日経新聞「春秋」から学ぶ、MOSO はっくしょん! -4ページ目

失敗から学べばよい…本当に!?

私は、日経新聞を読むようにしている。その理由は、比較的思想的な要素が少ない新聞だと思うから。


今回は、その中で、最近日経新聞が始めた連載広告からの記事。


以心育心【http://www.nikkei.co.jp/ps/ishin-ikujin/


今回は、SEKISUI HOUSE の会長兼CEOである和田勇さんのお話。


リーマン・ショックの影響による強い閉塞感が漂う日本社会を見ていて、まず思うことは、マイナス思考ではいけない、こうした経済状態だからこそ、一歩先を見つめ、プラス思考で物事に取り組まなければいけないということです。

世の中の動きに右往左往せず、揺るぎのない自分を持ち、自らの行動に責任と覚悟を持って難局に挑めば、必ず活路は見い出せます。昨今、坂本龍馬に人気が集まっているのも、日本人に欠けているそうした心構えや気概が、彼には備わっていたからではないでしょうか。この心構え、気概の重要性は、人を育てるというテーマにも、そのまま当てはまります。

プラス思考、自己責任を求めるとき、トップに立つ者には、大きなビジョン、みんなが共有できる夢を示すことが求められます。企業でいえば、確かな成長戦略です。そして、部下に結果だけを問うのではなく、経過にも目を配ることが大切です。自らも勇気を持って決断し、常に新たな難題に挑戦し続ける姿を見せることも生きた教育です。失敗を恐れる人間に成長はありません。人は失敗することで強くなれる。苦労によって鍛えられる。若い世代の皆さんは、ぜひ肝に銘じておいてください。


このようなことを言われている。


確かに、マイナス思考ではいけないと思う・・・というか、私としては、マイナス思考よりもプラス思考の方が楽しいから好きだ。逆に、マイナス思考の方が良いというのも良いと思う。いろんな人がいるから、楽しい。みんながプラス思考ばかりだと、面白くないと思う。


ところで、和田さんの話で、気になった点が1つある。それは、「失敗することで強くなれる」という言葉。


たしかに、失敗したことで、いろんなことを考えて、次に繋げていける!!という気持ちは大事だと思う。


だけど、「失敗することで強くなれる」ということを前提に話を進めていくと、いけないんじゃないかなぁ!!

きれい事のような気がして仕方がない。


公務員試験を受けて失敗した。

でも、そこまでのプロセスはとても貴重な者だから、君の人生においてはたいしたことないよ!

次のステージに進んだときに必ず役に立つから!!


なんてことを思って、公務員試験に挑む人は失敗する可能性は高くなる。


人生には、成功しなくちゃいけないことがあると思う。

「失敗してもいい!!自分にとって良い経験になればいい!!」

なんて考えているやつは、失敗ばかりするんじゃないかと思う。


そればかり考えるようになってしまったら


「じゃあ、何のためにそれに取り組んでいるの?」

「君は何をしたいの?」


ということになる。


それこそ、やんでしまって精神病にまでなってしまうのではないだろうか。

現に、そういう学生は自分の周りにも何人かいる。



本気で成功しると思い込んで取り組む。

結果がでるまでは、成功したと思い込む。


その気持ちが大事なんじゃないかと思う。


そうやって、自分を追い詰めていく必要はあると思う。


自分に甘えすぎてしまってはいけない。


「失敗しても良い」という言葉は、甘えを作ってしまうのではないかと思う。



人生は短い。その時間を有意義に過ごしていけるように成功を追い求めていきたい。

春秋から学ぶアイディアはっくしょん~5月19日

本日の【春秋から学ぶアイディアhacks】


5月20日(木)、皆様おはようございます。中国語では、早上好!!

今更ながら、気づいたことがあります。

ブログは、朝じゃないと書けない!!

理由は、夜帰ってからだと疲れて寝てしまうからです。

昨夜、書こうと思っていたのですが、気づいたら、6時になっていました。

今日は雨が降っているので、楽しくやっていきたいです。


はじめての人は、以下の記事も参考にして下さい。

はじめに

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408202760.html

春秋の読み方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408211194.html

アイディアの生まれ方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408224079.html


ポイントは、4つ。

①書き出しのキーワードを探す

②最後のキーワードが何になるのか考える

③最後のキーワードを探す

④読み終わった後に、春秋に題をつける。


それでは、読んでみて下さい。

<5月19日の春秋です>


▼松下幸之助さんの大番頭といえば、高橋荒太郎さんの名前が挙がる。朝日乾電池という会社で経理の制度をつくった実績を見込まれて、松下電器産業(現パナソニック)に転じた。が、「経営の神様」が買った点はほかにもあったろう。

▼需要が減り始めた商品から伸びている製品へ、生産を機敏に切り替えたことだ。1929年、25歳で高橋さんが朝日乾電池の常務に抜てきされた時、主力商品はラジオ用電池。だが技術革新でラジオに電池がいらなくなった。そこで需要増が見込める自転車ランプ用電池に的を絞った。変化を読み会社を改造した。

▼経営改革を高橋さんが始めた29年は世界恐慌が起きた年だ。不況が深刻なほど内向きになり、コスト削減でしのごうとしがち。新しい収益源を生んだ高橋さんの手腕を松下幸之助さんは評価したに違いない。リーマン・ショック後の不況から日本は抜け出せていない。成長への道筋を、企業はつけているだろうか。

▼高橋さんは神戸の商店で働きながら簿記を学んだ。朝日乾電池の改革では工場に常駐して従業員を指揮した。ラジオ用電池の生産が減っていく様子を工場で目にし、製品を変える決意は強まったろう。現場には発見がある。もっと現場に出よ。成長戦略を描ききれない経営者に、そう呼びかけているようにみえる。


さて、整理してみましょう。


(1)最初のキーワード:松下幸之助


このキーワードから思い浮かべることは何でしょうか?


松下幸之助→松下政経塾を経営→そこから出身の政治家も多くいる→問題意識は高い人が多い→市議会では多くのすごい人がいる→国会議員でもそういう人がいると思うけど、なぜ悪いことしか言われないのか→松下さんは小学校を卒業してから丁稚奉公で生計を立てていた→今の教育制度も転換期に来ている→「生きる」ことを意識しないで生きられる体制はよくない→現場を教育現場に再現できるような教育をしていきたい。


と私は考えました。


(2)最後のキーワード:もっと現場に出よ。

現場 というキーワードは思い浮かべたことと同じだった。しかし、そのアプローチが全く違う。松下幸之助さんの手助けをした高橋荒太郎さん・・・まさか、こんな人の名前が出てくるとは思わない。まったく知らない人だよ。子の人も小学校を卒業して、仕事をしている。義務教育は小学校まででもいいのかもしれない。今の日本は、法科大学院といい、チャンスを人に与えない制度がどんどんできているように思えて仕方がない。理論を重視する人もいていいと思うけど、現場が一番重要なのに・・・。


こうやって、春秋を読んだ後に、春秋に題を作ってみると更に面白い。

「現場!!ゲンバ!!げんば~!!」


<高橋荒太郎 たかはし-あらたろう>

1903‐2003
昭和 時代 の経営者。
明治 36年10月19日生まれ。小学校 卒業 後,商店 づとめをしながら勉強朝日 乾電池 にはいり,昭和4年常務 。11年業務 提携 先の松下 電器(現パナソニック )にうつり,専務 ,副社長をへて,48年会長 。松下幸之助の片腕 として,フィリップス 社との提携,経営管理体制整備 につとめた。平成 15年4月18日死去 。99歳。香川県出身神戸 商業 補習 学校卒。

春秋から学ぶアイディアはっくしょん~5月18日

本日の【春秋から学ぶアイディアhacks】


5月18日(火)、皆様こんにちは。

本日は、とても日和が良くて、午後は居眠りをしたいくらいです。

SEをしていた頃は、太陽を見ない生活でしたので、太陽が見えるというのはとても気持ちがいいものだと思います。

朝は、電車が人身事故で大変でした。夜は、終電までギュウギュウに押し込められて帰路につきます。

多くの人が自分と同じような気持ちで出勤し、仕事をし、帰宅するという生活だと思います。

こんなに沢山の人が頑張って働いているのに、なぜ生活…というか世の中は景気が悪いのかな?

と不思議に思います。

目指す方向が間違っているのかなぁ…とふと考えることがあります。

なぜ私たちは生きているのでしょうか?

そんな疑問を抱かないようにしているのですが、抱いてしまいますね。


はじめての人は、以下の記事も参考にして下さい。

はじめに

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408202760.html

春秋の読み方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408211194.html

アイディアの生まれ方

http://ameblo.jp/sayjin03/entry-10408224079.html


ポイントは、4つ。

①書き出しのキーワードを探す

②最後のキーワードが何になるのか考える

③最後のキーワードを探す

④読み終わった後に、春秋に題をつける。


それでは、読んでみて下さい。

<5月18日の春秋です>


▼ばあさまに甘えてぐうたらの限り。揚げ句、火がなくても煮える鍋や死者を生き返らせる火吹き竹などインチキな品を思いつき、働き者の農民や長者からお金を巻き上げる。民話「三年寝太郎」は何がいいたいのか、思案することがある。

▼戯曲に仕立てた木下順二も、「なまけもの奨励でけしからん」と文句がついたとか、過酷な年貢取り立てへの抵抗説だとかを書いている。ただ、3年も寝ていれば小知恵を使うくらいのことはできる、3年とは随分長い時間なのだとはいえるだろう。広辞苑も「3年」に「多くの年月」の意味があると説いている。

▼その年月に何も進まない。どう言おう。憲法改正の手続きを決めた国民投票法が、きょう施行される。それなのに国民投票はできない。法律が成立した3年前からこの日まで、政治が自らに課していた宿題にほとんど手をつけなかったからだ。選挙権も18歳に引き下げられているはずだったのに、ほったらかしだ。

▼最初の案は施行まで2年だったのを、たっぷり時間をかけたいからと3年にしたよう記憶する。詩人の上田敏は「一日延ばしは時の盗人」と言った。途中に政権交代があったとはいえ、何とも盛大に盗んだものである。それとも、使えぬ法律を施行する矛盾に目をつぶるのも寝太郎並みの知恵だというのだろうか。

さて、整理してみましょう。


(1)最初のキーワード:ばあさまに甘えてぐうたら


このキーワードから思い浮かべることは何でしょうか?


いつまでも行動しない→気づけばばあさまはいなくなっている→自分はどこにいくのか?→沖縄の米軍基地問題や安保問題などアメリカに甘えてばかりいられない日本→それでも何も進まない→ばあさまがいなくなった日本はどうなるのか?


と私は考えました。


(2)最後のキーワード:矛盾に目をつぶるのも知恵

やっぱり私は春秋の発想が好きです。ぐうたらから、「三年寝太郎」へ。そして、三年というキーワードから国民投票法案へともっていく発想のあり方は、自分にはできません。そこまでの教養はないですね。数字に意味を持たせることはとても重要だと思う。なぜ2年から3年なのか?議論を尽くす…と見せかけて何もしない…のではないかと思ってしまう。この国民投票法案施行に当たって、役所の人は懸命に努力しているはずである。その部分に焦点を当てないで、目に見えたものだけを追っていくような表面的な人間にはなりたくない。


こうやって、春秋を読んだ後に、春秋に題を作ってみると更に面白い。

「寝てわかることもあるもんだ!焦るな!」