前庭のプラムの収穫が
そろそろ終わりそうです。
今年は割と首尾よく
プラムを消費できたと思います。
夫(英国人)はそのまま食べ、
私はチャツネや
ケーキ、パイを作り、
「え?プラム?いいよね、
好き好き」みたいなことを
言って来た周囲の善男善女に
これでもかとお裾分け。
わがお散歩仲間の毒舌夫人は
「プラムがあったらまずジャム。
黒砂糖をかけてオーブンで
軽く焼くのもよし、
これを色々な料理に使うと
まあ味が引き立つのよ」と
無邪気におっしゃって来たので
とりあえずまず
2キロほど差し上げたら
翌週プラムジャムの
お返しをいただきました。
で、その数日後に
「ねえNorizo、お宅のプラム、
まだある?あるならもう少し
貰える?いえ、ほら、ジャムを
作ったでしょ、そしたらあれ、
すごく美味しかったから・・・」
そんなわけで私は
恒例の合同散歩の直前に
プラムを3キロほど収穫し
手近な空き段ボール箱
(ビール缶が入っていた)に入れ
のこのこ散歩場所の森に
歩いて向かったのですが
・・・あ、アカン、私ったらこれ、
朝早くに片手に犬、
もう片手にビール箱
(330ml缶12本入り)を抱え
徒歩で陽気に森に向かう
平日の朝から何を
やっているんだ状態の
第一級不審人物・・・!
箱の大きさの目安:
またこういう日に限って
普段会わない近所の人と
すれ違うものなんです・・・!
「あ、おはようございますうー、
違うんですよー、これは
ビールじゃないんですよー」
「ウフフ、いいのよー、
わかってるのよー、
おはようございますー」
なおプラム3キロは
それなりに重かったです。
森の入り口の駐車場について
箱をベンチの上において
一休みしたところで
ポケットに入れていた
携帯が鳴り、見ると毒舌夫人で
「ごめんなさい、今日の
お散歩、行けなくなりました」
・・・いいんですけど、
そういう時も
そりゃあるんですけど、
でもこのビール箱、もとい、
プラム3キロを私はどうすれば・・・
流石に3キロ箱を肩に担いで
1時間山歩きする趣味も
なかったので、仕方ない、
これは一度家に帰るか、と
覚悟を決めたところに
この森を管理している
慈善団体の職員さんが
挨拶をしてきてくれて
「Norizo、久しぶり!
これから犬の散歩?」
これは渡りに船!と
「お久しぶりです、犬の散歩です、
ところでつかぬことを伺いますが
職員さんってプラムお好き?」
「プラム?
ヴィクトリアプラム?
好きだよ、愛していると
いってもいいくらい」
「なるほど、ではここに
摘みたてプラム
3キロがございます」
事情を説明してから
「よろしければこれ・・・
貰っていただけませんか・・・
私、腕と肩の筋トレは
今日はこれ以上
必要ないかなって・・・」
職員さんは箱の中を見て
「えっ・・・信じられない、
本当にいいの・・・?
じゃあ僕はこれで
明日ジャムを作るよ・・・
僕、プラムジャム、
大好きなんだよ・・・」
「そうしていただけたら
私も幸せあなたも幸せ
そしてプラムも幸せ、
完璧な問題解決法です・・・!」
そんなこんなで我が家のプラム、
今年の収穫は完了いたしました。
ところで
スターマ新政権の英国では
肥満成人が『職場復帰を目的に』
減量薬の注射を
イングランドでは
成人の29パーセントが肥満、
64パーセントが
『肥満あるいは過体重
(Overweight)』とのこと
(2022年の調査結果)
・・・それにしても
職場復帰のために
減量が必要、というのは
どういう事態なんだろう、と
若い頃太りやすかった私は
考え込んでしまうのでした
「すんません、宴会続きで
ワガママボディに磨きがかかって
シャツの腹部分のボタンが
全部はじけ飛んじゃったから
お客様対応できません」とは
次元が違う話ですよねこれは
朝からビール箱を
抱えている人を見たら
思わず軽蔑してしまうアナタも
プラムジャムが気になるあなたも
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