ブログ立て直し週間!という事で、去年準備だけしてアップしそびれてたやつの第二.五弾(笑、オレ的映画TOP10 year end chart 2022 後半戦のTOP4、参ります…!
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針ですが、今回は過去作品メインという事もありそこそこ色々書いてます、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
第4位『チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』 風間太樹監督
秀作BLドラマの劇場映画版、コメディ色が強かったドラマ版に比べるとややシリアス寄りな感じだけど、これはこれで素晴らしかったです。
BLの範囲内ではあるけど、男同士のただ好き!の向こう側をきちんと丁寧に描こう、とする感じがとても良くて、ワタクシもまさかの映画館で号泣してみたり…(苦笑
終盤の展開で結婚式→公園で手繋ぎ、の順番が、日本のゲイ周りを取り巻く空気感をなかなか巧みに、シニカルに表現していてとても秀逸でした、やっぱ同性婚が先でいいのかもね、と改めて…
そいえば、昨年末に公開されたチェリまほのタイ版BLドラマ「Cherry Magic 30」!
キャストはGMMTV四天王の一角「Kiss」シリーズのTay・Newペアで、かのドラマでクズ野郎・ピート役だったTayくんがまさかの出木杉・黒沢(Karan)役です(笑
オレも公開開始後すぐにようつべで1話を鑑賞、安達(Achi)役の白熊・Newくんは相かわらず可愛いし、仏教ネタが絡んだりといい感じにタイナイズされてて面白かったんですが、その後すぐにジオブロされてしまい、本邦では見れなくなってしまいました…(滝汗
どうやら著作権絡みらしいので、配信サイトなんかに来るのも難しそう?なのかな?残念ですね…
第3位『ブラックアダム』 ジャウム・コレット=セラ監督
「シャザム」らDCヒーローの宿敵であるスーパーヴィラン・ブラックアダムを上手に料理してダークヒーローに仕立てた楽しいDCEU最後のエンタメ作品。
そもそもヴィランなだけに、序盤から敵を容赦なく撫で殺しにする殺戮無双アクションが実に爽快、この辺「殺人禁止」の正統派ヒーロー・スーパーマンやバットマンにはできない芸当で、コロンブスの卵的な面白みがあります、まぁ正統派ヒーローファンからはやりすぎ!の声も出てるようですが…(苦笑
ストーリーもDCらしい暗重要素を含みつつも、基本ベースはショタとおっさん、おっさんとおっさん達(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)のほのぼの友情コメディなので取っつきやすく、更にちょこちょこDCEUネタは差し挟まれるものの、関連作品を知らなければ成立しにくくなっている昨今の流れの中では1本の映画として充分楽しめる内容であり、蓋を開けてみればヒーロー映画かくあるべし!感のある秀作エンタメ映画に仕上がってたと思います。
※個人的にはほぼ準主人公ポジションと思いつつ観てたイケショタ・アモン少年ですが、あまりに画像が落ちてなくてちょっとビックリしました…(苦笑
続編も決まって今後のDCUのコアの一本になりえるシリーズになるか?と期待していたのですが、DCの諸々の御家騒動で、いくつも貼られた伏線共々、このシリーズの存在は全てご破算になってしまいました…合掌…(涙
第2位『NOPE ノープ』 ジョーダン・ピール監督
これもなかなかヘンタイな映画ですねぇ、ヒューマンドラマかと思いきやサスペンス?かと思いきやスリラーか?と思わせといてSF?って、やっぱホラー?からの、まさかのKaijuオチ?みたいな…(笑
※登場キャラが一癖二癖ある輩ばっかで良かったです、個人的には微妙にイケてる電気屋さんが好きでした(笑
この方の作品って今までなかなかピンとくるトコまで来なかったのだけども、この映画観て感じたのが、パッと見の二枚目感に惑わされずむしろB級感の良さみを拾ってゆく系?と勘づいて、ああ、こういう事かぁ、みたいな…
どこか居心地の悪い、エグみを含んだ展開がだらだらと続くのだけども、不穏なストーリーと対照的に、IMAXフィルムカメラで撮影されたという、どことなくゴッホの色彩を彷彿とさせる砂漠の田舎町の風景がやたらと美しく、延々と見てられる感じ。
故になるべく高画質メディアでの鑑賞がお勧め、できれば俺もフルimaxの劇場で観たかったなぁ。
※恐怖を演出する道具として可愛く間の抜けたバルーン人形が使われてるあたり、監督の正気じゃない感出てて良かったです(笑
おサルさんに始まる「見る」という行為の重み、「見る」に通じる「撮る」に命をかける男…
まぁわかるのだけれど、決して「全てのピースが綺麗にハマりきって完璧!」という訳ではない、独特のほわっというかゆるっとした感じをむしろ嗜めるかどうか?というあたりが、この作品を堪能できるかどうか?の境界線なのやもしれません。
第1位『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』 ジョン・ワッツ監督
MCU版スパイダ―マンの3作目で最終章、公開前から誰が出るの、出ないのと噂や推測が錯綜、ファン垂涎で待ちに待ったマルチバース・ブームの火付け役になった本作品ですが。
蓋を開けてみると、初代もアメスパも揃いぶみ、の満額回答、トムホくん以外のキャストは普通にしっかりネタバレ禁止を守る、という事がハッキリしましたね…(笑
古来「ヒーローは決して殺人をしない」というお約束がある訳ですが、エンタメを盛り上げる為もあってか近年ではどんどん過激化する傾向にあり、先述の「ブラックアダム」や「スースク2」、「ヴェノム」などのダークヒーローならともかく、なんだかんだで白ヒーローも作中でちょこちょこヴィラン殺しちゃったりしてる訳ですが。
そういう意味でこの作品は「ヴィランを殺さずにどう救うのか?」という王道ヒーロー観の基礎に立ち返り、そこにマルチバースネタを上手に絡めてまとめ上げた秀作ですね。
※映像追加版の「THE MORE FUN STUFF VERSION(エクステンデッド・エディション)」がわざわざ劇場公開されたのは本作の大ヒットを印象付ける出来事でしたが、基本的にこのレビューは劇場公開版を元にしてます。
異世界で殺されたヴィラン達を助ける為に奔走し、最後は世界を救うため自らの存在を消し去るという究極の自己犠牲を選択するという、いかにも最も優しいスーパーヒーロー・スパイダーマンらしい、傑作ヒーロー映画に仕上がっていたと思います。
一応過去作を知らなくてもなんとなくは見れる建付にはなってますが、とことん楽しむにはやはりMCUの関連作品、及びソニー系過去作5本をできる限り観て予習しといた方が良い、というあたりは、単独の映画作品としてはやはり弱点でしょうか?
その分スパイディ・フリークにとっては見所満載で、特にアメスパ2の衝撃のエンディングからの続編打ちきり攻撃で地団駄踏みまっくてたワタクシなどは(苦笑、ピーター3がMJを救うシーンでガッツリ号泣してしまいました…
それにしても、上手にスッキリMCUの世界線からピータ―の存在を消しちゃいましたねぇ…
で、このままトムスパはSSUの世界と合流・移行してゆくのかしら?とか思ってたら、普通に続編はスパイダーマン4(タイトル未定)としてMCU上で予定されてるっぽいですねぇ。
作中でもヴェノムの件はオチ扱いだったし、SSUの今後はちょい心配ですなぁ…
それはそれとして、ホムカミでは端役ながらプロウラーが登場しクイーンズの甥っ子の話をしてましたし、本作でもエレクトロが黒人スパイディの登場を示唆する台詞を吐いてましたので、続編シリーズではかつてはスタークに育てられたトムスパが、今度は父親側に立って2代目スパイディを育てるような展開になるのでしょうか?
※スパイダーバースやゲーム・スパイダーマンシリーズで見られたような、ピーターとマイルズの競演が映画でも見られるでしょうか?
だとしたら、どんなBOYがマイルズを演じる事になるんですかねぇ…楽しみすぎて、鼻血出そうです!
…という訳でオレ的映画TOP10 year end chart 2022 、この年はほぼこの上位の4本で首位を迷ったんですが、蜘蛛フェチの私がノーホムを1位に推さないのもあまりにわざとらしいか?と思い、結局はこんな感じに落ち着きなました…(笑
という訳で、なんとか22年分も終えて残りは昨年、23年分を残すのみ、そちらもまとめてそのうちぼちぼち上げてゆきたいと思います。
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