天気が良さそうなので急遽、鎌倉・江の島に向かってマイカーをブイブイと走らせ気になっていた「 AMALFI Della Sera 」(※1)に行って来ました。
江ノ電の七里ヶ浜駅から徒歩約3分なので「電車で行くのが良いかも」と思いました。
江ノ電の車窓から湘南の海をボーッと眺めながら七里ヶ浜駅に向かい「 AMALFI Della Sera 」(イタリアン)でパスタやピッツァなどを食べながらワインを飲みたいと思ったからだ。
マイカーでは帰りのドライバーがいないことにはボクは飲めないので、そういう願望は叶いません。
ノンアルコールビールというアルコール感のある飲み物はありますが、普通のビールに似たのど越しはあるものの妙な苦みがボクには合わないので、それは代替手段にはならない。
電車となる京葉線で東京駅へ、東京駅から横須賀線で鎌倉駅、鎌倉駅から江ノ電に乗り換えて七里ヶ浜駅に行くことになります。
それに対して車となると、浦安ICから湾岸線に入り横浜に向かい、狩場線を経由して横横道路(=横浜横須賀道路)に入り、朝比奈ICで下りて県道204号(金沢鎌倉線)に入り、134号線(湘南道路)の七里ヶ浜に向かいますが、時間的にはこちらの方が早い。
ただし、134号線が渋滞していなければの話だが、・・・
車で七里ヶ浜まで来ると駐車場を探さねばならない。
なるべく歩かないで済ませたいと誰しも考えることだが、駐車場の場所など調べずに来てしまったから困ったものです。
なので、「 Ristorante AMALFI 」本店の裏手に駐車場があることに気づけたのは幸いでした。
駐車場にいた警備員に「 AMALFI Della Sera 」への行き方を尋ねると、目の前を走る江ノ電の線路沿いの先に見える(確か)青い看板ある所の階段を登れば分かると言われました。
踏切でもない線路を渡るなんて「トンデモナイ!」と思うが、ここを渡らねば階段を登ることができないのだから仕方がない。
電車が来ないことを確認して線路を渡り、くねくねした急な階段を登って行くとお店があるような予感がせず、「こんな所にあるの?」と不安になります。
この鬱蒼とした緑に囲まれた階段の先を左に折れると行列が見えて来たので安心しました。(^o^)v
行列が出来ているのは階段のところは15人ぐらいでしたが、登りつめた店前の広場には約40人もいたのでびっくりしてさまいました。(^_^;)
「こんな人気店だったの!」
これでは開店後、テーブルの空きがなくてかなり待たされるかも知れないという不安に襲われたことは言うまでもない。
呼ばれたお客が見晴らしの良いテーブルを次々と埋めて行きます。
でっ、見晴らしが良くなさそうなテーブルがあと3つという段階で嬉しいことに呼ばれました。
見晴らしが良くないのは残念ではあるが、炎天下で延々と待たされるよりはヨカッタと思いたい。
これは「コッツェ・シチリアーノ」(2,200円)という、貝類をオリーブやニンニクなどで煮たものになりますが、バターの香りが強かったのが印象的でした。
イタリアンなのでパスタにピッツァ、それにサラダか魚介類を食べたいと思っていたところ、でかでかと写真付きで案内するメニューに惹きつけられてしまいました。
ボクが貝類が好きだからなのだが、ヨダレが出てしまい、真っ先に注文しました。
店員曰く、残ったスープでリゾット(800円)にもできるというので、それもまた「美味しそう♪」と直感してお願いしたものだ。
「コッツェ」のスペルを失念してしまいましたが、その意味は「ムール貝」のことのようだ。
しかし、「ムール貝」はさほど多くなく、蛤(はまぐり)のような大きな貝、それは蛤のように思えるもののホンビノスでもなさそうで、どんな貝なのかは分かりません。
あとは小さめの貝になりますが、それは浅利でした。
大人ふたりで食べるには量的に物足りなさがあるものの、残ったスープでリゾットにして貰ったことで少しお腹に溜まりましたので、それは正解でした。
香りはチーズリゾットなのに食してみるとやはりバター風味が強すぎたのが「ちょっと!」と思ったものの美味しかった。
「 AMALFI Della Sera 」は七里ヶ浜に面した高台の上に佇むので視界を遮るものがなく、「晴れた日は見晴らしがさぞ良いだろう!」という想定通り、気が休まる景観が望めました。
ちなみに、「 AMALFI 」とはイタリアの町の名前です。
ナポリの南、カンパーニア州にあるソレントからサレルノまでの約40キロの海岸線、それは「世界一美しい海岸」といわれる「 Costiera Amalfitana 」(コスティエラ・アマルフィターナ)であり、その海岸の中心地が「 AMALFI 」という中世時代の海洋都市国家だったところになります。
織田裕二主演の映画「アマルフィ 女神の報酬」(2009)を観られた方は分かると思いますが、この「世界一美しい海岸のバックは恐ろしいほどに高くそびえる断崖絶壁なのです。
しかし、その断崖絶壁がまた、雄大で素晴らしいので機会を見つけて出かけてみたいものです。
本場の「 AMALFI 」には負けますが、この「 AMALFI Della Sera 」のオープンテラスも素晴らしい景観に思えます。
左手は逗子アリーナから葉山海岸、そして三崎灯台までかすかに見えます。
正面に見えるはずの大島は靄のようなものでうっすらと霞んでいたので確認できませんでしたが、右手の江ノ島、さらに右手には富士山が見えました。
店名「 AMALFI Della Sera 」の「 Sera 」は夕方とか夕暮れなどの意味になりますが、この180度のパノラマからすれば晴れた日の沈む夕日は真っ赤に燃えて感動的な時間を過ごせるかも知れません。
こちらはペンネです。
メニューに書かれた名前は失念しましたが、普段食べないものにしようとシラスや浅利を使った「ペンネ・ボンゴレ・ビアンコ」(1,520円)にしました。
ちなみに、味わいはご想像の通りです。
一度、食べたら良いかなという感がしました。(汗)
こちらはピッツァです。
「ピッツァ七里ヶ浜」(1,750円)、シラス、長ネギ、ニンニク、アンチョビ、ロマネスコ、パルミジャーノ、トマト、オリーブといろいろと食材が使われていておもしろい味でした。
これは2度目があってもおかしくない美味しさがあります。
でも、やっぱり味わいは和風なのでイタリアンを求めたいならパスでしょうか。
次回はマルゲリータかパンチェッタ、もしくはアマルフィにしようと思います。(汗)
※1 AMALFI Della Sera
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14000280/
<神奈川県>
「クイーンアリス」(その1) みなとみらい21(神奈川県) 2007.4.15
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12508159472.html
「クイーンアリス」(その2) みなとみらい21(神奈川県) 2007.4.15
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12508475270.html
「クイーンアリス」 みなとみらい21(神奈川県) 2011.7.30
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12516522254.html
「磯料理 きむら」(その1) 江ノ島(神奈川県) 2016.5.21
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12498140721.html
「磯料理 きむら」(その2) 江ノ島(神奈川県) 2016.5.21
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12498143385.html
「こ寿々」 鎌倉市(神奈川県) 2016.5.21
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12498161646.html
「鎌倉山」 鎌倉市(神奈川県) 2017.7.12
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12516529088.html
「三上農園」 横須賀市(神奈川県) 2017.8.6
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12516529362.html
「鮮味楽」 三崎漁港(神奈川県三浦市) 2017.8.6
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12516529343.html
「小田原ひととせの雪」 小田原市(神奈川県) 2018.7.15
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12494817312.html
「一夜城 ヨロイヅカファーム・レストラン」 小田原市(神奈川県)2018.7.15
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12496171642.html
「 MOKICHI TRATTORIA 」 茅ケ崎市(神奈川県) 2018.10.22
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12512973269.html
「魚見亭」 江の島(神奈川県) 2019.6.26
https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12497224391.html
#