大事なことだと思うので、書き留めておきます。
長文ですが、もしよろしければ、読んで頂きたいです。

最終内覧の一日 JR在来線編
自宅から最寄りの舞子駅へは、バスに乗られないので20分ほど歩きます。
マスクのせいか、すでに息苦しく、身体が硬直しています。
通勤ラッシュの改札やホームは、人々の柔軟剤の臭いで充満し、意識が朦朧としてきます。
目も開かず、焦点が合わず、足の感覚がなくなるので、階段を降りずらくなります。
駅のトイレは、柔軟剤、消毒液、芳香剤などで吐き気をもよおします。
既にマスクが臭くなっているので、替えたいのですが場所がありません。
電車に乗り、指定席(うれしーと)にビニールエプロンを敷いて座ります。
車内は合成香料、抗菌剤、消毒液などの化学物質の海。
前後や横に座る乗客から漂う臭いで、激しい頭痛、吐き気、耳鳴り、呼吸困難が酷くなります。
窓を開けていても、閉められてしまいます。
目を閉じて、呼吸を整える努力をしてひたすら辛抱します。
極度の緊張と身体中の痛みで眠ることもできません。
大阪を出てからは少しずつ乗客が減り、気分が少し落ち着きます。
1時間40分かけて京都へ到着。
ホームへ降り立つと、化学物質を身にまとった人々が押し寄せてきます。
食欲はまったくないけれど、駅ビル内でパートナーの昼食につきあいます。
その後、トイレで新しいマスクに替えます。
防じんマスクと帽子を外すと、髪の毛はバサバサに乱れ
顔にはマスクの紐の痛々しい跡が付き、汗でテカリ、真っ赤に腫れているので
病気だと思われたのでしょうか、皆がさあ~っと散っていきますが
人の目を気にしている余裕はありません。
その後もまた激臭と爆音のなか、人にもまれながら絡まる足を動かし
地下鉄の改札口まで向かいます。
パートナーが誘導してくれたので、なんとか歩けました。
車内も人でごった返していて、どこへも逃げることはできません。
駅に着く度に人が動き、マイクロカプセルがはじけて合成香料が飛び出します。
息ができなくて苦しい。頭の中がパニック。冷や汗が出る。意識朦朧。お腹が張って痛い。
『もうすぐ着く、耐えるんだ』と手すりを必死につかんで立ちます。
目的駅に到着し地下から這い出ると、そこもまた人人人。
不動産屋さんの車を待つ間、木陰で水分を取ります。
マスクを替えたいけれど、その気力はありません。
化学物質過敏症であり、合成洗濯洗剤や柔軟剤、整髪料を控えて欲しいことは
不動産会社さんには事前にお伝えしていました。
不動産会社A 衣類や髪の毛からの合成香料、車内は芳香剤が激臭。
不動産会社B ほとんど臭い無し
不動産会社C 化学物質過敏症のことは伝えなかったので臭いがあったが
不動産会社Aよりましだった。
不動産会社D 衣類や髪の毛からの臭いはなかったが、送迎車の中と 店舗内の建材が激臭。
今回は不動産会社Dの内覧の様子を書いています。
担当者には心よく理解と協力をして頂き、感謝で一杯でしたが
化学物質の曝露は防ぐことは出来ませんでした。
5月。真夏のような気温でしたが、クーラーを止めて頂き、車の窓を開けると
今度は排気ガスが入ってきます。
やはりクーラーをつけてもらった方が良かったかもしれません。
物件に到着するまでの車内では、家探しの理由、どうして京都へ引っ越しを考えているのかなど
不動産屋さんから質問され、朦朧とした頭と回らない舌で答えなくてはなりませんでした。
また、物件に対しての要望をしつこいくらいお話ししました。
内覧中も、視界が狭くてよく見えず、呼吸も苦しくて思考能力ゼロ。
不動産会社さんの説明を受けながら、歩いて回るだけで精一杯でした。
そんななか、購入を決め、パートナーが契約書にサインをしました。
内覧後は駅まで送迎して頂きました。
本当はカフェで一息つきたかったのですが、どこもかしこも人だらけなので
とにかく無事に帰宅することを優先し、予約していた指定席に座って
通勤ラッシュの激臭電車を乗り継いで帰りました。
自分が着ている衣類や息からも激臭がし
呼吸する度に化学物質を吸い込むのが嫌で、呼吸が浅くなります。
やっとお家が決まり、パートナーと一緒に喜ぶべき瞬間なのに
「一刻も早くこの地獄から脱出したい、
早く家に帰って、すべてを脱ぎ捨てて、シャワーを浴びて寝たい」
そんなことばかり考えていました。
そんな自分が情けないやら、悲しいやら、怒りやらが出て来て
そして少し前進したけれど、目の前に山積みになっている課題に圧倒され
思わず涙がこぼれます。
帰宅後、脳が刺激とストレスを受けて混乱し、眠ることができませんでした。
翌日も症状は無くならず、むしろ悪化したまま1カ月が過ぎます。
化学物質過敏症でなかったら、こんな苦しみを味わうことはありません。
誰もが発症する可能性があるので、パートナーには
「SL撮影の旅で、長時間電車に乗るときは、苦しいだろうけれどもマスクをして気を付けてね」
と言っています。
化学物質過敏症を発症した方へ。
ご自分の症状と、私の症状がよく似ている方や、もっと酷い方もおられると思います。
辛くて苦しくて心が萎える毎日のことのほうが多いですが、がんばりましょうね。

今朝の舞子浜ウォーキング 264/365。
雲の流れが速く、風が心地よいです。

舞子浜のゴミ友に、駒になったどんぐりを頂きました。
よく回ります!
ジェイコブズラダーどんぐり。

ありがとうございます!