統文化について理解する機会を失います。
彼らは理解出来る年齢になったとき、幼い頃の「型」に疑問を持てば自分で考え、解決します。
とはいえ、一般社会において自衛隊内のような教育をすることは難しいですし、今さら子供をどう型にはめれば良いのか、分からない方も多いと思います。
私たち大人が簡単に実行出来ることの例を挙げれば、祝祭日には国旗を掲げることや、拉致被害者の救助を応援するブルーリボンバッジを着けること、読書の習慣を見せること、きれいな言葉を使うこと、等でしょうか。
子供たちが疑問に思って尋ねればしめたもので、私たちはしっかりと説明して理解させれば良いと思います。
大人が毅然と、すべきことをする姿を見せて同じことを要求することは、頭も体も健康な子供を育て、健全な社会、そして強い国を作るために必要なことであると思います。
それは、「感謝の気持ちは物で表せ」というもので、帰省から基地に戻った際には、お世話になっている上司や先輩に、故郷のお土産を買って来なさい、ということでした。
今だったら、問題になるかも知れませんね。
訓練においては、自分が疑問に思ったり、理解出来なかったりしても、まずは指示どおりに動くことが要求され、出来なかった場合には連帯責任。
他の班員とともに腕立て伏せなど体罰を受けることもあります。
これらの例だけでなく、自衛隊では「まず、言われたとおりにやる」という姿勢が大切で、出来るようになってから、頭で理解すればよいという教育が行われていると思います。
これは無意味な強制でも、洗脳でもなく、正しい教育の順序であると私は考えています。
家庭や学校で、どうにもならなかった子供たちが、自衛隊で数ヶ月間の教育を受けただけで立派な青年に変わるという、数え切れないほどの実例も存在します。
子供には自由にのびのびと育って欲しい、と願うのは親の心ですが、子供こそ、ある程度の型にはめて教育しなければ、事の善悪や伝統文化について理解する機会を失います。
彼らは理解出来る年齢になったとき、幼い頃の「型」に疑問を持てば自分で考え、解決します。
とはいえ、一般社会において自衛隊内のような教育をすることは難しいですし、今さら子供をどう型にはめれば良いのか、分からない方も多いと思います。
私たち大人が簡単に実行出来ることの例を挙げれば、祝祭日には国旗を掲げることや、拉致被害者の救助を応援するブルーリボンバッジを着けること、読書の習慣を見せること、きれいな言葉を使うこと、等でしょうか。
子供たちが疑問に思って尋ねればしめたもので、私たちはしっかりと説明して理解させれば良いと思います。
大人が毅然と、すべきことをする姿を見せて同じことを要求することは、頭も体も健康な子供を育て、健全な社会、そして強い国を作るために必要なことであると思います。
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学び続ける姿勢が国を守る
私は中国に数十回行っていますが、中国人と歴史問題の話になることが時々あります。
性別・年齢・仕事の異なる多くの中国人と話しましたが、彼らの意見は、気持ち悪いほど同じフレーズによる日本批判であり、共産党主導の教育の成果が上がっているのだと、いつも感じます。
歴史問題で日本と対立する中国・朝鮮半島、加えて日本の左翼勢力の特徴の一つは、「古い情報」を「一方的」に教え、新しい情報を無視して、且つ自ら学ばない、という点ではないでしょうか。
都合の悪い情報は、悉く無視して存在しないが如く振舞うのは、見事というほかありません。
大東亜戦争に敗戦後、日本は連合国の統治を受け、憲法改正を初めとする多くの面で彼らの意図する政策を採らざるを得ませんでした。
その主たるものは、戦前の日本は悪い国であったと刷り込むことであり、連合国側に不都合な資料を処分することでした。
しかし戦後60年以上が経ち、当時の秘密文書が公開されていき、当時の政治家や官僚・軍人が、私たちの知らなかった事実や裏の秘密工作を本にまとめています。
私たちは、過去に出版された書籍や、国内外で定説となっている「事実」だけから歴史を判断せず、新たに見つかった資料を真摯に読み込み、事の真偽を精査しなければなりません。
上からの教育を無批判に受け入れ、積極的に学ばない人々が、明らかになった「事実」と反する主張をする場合、私たち学ぶ者は証拠を提示して反論することが可能です。
但し、国際社会では、真実や理論よりも、「事実の積み重ね」によって既成事実化されることが多いですから、私たちは論争があればその都度、有効な反論をする必要があります。
また、国際社会に向かって主張をすることも必要ですが、同時に日本国内においても、間違いは間違いと指摘しないと、知識の無い人々の意識に間違った事実を刷り込むことになり、私たちの日本を滅ぼすことに繋がります。
性別・年齢・仕事の異なる多くの中国人と話しましたが、彼らの意見は、気持ち悪いほど同じフレーズによる日本批判であり、共産党主導の教育の成果が上がっているのだと、いつも感じます。
歴史問題で日本と対立する中国・朝鮮半島、加えて日本の左翼勢力の特徴の一つは、「古い情報」を「一方的」に教え、新しい情報を無視して、且つ自ら学ばない、という点ではないでしょうか。
都合の悪い情報は、悉く無視して存在しないが如く振舞うのは、見事というほかありません。
大東亜戦争に敗戦後、日本は連合国の統治を受け、憲法改正を初めとする多くの面で彼らの意図する政策を採らざるを得ませんでした。
その主たるものは、戦前の日本は悪い国であったと刷り込むことであり、連合国側に不都合な資料を処分することでした。
しかし戦後60年以上が経ち、当時の秘密文書が公開されていき、当時の政治家や官僚・軍人が、私たちの知らなかった事実や裏の秘密工作を本にまとめています。
私たちは、過去に出版された書籍や、国内外で定説となっている「事実」だけから歴史を判断せず、新たに見つかった資料を真摯に読み込み、事の真偽を精査しなければなりません。
上からの教育を無批判に受け入れ、積極的に学ばない人々が、明らかになった「事実」と反する主張をする場合、私たち学ぶ者は証拠を提示して反論することが可能です。
但し、国際社会では、真実や理論よりも、「事実の積み重ね」によって既成事実化されることが多いですから、私たちは論争があればその都度、有効な反論をする必要があります。
また、国際社会に向かって主張をすることも必要ですが、同時に日本国内においても、間違いは間違いと指摘しないと、知識の無い人々の意識に間違った事実を刷り込むことになり、私たちの日本を滅ぼすことに繋がります。
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自衛隊経験者の活躍
防衛大学校を卒業すると、曹長という階級で自衛官に任官して、そのまま陸・海・空それぞれの幹部候補生学校に入校し、約1年で3尉(少尉)の階級になります。
今年の3月にも、防衛大学校の卒業式が行われましたが、自衛官に任官しなかった卒業生は35名あったようです。
これについては、毎年「税金泥棒」などと言われて批判されていますが、私は彼らが民間社会で活躍することを確信していますので、大きな問題ではないと考えています。
国家公務員試験に合格して、その後海外の大学院に留学しながら、帰国後にその経歴を利用して民間会社に転職する人々の方が、批判されるべきだと思います。
こちらは批判されるどころか「上手に制度を利用した」と持ち上げられ、エリート、高学歴ともてはやされて、社会で高い地位を得ていますよね・・?
話を戻して防衛大学校の任官しなかった卒業生ですが、軍事訓練の経験があり、しかも指揮官になるための教育を受けた彼らが民間企業に就職することは、企業だけにとどまらず、社会全般に対して良い影響を与えると考えます。
彼らだけでなく、自衛隊には、「任期制」の隊員もあり、2年任期・3年任期で勤務を終え、民間企業に就職する隊員が毎年たくさんいます。
常に大きな軍隊を維持することが困難な日本において、彼らのような軍事経験のある社会人が多くいることは、いざというときに大いに頼りになります。
これは単に武器の使い方を知っているという理由だけではなく、非常時に群集を纏めて安全な場所に引率したり、遭難者を救助したりと、組織の動かし方を知っている彼らの経験は役に立ちます。
そして何よりも彼らは、一般社会にまだ根強い、自衛隊や国防に対する誤解を解く機会があり、私たちの日本を正常な形に直すことに、大きな役割があると考えます。
今年の3月にも、防衛大学校の卒業式が行われましたが、自衛官に任官しなかった卒業生は35名あったようです。
これについては、毎年「税金泥棒」などと言われて批判されていますが、私は彼らが民間社会で活躍することを確信していますので、大きな問題ではないと考えています。
国家公務員試験に合格して、その後海外の大学院に留学しながら、帰国後にその経歴を利用して民間会社に転職する人々の方が、批判されるべきだと思います。
こちらは批判されるどころか「上手に制度を利用した」と持ち上げられ、エリート、高学歴ともてはやされて、社会で高い地位を得ていますよね・・?
話を戻して防衛大学校の任官しなかった卒業生ですが、軍事訓練の経験があり、しかも指揮官になるための教育を受けた彼らが民間企業に就職することは、企業だけにとどまらず、社会全般に対して良い影響を与えると考えます。
彼らだけでなく、自衛隊には、「任期制」の隊員もあり、2年任期・3年任期で勤務を終え、民間企業に就職する隊員が毎年たくさんいます。
常に大きな軍隊を維持することが困難な日本において、彼らのような軍事経験のある社会人が多くいることは、いざというときに大いに頼りになります。
これは単に武器の使い方を知っているという理由だけではなく、非常時に群集を纏めて安全な場所に引率したり、遭難者を救助したりと、組織の動かし方を知っている彼らの経験は役に立ちます。
そして何よりも彼らは、一般社会にまだ根強い、自衛隊や国防に対する誤解を解く機会があり、私たちの日本を正常な形に直すことに、大きな役割があると考えます。
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公開情報に踊らされないために
安全保障の分野では、私たちが新聞・テレビやネット上で知ることが出来る情報は限られており、現場の事務担当者でさえも、自分の職務内容以外は知らないという状態がよくあります。
事実をそのままマスコミに流すということも少ないですし、時期や方法を考えた上で、目的に応じて公表のされ方が変わって来ます。
国のすることは国民に正しく伝えられるべきだという原則を盾に、何でも公開を求める人々もありますが、私たちの安全を確保する上で、外交や国防に関して、全てを公開するべきだと考えることは出来ません。
それを補うのは、私たち国民の意識であり、基本的な知識であるべきです。
評論家やコメンテーターと称する専門家は、複雑な事情を分かり易く国民に伝えるという点では、大切な仕事であり、存在価値はあります。
しかし皆さんもご存知のように、専門家はテレビ局の意向に沿った内容しか話せない場合も多く、酷い場合には、「このようにコメントするように」と、専門家にマスコミの意向をそのまま話させるということもあるようです。
また彼らは現場の実務担当者ではありませんので、事実そのものを完全に理解することも難しく、ある程度は過去の経験や個人的な推論も含まれるのが普通です。
よって私たちは、公開される情報をそのまま盲目的に信じ込むのではなく、公開されていない活動や事実もあることを知っておかなければなりません。
例えば、工作員を発見しても、発見したことを公表することによって、別の手段で活動されては困るため、事実だからといってむやみに公表されることはありません。
不審な航空機や船をレーダーで捕捉していても、レーダーの性能を相手に知られないように、敢えて気付かないふりをすることもあります。
それらをもって、単純に「日本には国防の能力が無い」と考えてはいけませんし、「自衛隊はこっそり戦争の準備をしている」と短絡的に断定してもいけません。
日本人は何事も忘れっぽい人種であると言われており、その性質をいつも利用されています。
私たちは国の安全保障に関して、知るべき知識や重大な事件は繰り返し冷静に学び、過去の経験を未来に活かすよう心がけなければならないでしょう。
事実をそのままマスコミに流すということも少ないですし、時期や方法を考えた上で、目的に応じて公表のされ方が変わって来ます。
国のすることは国民に正しく伝えられるべきだという原則を盾に、何でも公開を求める人々もありますが、私たちの安全を確保する上で、外交や国防に関して、全てを公開するべきだと考えることは出来ません。
それを補うのは、私たち国民の意識であり、基本的な知識であるべきです。
評論家やコメンテーターと称する専門家は、複雑な事情を分かり易く国民に伝えるという点では、大切な仕事であり、存在価値はあります。
しかし皆さんもご存知のように、専門家はテレビ局の意向に沿った内容しか話せない場合も多く、酷い場合には、「このようにコメントするように」と、専門家にマスコミの意向をそのまま話させるということもあるようです。
また彼らは現場の実務担当者ではありませんので、事実そのものを完全に理解することも難しく、ある程度は過去の経験や個人的な推論も含まれるのが普通です。
よって私たちは、公開される情報をそのまま盲目的に信じ込むのではなく、公開されていない活動や事実もあることを知っておかなければなりません。
例えば、工作員を発見しても、発見したことを公表することによって、別の手段で活動されては困るため、事実だからといってむやみに公表されることはありません。
不審な航空機や船をレーダーで捕捉していても、レーダーの性能を相手に知られないように、敢えて気付かないふりをすることもあります。
それらをもって、単純に「日本には国防の能力が無い」と考えてはいけませんし、「自衛隊はこっそり戦争の準備をしている」と短絡的に断定してもいけません。
日本人は何事も忘れっぽい人種であると言われており、その性質をいつも利用されています。
私たちは国の安全保障に関して、知るべき知識や重大な事件は繰り返し冷静に学び、過去の経験を未来に活かすよう心がけなければならないでしょう。
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吉田茂首相の言葉
有事の際、真っ先に戦場に行かなければならない自衛官は、最も戦争を避けたいと考えています。
しかし一部の心ない人々は、彼らを好戦的であると言い、その存在すら否定しようとしています。
昭和32年2月、防衛大学校の第一回卒業式で吉田茂首相は、次のように言いました。
「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。 どうか、耐えてもらいたい」
自衛隊は大きな組織ですから、色々な人が勤務しており、その点は一般の会社と何ら変わりません。優れた人材もそうでない人もあり、時には間違いを犯す人もいます。
そのような悪い点だけをことさら取り上げて、自衛隊の存在そのものを否定する短絡的な思考には、陥りたくないものですね。
常識でものを考え、基本的な知識さえあれば、私たちのために日々黙々と訓練している自衛官の皆さんを、自然に尊敬出来ると思います。
しかし一部の心ない人々は、彼らを好戦的であると言い、その存在すら否定しようとしています。
昭和32年2月、防衛大学校の第一回卒業式で吉田茂首相は、次のように言いました。
「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。 どうか、耐えてもらいたい」
自衛隊は大きな組織ですから、色々な人が勤務しており、その点は一般の会社と何ら変わりません。優れた人材もそうでない人もあり、時には間違いを犯す人もいます。
そのような悪い点だけをことさら取り上げて、自衛隊の存在そのものを否定する短絡的な思考には、陥りたくないものですね。
常識でものを考え、基本的な知識さえあれば、私たちのために日々黙々と訓練している自衛官の皆さんを、自然に尊敬出来ると思います。
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安全保障は軍事だけでは不可能
最近私の周囲、そして実施中のアンケートに寄せられるコメントでは、「日本の先端技術の利用」「日本の技術流出がもらたす危険」など、安全保障と産業技術の繋がりについて理解し、周知すべきだという意見が増えています。
※実施中アンケート※
「国防について、学びたい分野を教えて下さい」
「安全保障を学ぶ専門雑誌を読みたいと思いますか?」
また、これまで「安い円」を利用して輸出に頼っていた日本経済は、「強い円」になりつつある現在、それを嘆くのではなく、輸出に頼らない、他国に過度に依存しないという、安全保障と経済の繋がりを理解すべきだというご意見も頂いています。
大前提として、一定の軍事力は交渉の後ろ盾として常に必要であり、国防の最後の砦として保持しなければなりません。
しかし私たち平和国家日本にふさわしいのは、上記のような、日本の強みを活かした国益確保の方法であり、安全保障の手段であることも知っておくべきでしょう。
そのためには、私たちが能力を高めることは勿論、その高い能力を保持するために、他国はどのような手法で私たちを貶め、技術や金銭を盗むのかという面も知る必要があると考えます。
※実施中アンケート※
「国防について、学びたい分野を教えて下さい」
「安全保障を学ぶ専門雑誌を読みたいと思いますか?」
また、これまで「安い円」を利用して輸出に頼っていた日本経済は、「強い円」になりつつある現在、それを嘆くのではなく、輸出に頼らない、他国に過度に依存しないという、安全保障と経済の繋がりを理解すべきだというご意見も頂いています。
大前提として、一定の軍事力は交渉の後ろ盾として常に必要であり、国防の最後の砦として保持しなければなりません。
しかし私たち平和国家日本にふさわしいのは、上記のような、日本の強みを活かした国益確保の方法であり、安全保障の手段であることも知っておくべきでしょう。
そのためには、私たちが能力を高めることは勿論、その高い能力を保持するために、他国はどのような手法で私たちを貶め、技術や金銭を盗むのかという面も知る必要があると考えます。
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古典を読むこと
「安全保障」というのは政治学の一分野であり、そこに哲学(思想・宗教)や経済、軍事の要素が絡むものだと思います。
日々世界で発生する問題を一通り理解するには、例えば「集団安全保障」「抑止論」「テロリズム」などの所謂「安全保障」の知識を身につければよいと思います。
しかし将来、自分でもっと深く学んでみたい、専門家への道を進みたい、外交や情報など実務分野で活躍したいという方は、更に多くの知識が必要なわけですが、その根本には、国を思う思想と深い教養が無ければなりません。
今の日本には、広く深い教養を備えた国防の専門家が必要です。
では、その教養を身につけるにはどうすればよいかというと、最も容易だと思うのは、国内外の「古典」と呼ばれる書物を多く読むことだと考えます。
これは政治や軍事に関わる作品だけではなく、文学や自然科学などにも手を広げるべきです。
但し、作品の思想を無条件に現在に当てはめることはせず、作品が書かれた時代背景も考えながら読まなければなりません。
また、初めから意訳本や解説書を読んでもよいですが、その後は原書または伝統ある翻訳本(講談社学術文庫や岩波文庫など)に接するべきだと思います。
訳者によって非常に読みにくいものもありますが、歴史の授業で出て来るよう作品は、自分のペースでも良いので少しずつ読まれることをお勧めします。
日々世界で発生する問題を一通り理解するには、例えば「集団安全保障」「抑止論」「テロリズム」などの所謂「安全保障」の知識を身につければよいと思います。
しかし将来、自分でもっと深く学んでみたい、専門家への道を進みたい、外交や情報など実務分野で活躍したいという方は、更に多くの知識が必要なわけですが、その根本には、国を思う思想と深い教養が無ければなりません。
今の日本には、広く深い教養を備えた国防の専門家が必要です。
では、その教養を身につけるにはどうすればよいかというと、最も容易だと思うのは、国内外の「古典」と呼ばれる書物を多く読むことだと考えます。
これは政治や軍事に関わる作品だけではなく、文学や自然科学などにも手を広げるべきです。
但し、作品の思想を無条件に現在に当てはめることはせず、作品が書かれた時代背景も考えながら読まなければなりません。
また、初めから意訳本や解説書を読んでもよいですが、その後は原書または伝統ある翻訳本(講談社学術文庫や岩波文庫など)に接するべきだと思います。
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