タイBLブーム箸休め鑑賞、今回は韓国製BL~ゲイ映画を何本か鑑賞。
※当ブログの映画感想系記事は、基本的にモロネタバレは避ける方針で書いておりますが、感想上必要な範囲内で物語の核心に触れたり触れなかったりしますので、その辺ご了承の上お読みくださいませ。
『 Wish you ~僕の心の中、君のメロディー』
音楽事務所で働くバイトくん・サンイは、路上パフォーマンスをするギター青年・インスに一目惚れしてしまい、彼と彼の音楽に夢中になる。
プロデビューが決まったインスのお目付け役に任じられたサンイは、編曲の才を見出され、音楽家の相棒としても彼をサポートしてゆく事に。
順風満帆に思えた二人に、突然のデビュー中止の報がもたらされる…
私にとって初めての韓流BL、BL部分じゃない部分の事務所どうの、デビューどうの、みたいな設定も、割としっかり目にそれっぽく整えられてる感じですね、それっぽいだけでシナリオ的には割とスカスカなんですけど…まぁそいういうのはスカスカでもいいんですけどね、BLだから。(笑
その点でいえば終盤、行方不明前後のインスの心境の動きを、もうちょっと丁寧に描いて欲しかった気がします。
普通に考えれば、インスをサンイが見つ出すパターンでも良かったと思うんですが、なんでそうしなかったんだろう…尺が足りなかったのかしら?
この作品でとっても良かったのは、序盤インスの動画演奏に合わせてサンイが自身のキーボードアレンジ+ハーモニーを重ねるシーン、音楽好き同士の恋のシーンとしてはかなりの珠玉感ありました。
このシーンが、エンディングの二人並んでのライブシーンに上手に重なっていて、キレイはキレイなんですが、ちょっと物足りない。
どうせならこの演奏が大々的に動画配信されて、ラストに二人がキス、演奏に加えそのラブラブっぷりも含め世界中で話題になり大ブレイクしちゃう、くらいまでやってもらいたかった!とか思いました…(笑
ちなみに、私が観たのはドラマ版に追加シーンを加えた映画版の方です、現在ネトフリなどで鑑賞できます。
『Long time no see』 カン・ウ監督
凄腕の殺し屋・ジスは、匿名でネットBL小説を書いていた。
ある日彼は、小説の大ファンである腐男子・ギデとリアルで出会う事になるが、二人は瞬く間に恋に落ち、熱く体を重ねてゆく…
だが二人の間には、殺し屋としてのジスの立場が暗い影を落とすのであった…
韓流ハードボイルド風アットホームBL映画という趣か?
殺し屋がBL書いてる時点でお察しなのだが、その割に結構な勢いでハードボイルド感出してくるのよね、何だコレ(笑…尺が短いのもあってストーリーなんかは正直ペラッペラなんですけど、意外とこれはこれでいいんでは?という後味。
チョイクセあるけどギデ君がとっても可愛いんで許すよ、何もかも…(笑
表の顔も裏の顔もそれぞれちゃんとそれっぽくて、このヨン・スンホくんとやらなかなか達者だなぁ、と思いました。
二人の初体験のシーンがあまりに素晴らし過ぎた、ゲイ同士のセックスってリアルだと割とこういう感じよね(笑…それにしても欲しがり過ぎ、慌て過ぎだけども、こいつら…
明けて翌日のお代わりとの対比も非常に良かった、この流れだけで観とく価値があった感のある作品です…
そもそも韓流はあまり観た事ないんだけど(最近ネトフリなんかで観はじめたレベル)なかなかトチくるってるの多くて良いですねぇ。
ハリウッドモノ飽きた時に欧州モノ観た時の感じに似てる?
それにしてもこの二本、本筋の大したことなさに比して、なんでかしっかり印象に残るシーンがあったりして、その辺の匙加減がエンタメ大国の妙なのかなぁ、とか思いました。
それでも自分的には、タイBLの謎の衝撃派には届かない感ありますね~なんなんだろう、タイBL…
【好きなコロッケ教えて!】
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