ルクソールのナイル川の西岸には山が
広がり、あのツタンカーメン王墓が発見
された王家の谷があります
王家の谷には65の墓があり27の王墓
があります
入口の長い列
トトメス1世(BC1524-1518年)がこの
王家の谷に最初にお墓を作りました
東の谷と西の谷があり、ほとんどの墓
が東の谷にあます
王家の谷の地図
入口から東の谷までは600mぐらいです
がトラムで移動です
日を遮るものが無いので歩くと脱水症に
なりミイラになるかも知れません
トラム
トラムは次から次へとやって来ます
トラムを降りると多くの王墓があり
その前は行列ができています
王墓
なぜこの辺りが王家の谷なったかと
いうとこのピラミッドのような山
アル・クルンがあるからです
おお~!ピラミッドや!
階段ピラミッドのような自然の山です
アル・クルン
古代エジプト時代は下に出っ張った岩が
コブラに似ていると思って
コブラの女神メルセゲルが守っている
ように思ったようです
先ずラムセス4世の王墓です
ラムセス4世王墓入口
デカい!
大きな通路があり物凄く大きい
岩山をこんなにくり貫くなんて
とっても大変やろね~~!!
ラムセス4世(BC1151-1145年)はエジ
プト第20王朝の第3代ファラオで在位
期間は6年と短めです
通路
なかのレリーフもとっても立派です
ファラオとホルス神
左側の羽根や太陽のマークの冠をして
いるのがファラオで右側の鳥顔で太陽
の冠をつけてるホルス神のようです
ファラオ
「冥界の旅を復活までよろしくね!」
ホルス神
「任せて頂戴!太陽のようにすぐ
復活させますからね」
壁にはヒエログリフがびっしり書いてあり
天井にも絵がびっしり描かれています
壁と天井
壁のヒエログリフもかなり深く彫って
あって3100年前の色も良く残ってい
ます
壁のヒエログリフ
楕円形の囲みはカルトゥーシュと言って
ファラオの名前が書いてあります
天井
天井には青い羽根が描かれています
羽根はハヤブサの羽根でホルス神を
表しています
羽根の真ん中には太陽やスカラベ(フン
コロガシ)が描かれています
太陽の神々絵
頭がいろいろの立像がありますがこれは
全部太陽の神様だそうです
エジプトには太陽と砂漠とナイル川と
農地しかありませんから太陽に関しては
いろいろと分類して神様を創っていった
のでしょう
太陽は生まれて最後に老いて翌日になると
生まれるので『復活』の象徴なのでしょう
ミイラ作りの絵
ミイラを作っているところの絵が描かれ
ています
玄室前の天井
楕円形の形のところにはラムセス4世の
カルトゥーシュが青い天井に映えます
石棺
この辺りで取れる砂岩や石灰岩じゃな
くて固い花崗岩が使われています
はるばる、南250㎞離れたアスワンから
運んで来た石棺です
ラムセス9世の王墓入口
ラムセス9世(BC1126-1108年)はラム
セス4世より400年も後のファラオです
レリーフを見るとかなりこちらの方が
おどろおどろしい!
レリーフ
左側の人は羽根と斧を持っています
右側の神様は顔が太陽ですよね〜!
頭が太陽なんとなく怖いです~~
ファラオとホルス神
左側のファラオが右側のホルス神を両手
を挙げてお祈りしていますがシルクの
ローブを着て豪華ですね!
頭のうえのハヤブサ
ファラオの頭の上のハヤブサはアンク
(命の象徴)を持っていて少し躍動感が
あります
首無し人間
後ろ手に縛られた首無し人間がいっぱい
戦争で敵になった人達ですかね
生きて歩いているようでこわいですね!
黄金の聖船
黄金の船に沢山の神様が乗っていますが
メインは屋根のある所にいる雄羊の頭の
神様クヌムが一番えらいようですね~!
クヌム神は人を粘土から人を作ったそうで
創造主となっています
インムトエフ神
玄室の入口には三つ編みしてヒョウ柄の
毛皮を着た神様が捧げ物をしています
大阪のお姉さんもびっくりのスタイル
変な絵
冥界の書を題材にした絵なのですが
太陽の中に大の字の人が逆さになって
います
ひゃーーー!
蛇が頭に枝を載せているのを拝んで
いる真っ黒な人も不気味です
怖いね~~!
レオナルド・ダ・ビンチの人体図のよう
ですが2500年もこちらの方が古い
列柱室と玄室
列柱が彫られていて奥の窪んだ所に石棺
があったのでしょう
さて世界一知られたあのツタンカーメン
の王墓です
ツタンカーメン王墓の入口
ツタンカーメン(BC1341-1323年)は
上の看板に書かれているように本当は
トゥトアンクアメンなのです
1922年イギリス人ハワード・カーター
盗掘されていない王墓を発見しました
この王墓の中には5400点にもおよぶ
財宝があったので世界的に有名になり
ました
特別チケット300LE(エジプトポンド)
だからここに入るには入場券とは別に
特別チケット300EL(1350円)が必要
です
中に入るとすぐ下りです
他の王墓のように長い回廊はありません
急な下り階段
ラムセス4世やラムセス9世の墓に比べる
ととても小さいですね!
たぶん王家の谷でも一番小さい王墓で
すが、いままで見たことのない金ぴかで
とても豪華な副葬品が出土しました
玄室に着くとマントヒヒがお出迎えします
マントヒヒの絵
マントヒヒは早朝に朝日を浴びて体
温め吠える習性があるので古代エジプト
人は太陽を崇めていると思っていました
マントヒヒは神様の使いだったようです
石棺
石棺の下は珪岩で蓋は花崗岩で作れて
いて埋葬当時から二つに割れていた
らしい
とても、急にファラオがなくなった為
だと言われています
実はこの石棺自体が4重の金ぴかの厨子
の中に入っていました
石棺の中にミイラの棺が3重になって
いて最後の棺は黄金110kgの棺でした
黄金の仮面(レプリカ)
最後に黄金の仮面が着けられたミイラ
が出現しました
本物は23金で10㎏の重さがあった
そうです
ツタンカーメンのミイラ
3300年後にアクリルの棺にいれられて
世界で一番有名なファラオになるとは
ツタンカーメンも思わなかったで
しょうね!
思わず歯が痛くなったらこちら
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たかぼん
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王家の谷マップ