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さっとんの読書感想文

タイトル通り、ワタクシ・さっとんの読書感想文。

『書評』よりも『読書感想文』。

そんな言葉の方がしっくりくる感じなのです。

時々映画の感想なども★

目を閉じて抱いて (1) (角川文庫)/内田 春菊
¥500
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雑誌連載時にちょくちょく読んではいたのですが、

最初から最後まで通して読んだことはなかったので、

改めて読んでみました。


まずは。


多くの女性読者の方が思われるであろうと同じく。


「私も花房サンと抱き合いてぇ~」


っていうのが、第一感想ではないでしょうかね?w




あとは。


多くの女性作家サンがそうであるように、

春菊先生も、人間のイヤァな部分などを描くのがとっても上手。

(いわゆる意地悪目線)




この物語にも、イヤァなオンナや、イヤァなオトコが出てきます。


特に『いやぁな女』代表選手であるところの『樹里』さん。


ほんと、いやな女です。


極端にいやな女です。


ところが、こいつ。


あー、こういう人居るよね、って思うのと同時に、


結構、私にそっくりなんじゃないかなぁと思ったりもしてしまう。


そう思う人も結構居るんじゃないかなぁ。




で、こういうイヤな女・イヤな男を、


まともに思われる男女がスパッと斬ってくれるので、


ある種スカッとするのですけど、


この、まともと思われる男女もまた、寂しい。


イヤなやつらとは対称的に描かれてはいるけれど、


見方を変えれば、彼らもまた、イヤナヤツかもしれない。





漫画だけど、ある意味ブンガクだと思う。


勿論、ズリネタにも出来ると思うが、恥ずかしいのでそれはしないw





勝手に独断(五段階評価) ★★★★☆



夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)/森見 登美彦
¥580
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年末に文庫本が出たので、

既読ですが、

再度購入の上、読み直してみましたニコニコ


やっぱりオモチロイ音譜



来春舞台化されるらしいです。

舞台のこととかはよくわかりませんが、

舞台にも向いた作品かもしれませんね。



敢えて文句を言うとすれば、

ヒロインたる『黒髪の乙女』の天然ぶりが、

女目線からすると、

こういうオンナ、キモーイ、キラーイ、友達にはなれねー

・・・と思わなくもないんですけど。


彼女がこうだから、この物語の世界も生きるわけで。


なので、やはり、黒髪の乙女には、こうあって欲しいですね。




嗚呼、でも実在していたら、間違いなくシメてますね(半分嘘)。




勝手にオススメ度(五段階評価) ★★★★★



不倫の恋で苦しむ男たち (新潮文庫)/亀山 早苗
¥460
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いいか悪いかで論ずるなら一刀両断で 悪 です。


が、それだけで割り切ることも出来ないのが、人間、“男と女”。


この類で悩む女性向け・女性側の意見を述べた書籍は

本屋に行けば山ほどあるけど、

男性側の本音に踏み込んだ本は珍しく、

 (著者は女性なので、あくまで女性視点だけど)

興味もあったので読んでみた。




総じての感想は 『男って弱っちいなぁ』 この一言に尽きる。

これは、既婚ににしろ、独身にしろ、そう思う。


男は弱い、

徹底して弱い。


しかし、読んだ後にそんなに嫌な気持ちにならないのは、

筆者の方の視線が優しいからなんじゃないかなと思った。


勝手に独断評価(五段評価)すると  ★★★☆☆ くらいかな。




以前、この種の恋愛の王道本(?)『愛人の掟』を読んだことがある。


愛人の掟〈1〉 (角川文庫)/梅田 みか
¥560
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この本は、徹底的に女側の視点に立ち、

こういう恋愛をする女性が苦しい思いをしないために

日々心掛けた方が良い点について述べている。


普通の恋愛をする人々にとっても

ためになりそうなことも多く書かれていたけれど。




ふと思いついて久々に読んでみたら。



「なんだ、この上から目線女は。プンプン



怒りすら湧いてきましたよ。




で、少し考えてみて思ったけれど、

そもそも、ここに書いてあるような掟を実行出来るような女なら、

世間一般に『不倫』といわれる恋に堕ちるようなこともないだろう。



この掟の最終章に書かれている言葉には殺意を覚えました。




「この恋が終わったとき、


  あなたは自分が、


    ワンランクもツーランクも


      いい女になっていることに気付くだろう」





うそだ!!!!!



うそですよ!!!!!




慰めとしては最高に便利の良い言葉だと思うが、

その恋を終わらせた当人としては、

いい女になろうがならなかろうが、

愛する男が手に入らなければ一緒じゃないですかね?


ただの言い訳じゃないか。


もしも、

そいうレンアイを終えて、本気でそんなこと考えてる女が居たら、

ノーテンかち割ってやりたいですね。


その人は、そういうレンアイをしようが、しなかろうが、

ハナからそういうくだらない女だったんじゃね?


で、現段階でこの本を五段階評価させていただくと、 ★☆☆☆☆



先に出した本にも似たような記述はあったけど、


『人生を豊かにするため』

『男(女)としての自分を再確認するため』

『男(女)としてステップアップするため』


こういう表現、無茶苦茶きらいです。


ただの言い訳にしか聞こえません。




そんな自己実現の為に、


 大切な人の気持ちを踏みにじるんですかね?



そういうこと前提の恋愛体質ってどうなんですかね?


ケッコン=墓場、っていう言葉の意味わかってるんですかね?


覚悟もなしに安易にケッコンしましたって話じゃね?


(と言ってもわたし、

 結婚経験ないので、そんな大層なこといえませんけどw)


世の中、そういう覚悟もなしに、

いとも簡単にこういう関係に堕ちる輩が多すぎる。


無論、恋というのも事故のようなもので、

事故に遭ってしまったんだから仕方が無いと、

徐々に覚悟を決めていく人々が大半だろう。


寧ろ、

はじめからそんな覚悟して恋をする人なんてのも居ないでしょう。


そういうことわかってるつもりで堕ちてしまう

業のフカーイ人間が、殆どなのでしょう。




  私は、最初から全否定するつもりもないし、

  出来るような立場でもない。


  ただ、線引きをするとすれば、

  ハナから人のものがよく見えるだけの小娘やら、

  自分の立場もわきまえず

  『彼女(彼氏)が欲しいなぁ~』と

  簡単に口に出したり思ったり実行したり出来る既婚者

  のような人に対しては、

  どうしても嫌悪感を覚えてしまう。

  



感情論をダラダラと書いてしまって申し訳ないのですが、

何が言いたいのかというと

不倫に限らず、

相手の何かを一緒に背負えないのであれば

レンアイするべきじゃない。


背負う=結婚(離婚・再婚) でもない。

心の問題ね。


そういう覚悟も心意気も育てられないのなら、

甘い蜜は吸うべきではない。





ちなみに、世の中の既婚男性の8割が浮気経験あり、らしい。



私、実は、昔はバリバリ結婚願望あったんですけど、

こういうの見ちゃうと、やる気なくなっちゃいますね~。


よく独身の友人が

「ケッコン=シアワセ」みたいなことを話しているのを聞くと、

それはそれで胸倉を掴みたいような気持ちになったりする。


だって

「相手が何とかしてくれる」

と思ってるのが丸見えなんですもの。

(女だけでなく、男にもこういうのはよく見受けられる)



そりゃあ夫婦にしろカップルにしろ、

お互いにお互いを支えあうというメリットは大きいけれど、

そういうのは、なんかいやだ。



グダグダ書いてみましたけど、

とりあえず、既婚男性はフーゾクいっときましょう。



無銭優雅/山田 詠美
¥1,470
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今年一発目の読了本は、原点帰りで山田詠美氏の著書。


詠美氏の小説自体、ひっさしぶりぶりに読みました。




保坂和志氏が何かの本で


『良い小説とは、どこから読んでも面白い』


と述べていたことや、


嶽本野ばら氏の半・私小説 『タイマ』での


「どんな映画も小説も、


  それまでの物語があり、その後も物語りは続いていく」


といった内容のくだり。




・・・を、思い出しました。


まさに、主人公の『慈雨』さんにも、


それまでの人生があり、


この物語の後にも


主人公の人生は続いていくんだろうなぁと思わせるリアリティがありました。


続編を望むわけではないけれど、


この後の小説も読んでみたいなと思わせる感じ。





以後、ネタバレになるのですが、


(以下、一部文章色変えてます)


特に、主人公が父親を亡くした後の描写は。


成人後に父親がなくなり、


その後も残された母親と生活している身で感じる、


家庭の空気が変わってゆく様子・・・・・・。


詠美氏の両親がご健在なのかどうかも、


また、彼女が両親と共に過ごしているのかどうかも


  (ご結婚されているのは知ってるけど)、


そういうことは全く知らないのですが、


彼女が、そういう体験をすることなく、


自らの想像力で、


あんなにも現実感を伴って描いているのだとしたら、


やっぱり、彼女は凄い作家サンなんだなぁと思うのです。


自らが経験した空気と、


かなり通じる部分があったので、特にそう思いました。




強いインパクトが残った! 


 というわけではないのですが、いい小説だと思います。





そして、主人公の恋人になる『栄』さん、格好良すぎます。



こんな器の広いいい男、この世の中に居ませんw 

 

 (というのも私が失恋直後だから感じるのかしらんが)



いやいや、こんないい男、やっぱり世の中にはいません。


 (私が知らんだけかもしれんが)



いたらいいけど。



魅力ある『栄』さんのパーソナリティは勿論のこと、


世の中一般的によく言われる通説


『男ははじめての男になりたがり、女は最後の女になりたがる』


男の理想の部分はともかくとして、


女の理想は見事に満たしてますよね。




そうなの、こんな風に愛されたいし、こんな風に育めたら、


他の女性がどうかまでは知らないけれど、


少なくとも私は憧れますね。


だって、私だって最後の女になりたいの。


だけど、それも中々叶わないのが、切ないところですね。


それだけ私自身が未熟なのでしょうけれども。


結論としては、やはりこの作家さん、好きです。


一緒に飲めたらさぞ愉しいであろうと、毎回読むたびに思う。



2008年に読んだ小説。
(主に書籍化されているものを挙げています)


著者敬称略。




★の数で大まかな印象を顕してます。 勿論、独断。


★★★ ・・・ 超おもろかった!ニコニコ

★★  ・・・ 普通、まぁいいんでないのかお

★    ・・・ うーん・・・むっ


★三つと、★二つでも限りなく三つに近いものは画像(リンク)掲載。




鏡餅 一 月 鏡餅


『中陰の花』 玄侑宗久  ★★


『夜色』 山口洋子  ★


『鱗姫』 嶽本野ばら ★★★ 

 鱗姫 (小学館文庫)/嶽本 野ばら
 
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雪の結晶 二 月 雪の結晶


『ミシン』 嶽本野ばら ★★★


 ミシン/嶽本 野ばら
 

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『グランド・フィナーレ』 阿部和重 ★


『月下の恋人』 浅田次郎 ★★


『となり町戦争』 三崎亜記 ★★


『人面瘡』 横溝正史 ★★★


人面瘡 (角川文庫―金田一耕助ファイル)/横溝 正史
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『白夜行』 東野圭吾 ★


『受難』 姫野カオルコ ★★


『ミシン2/カサコ』 嶽本野ばら ★★




おひなさま 三 月 おひなさま


『幻夜』 東野圭吾 ★


『おれは非常勤』 東野圭吾 ★★


『アミービック』 金原ひとみ ★★


『ツインズ -続・世界の終わりという名の雑貨店』 嶽本野ばら ★★

 

 ※前身となる『世界の終わりという名の雑貨店』が秀逸でした。

 (前出・『ミシン』に収録)



『その夜のコニャック』 遠藤周作 ★★


『あなたがほしい』 安達千夏 ★







桜 四 月 桜


『恋愛詐欺師』 岩井志麻子 ★


『カルプス・アルピス』 嶽本野ばら ★★


『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦 ★★★ 

 夜は短し歩けよ乙女/森見 登美彦
 
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『ハピネス』 嶽本野ばら ★★


『うさぎパン』 瀧羽麻子 ★







クローバー 五 月 クローバー


『新釈 走れメロス』 森見登美彦 ★★ 

 新釈 走れメロス 他四篇/森見 登美彦
 
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『屋根裏の散歩者』 江戸川乱歩 ★★


『藪の中』 芥川龍之介 ★





あじさい 六 月 あじさい


『ワンちゃん』 楊逸 ★★


『乳と卵』 川上未映子 ★★


『太陽の塔』 森見登美彦 ★★


『黒笑小説』 東野圭吾 ★★


『わたくし率イン歯ー または世界』  川上未映子  ★


『星に降ちる』 金原ひとみ ★





波 七 月 波


『シシリエンヌ』 嶽本野ばら ★★★


 シシリエンヌ/嶽本 野ばら
 

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『きつねのはなし』 森見登美彦 ★★


『犬女』 中村うさぎ ★★


『下妻物語』 嶽本野ばら ★★★

 下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん (小学館文庫)/嶽本 野ばら
 
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『それいぬ』 嶽本野ばら ★★


『有頂天家族』 森見登美彦 ★★★

 有頂天家族/森見 登美彦
 
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※収穫の多い月だったようです♪※






打ち上げ花火 八 月 打ち上げ花火


『続・下妻物語』 嶽本野ばら ★


『四畳半神話大系』 森見登美彦 ★


『青空チェリー』 豊島ミホ ★


『ロリヰタ』 嶽本野ばら ★★


『雨の塔』 宮木あや子 ★★


『ホルモー六景』 万城目学 ★





お月見 九 月 お月見


『幻想小品集』 嶽本野ばら  ★★


『C級フルーツパフェ』 吉川トリコ  ★


『人間椅子』 江戸川乱歩  ★★★


 人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション(1) (角川ホラー文庫)/江戸川 乱歩
 

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『Presents』 角田光代  ★★


『タイマ』 嶽本野ばら  ★★

 

 タイマ/嶽本 野ばら
 

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『人間豹』 江戸川乱歩  ★★


 人間豹―乱歩〈19〉 (創元推理文庫)/江戸川 乱歩
 

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『ブルーもしくはブルー』 山本文緒  ★★


『グラスホッパー』 伊坂幸太郎  ★★





ハロウィン 十 月 ハロウィン


『怪人二重面相』 江戸川乱歩  ★★


『ブラック・ティー』 山本文緒  ★


『変身』 嶽本野ばら  ★★


 変身/嶽本 野ばら
 

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『残虐記』 桐野夏生  ★★


『きっと君は泣く』 山本文緒 ★★


『イノセント』 中村うさぎ ★★







キノコ 十 一 月 キノコ


『美女と竹林』 森見登美彦 ★★


『月9』 中村うさぎ ★★


『プラナリア』 山本文緒 ★


『おろち』 嶽本野ばら ★★


 おろち―olochi,super remix ver./嶽本 野ばら
 

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『プロポーズはいらない』 中村うさぎ ★★


 プロポーズはいらない/中村 うさぎ
 

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『白河夜船』 吉本ばなな ★






クリスマスツリー 十 二 月 クリスマスツリー


『風の又三郎』 宮沢賢治  ★★★


 風の又三郎 (岩波少年文庫)/宮沢 賢治
 
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『嫌な女を語る素敵な言葉』 岩井志麻子  ★★

 ※短編集。 収録作の或る一編に敬意を捧げて。(表題作は★二つ)


 嫌な女を語る素敵な言葉/岩井 志麻子
 

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『青山娼館』 小池真理子  ★★


『永遠とか純愛とか絶対とか』 岩井志麻子 ★★






さて、2009年です。

2009年も、★三つつけられるような作品に沢山出会いたいと思いますニコニコ