【映画】『スパイダーマン: スパイダーバース』 ペルシケッティ、ラムジー&ロスマン監督 | 別冊さとみつ男児【ホグワーツの謎・ドラクエウォーク】

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ようのやくので『スパイダーマン:スパイダーバース』が我がブログに登場です!

 

と言っても、実は「アリータ:バトル・エンジェル」と一緒に既に3D字幕版で観ていたのですが、ブログを書く前にもう一度見たいなぁ、と思い、先送りに。

という訳で、今月のファーストデイ、「キャプテン・マーベル」と一緒に2D吹替版で二度目の鑑賞…(笑

 

先日のブログで、ハリウッドはアニメになった途端に子供っぽくなりがちなので心配、みたいな事を書いたのですが、で、実際にかなり子供向けな作りの映画だったのですが。

その子供向け感が、アメコミ感を強調する演出&斬新な画作りとマッチしていてむしろアート寄りに小気味良く昇華、完全に王道のヒーローものエンターテインメント・ムービーでありながら、高い芸術性も共有しているという、アメリカン・ポップアート感溢れる佳作アニメに仕上がっています。

 

その分、日本語吹替で観た場合、日本の声優のジャパニメーション感あふれるアニメ演技と、画面中に飛び交う書き文字の多くが日本語に差し替えになっちゃうので、アメコミ風醍醐味感が激減する恐れあり。

とは言え、吹替版の上映では大勢の子供達がきゃっきゃと笑いながら楽しそうに観てて、これはこれでいいのかも?とも思いましたが。

 

本作は今年のアカデミー賞長編アニメーション部門を受賞してますが、対抗作が「未来のミライ」あたりではなく「千と千尋の神隠し」級の作品だったとしても、この作品相手だと負けてたかも。

 

 

本作の主人公は二代目スパイディの黒蜘蛛小僧マイルス・モラレス

彼が、師匠になるはずだった初代ピーター・パーカーの死を乗り越え、そして別の次元からやってきた中年P.B.パーカーや、スパーダー・グウェンペニー・パーカーらスパーダー・チームとの共闘を通して成長していく様が描かれます。

 

まずマイルスがカワイイ

オープニングで歌ってるトコからしてまずかわいいし、テーンエイジャーらしい心も体も未成熟な感じがかわいいです。

そして、グウェンもムッチャカワイイ

本来はピーターやMJと同年代のはずですが、今作ではマイルスの同世代の設定で若干若い目です。

並行宇宙ネタなので割と何でもありな感じですね。

 

同世界ピーターのイケメンっぷりと、B.パーカーのくたびれおっさんっぷりの対比も面白いですね。

興味深く思ったのが、ピーターの過去の活躍が基本的に初代実写映画マグワイア版のがモチーフになってた点…ガーフィールド版アメイジングシリーズは黒歴史化されちゃうの?、みたいな…(苦笑

メイ叔母さんの影番っぷりも良いです。

 

ただしペニー・パーカーのジャパニメーションっぷりはやや画竜点睛を欠く感が無きにしもあらずで。

凄く頑張ってるのだけど、あくまでもジャパニメーション「」に終わってる感が気になっちゃうですよね、特にアメコミパートが完璧だっただけに。まぁ、日本のアニメに思い入れがなければ気にならない範囲かもしれませんが…

 

 

といか思いつつ、ネットググってたらペニーのアメコミ風のビズデブ(コンセプトデザイン)を見つけたんだけど、これがゲロ可愛くて

個人的には、こっちのペニーで見たかった気がします。(笑

■ The Art and Making of Spider-Man: Into the Spider-Verse

 

そりゃ、「これくらいのアニメ表現、ジャパニメーションだってとっくに…」とか言いたくなる感がなきにしも非ずなのですが、結局、こうしてスパイダーマンというパワーコンテンツ90億とかかけてフィードバックされちゃうともうぐうの音も出ない訳で…

 

まだ今年も序盤ですが、この作品は間違いなく19年のオレ的映画No1候補ですね。

逆に言えば、これからこの映画を超える作品が出るかどうか、楽しみになってきたとも言えます。

 

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