続・今更!?オレ的映画TOP10 year end chart 2022 10位~5位 | 別冊さとみつ男児【ホグワーツの謎・ドラクエウォーク】

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ブログ立て直し週間!という事で、去年準備だけしてアップしそびれてたやつの第二弾(苦笑、オレ的映画TOP10 year end chart 2022 参ります!!とりあえず前半、10位~5位まで…

 

※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。

 

第10位『パワー・オブ・ザ・ドッグ』 ジェーン・カンピオン監督

 

広義でいえばBL・ゲイ映画枠と言えなくもないこの作品、主演のベネディクト・カンバーバッチがいい味出してます。

 

 

つかゲイホモソーシャルって水と油で全く相容れぬ関係に見えて、実はクローゼットゲイ過剰にホモソーシャル化するパターンあるよね…みたいな線を、西部劇兄弟・夫婦関係など絡めつつサスペンス・ヒューマンドラマにした感じ。

 

面白くなくはないんだけども、結局は同性愛感情を利用してノンケがゲイを殺す話なんで、ゲイ視点で見ると若干モヤる感…(苦笑

 

第9位『トップガン マーヴェリック』 ジョセフ・コシンスキー監督

 

この年最大級のヒット作、上映当初はさすがに全然興味なかったんで劇場には行かず、後から自宅鑑賞したのですが。

 

 

メガヒットしたのも伊達じゃない、古き良き80年代王道エンタメ映画のDNAを見事に引き継いだ戦争アクションで、とっても楽しゅうございました(笑

 

こういう気持ち良く何もない爽快エンタメ!みたいな作品の存在感って、今にして思うと映画界やエンタメ界にとっても貴重だったんだなぁ…とか思いました。

 

 

第8位 『ビリーバーズ』 城定秀夫監督

 

オウム騒動が吹き荒れた90年代の終わりに鬼才・山本直樹氏が描いた漫画を、奇しくも統一教会で揺れたこの年に実写映画化。

原作者の描く性と暴力の危うい境界線のじわじわしたあたりを、なかなか巧みに映像化していたのではないでしょうか?磯村勇斗くん、北村優衣さん主演二人のムラッムラくる臭い立つ演技が良かったです。

 

 

劇中の孤島を取り巻く海の様に、当時はまだ「向こう」と「こっち」の間に有った(と少なくとも当時は思っていた)薄皮一枚の壁が、何か現在では完全になくなってしまったなぁ…という事を、改めて実感させられた映画でした。

 

第7位 『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』 サム・ライミ監督

 

下手すりゃサノスを一人でノシそうな勢いだったワンダ改めシークレット・ウィッチヴィランに回った本作、彼女があれだけ鬼強かったのはみなこの作品の為の伏線だったのだなぁ、と…(笑

 

 

トニー亡き後すっかりピーターのパパ化してたストレンジですが、今作ではいきなり娘・アメリカが爆誕、彼女を守る為に旧友と時限を超えてバトる訳ですが、まぁ全体的に無茶苦茶でオモロかったっす、中でも本編映画でまさかのゾンビ・ストレンジをぶち込んでくるとか、さすがのライミ感…(笑

 

ドラマ「ワンダ・ビジョン」との連続性の悪さを指摘する向きもありますが、個人的にはあの後ワンダが闇堕ちする可能性も十分あるかと思いました。

異世界ネタの範疇ながらも、過去のこちょこちょとしたマーベル作品からのゲストや、いよいよX-MENシリーズの重要キャストが出るなど、今後に対する伏線もビシバシと。

 

 

第6位 『THE FIRST SLAM DUNK 井上雄彦監督

 

言わずと知れたあのバスケ漫画の映画化作品で、主役はまさかのリョーちん

 

公開前は旧アニメ版からのキャストの変更などでかなり叩かれてたようですが、蓋を開けてみれば大好評、’23の最大級ヒット作品に…(オレ自身は年末に観たので、’22枠に含めました)

 

 

正直、今の日本のシステムでは漫画原作のアニメ作品はほぼほぼ原作漫画の二次創作みたいなもんで、なのに一度アニメ化されるとむしろそっちの方が本家面され始めちゃって原作ファンモヤる(苦笑、みたいなのはまあよくある風景なんですけども、そういう意味でこの作品は漫画家本人がアニメ化に大きくかかわる事により、漫画のアニメ化という事象に対しかなり正解に近い一つの形を示せた貴重な作品になったと思います。

 

 

幻の山王戦、そして衝撃的なエンディングを迎えた原作にショックを受けた当時のファンにとっては、今作品のささやかな後日談が何かたまらん、きゅっと慰めになったのではないでしょうか…?

 

第5位 『ドント・ルック・アップ アダム・マッケイ監督

 

人類滅亡というディープなテーマを扱いながら、終始シニカルな笑いが散りばめられたブラックコメディSF、しかもそのユーモアが黒すぎてほぼほぼ笑えないという…(苦笑

 

 

おバカ歌姫役がアリアナ・グランデっぽくてコレいいのか?と思いきやまさかのご本人だったり、町のチンピラ役でティモシャラくん出てたりと、キャストも地味に豪華でそこは素直に笑える?(苦笑

 

SFというツールを使い現代社会のあれやこれやを皮肉る感じがなかなかに秀逸、それにしてもトランプ前ならストリープ演じるアホ大統領のキャラ立てがやりすぎと思えてたかもだし、コロナ前なら滅亡を前にした世間のおバカな反応もねーよ!って、なってたやも?事実は小説より何たら…

 

そして、これだけ糞ミソだらけのクソムービーにもかかわらず、観終わった後の異常な爽快感は何なんだろう…?

ある意味で、前出の「トプマヴ」あたりに負けない秀作どエンタメ作品なのかもしれない…

 

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今更!?オレ的映画TOP10 year end chart 2021

オレ的映画TOP10 year end chart 2020 第1位

オレ的映画TOP10 year end chart 2019 第1位

オレ的映画TOP10 year end chart 2018・第1位